《メイドの鈴木さんは僕にをした》第2話:登校

奈緒「ぼっちゃま起きてください朝ですよ!起きてください!」

朝は鈴木さんの聲で起きる。もうこれを何続けているだろうか。わからなくなるほど俺は鈴木さんに起こしてもらってるんだな。

湊「もう朝か…鈴木さんおはようございます」

奈緒「おはようございますぼっちゃま!今日から學校ですが準備はなさいましたか?」

そうか今日は月曜日か。休日は何故かすぐに終わるから月曜日が恨めしくなるな。

奈緒「ぼっちゃま。今朝はごはんとパンどちらがよろしいですか?」

湊「んー昨日はパンだったから今日はごはんでお願いします」

奈緒「はい!かしこまりました!」

朝食はご飯・味噌・納豆か朝から味噌を作るなんて大変じゃないのかと味噌をすすりながら思う。

湊「鈴木さんはいつも何時に起きてから仕事を始めるんです?」

奈緒「えっと、ぼっちゃまが7時ごろに起きられるので私は6時ですね」

湊「鈴木さん大変じゃないですか?きつかったらそんなに無理しなくて起きなくても」

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奈緒「いえ!私は私が好きで早起きをしてご主人様であるぼっちゃまに快適な朝を迎えられるようにしてるだけです!」

鈴木さんはとても頑張り屋な人だな。鈴木さんがの回りのお世話をしてくれるだけでどれだけ謝してることだろうか。

奈緒「そんなこたやりもぼっちゃま早く朝ごはんを食べないと遅刻しますよ!」

!!!

ヤバイもうこんな時間か!変なことを考えてたら家を出なくてはいけない時間になってしまった。

奈緒「ぼっちゃま!鞄なら私が玄関に置いているのでもう出られますよ!」

湊「ありがとう鈴木さん…じゃなかった奈緒さん!」

奈緒「いえ!ぼっちゃまのお世話をするのがメイドの務めですので!」

心配されたことが嬉しいのか鈴木さんはとてもかわいい笑顔をした。鈴木さんはきっと學校ではかなりモテるタイプだろう。こんな笑顔を見て何とも思わない男はこの世に存在しないだろう。

奈緒「ぼっちゃま行きましょうか」

湊「行きましょうか奈緒さん」

休み明けの學校。しだるい気分もするが友達とかに會えると思ったら気分は自然と前向きになる。

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奈緒「ぼっちゃま今日のお晝は私と一緒に食べませんか?」

鈴木さんが晝食のおいをしてきた。一緒に食べたいのは山々だけどうちの學校の校則では晝食やお菓子などの軽食は自分の教室で食べるようになっている。

湊「奈緒さん知っているでしょう?學校の校則で教室以外で食べれないんですから無理ですよ」

奈緒「えーぼっちゃまは私との晝食よりも校則を守るほうを優先するんですか?」

湊「當たり前です。俺だって停學は食らいたくはないですから」

奈緒「えぇー學校なんて糞くらえですねぼっちゃま?」

湊「の子が糞なんて言ってはいけません」

今のはちょっと差別的発言だっただろうか?でも俺の気持ちとしては鈴木さんみたいな綺麗な容姿の人には糞なんて汚い発言はできるだけ発言するのはし遠慮してもらいたい。

キーンコーンカーンコーンー

男子A「おはよう有森!今日もあの綺麗なメイドさんと一緒に來たのかw?」

湊「?…あぁ鈴木さんのことまぁ一緒に住んでるから登校するのは同じ時間だけど」

男子B「くっそー!いいなぁーあんな綺麗な人と二人だけで暮らすなんてラブコメの主人公かよ」

子A「湊君ってあのメイドさんと付き合ってたりするの?」

湊「その…まぁ付き合ってるの…かな?」

子軍団「キャー!やっぱりメイドさんと付き合ってるってー!えぇもっと話聞きたい!」

はぁ…大月曜日の朝は俺と鈴木さんとの関係や鈴木さんと休みの間何をしていたのかと質問攻めだ。しかし俺と鈴木さんはそんな皆が思ってるほどのことはしたことはないな。

男子A「でもよ金持ちでメイドがいる家って有森だけじゃないんだよな」

こいつの言う通りだ。メイドがいるのは俺の家だけじゃない。それはこのクラスの子で超お嬢様でハーフの…

???「皆Good morning今日もいい天気ね」

こいつだ。こいつの名前は金沢エリナかなざわエリナ。俺のない馴染の一人で金沢菓子メーカーの超大手お菓子會社のご令嬢だ。

エリナ「あら、湊おはよう。今日も奈緒さんと一緒に登校してきたの?」

湊「まぁね。そういうお前こそマリアさんとは一緒じゃないのかよ?」

マリアさんとはエリナの専屬メイドで俺とエリナの馴染でもある。でも今はそのマリアの姿が見えない。エリナと一緒じゃないんだろうか?

エリナ「マリアなら今日風邪で來られないのよ」

湊「そうなんだ。じゃぁ俺の代わりにお大事にって伝えといて」

エリナ「わかったわ。マリアによろしく伝えとくわね」

先生「はーい皆席についてー!ホームルーム始めるわよー!」

もうホームルームの時間かよ。くそっ面倒だな。

ーーーー

キーンコーンカーンコーンー

ふぅ。やっと午前の授業が終わった。これで晝飯を食える。

エリナ「ねぇ湊。一緒にお晝食べない?」

湊「ん?いいよ別に。一緒に食べようか」

エリナのほうから晝食を食べようとってくるなんて珍しいな。いつもはマリアと食べてるのに。一人で食べるのがさみしいのかな?

エリナ「ところで湊…」

湊「何?」

エリナ「その…あいつとは際してるの…?」

湊「鈴木さんのこと?まぁ…付き合ってはなくはないかな?」

エリナ「何よそれ…」

どうしてそんなことを聞いてくるんだろう?小さい頃からいつもいるけどマリナがこんな顔をするのは中學生頃からするようになったよな。

もしかしてマリナは鈴木さんのことがあまり好きじゃないのかな?

奈緒「ぼっちゃまー!一緒にお晝食べましょう!」

男子A「おい!あれって有森の人じゃねぇの!?」

男子B「うわーっスッゲー人だぞおい!」

子A「一緒にお晝だってー!」

子B「キャー!素敵ー!青春よー!」

鈴木さんが現れた瞬間クラスではピンクの聲が湧き出てきた。だから來るなと言ったのに…

湊「朝に言ったでしょう?校則で晝食は教室限定になってるって」

奈緒「いえ、ぼっちゃまと私の関係に校則もへったくりもございません!さ、食べましょうぼっちゃま!」

湊「はぁ…今日だけですよ?そっちに空いてる席があるんで座ってください」

エリナ「…」

奈緒「これはこれはエリナ様ではございませんか。お久しぶりです」

エリナ「お久しぶりですわね奈緒さん。相変わらずお元気そうで…」

奈緒「はい!元気とぼっちゃまをする気持ちだけが取り柄ですから!」

湊「ちょっと!あまり外でそんなこと大聲で言わないでくださいよ!」

奈緒「もうぼっちゃまったら照れないでくださいよ!///」

ーーー

奈緒「じゃぁぼっちゃま放課後一緒に帰りましょうね!私校門前で待ってますから!」

湊「はいはい。わかりましたから早く教室に帰ってください…」

やっと鈴木さんが自分の教室に戻ってくれた。

エリナ「…」ブッスー…

エリナがとんでもなく不機嫌そうな顔をしている。昔はそんな顔をしなかったのにエリナは変わったな。

湊「エリナどうしたの?鈴木さんと何かあったの?」

エリナ「別に!私もう戻るね!」

エリナは怒りながら席を離れていった。こういったことは別に初めてのことじゃないが高校生になってから俺たち馴染たちの関係はギクシャクしている…

ーーー

奈緒「ぼっちゃまー一緒に帰りましょう!」

晝休みに晝食を食べに來た鈴木さんは今度は一緒に帰ろうと言いに來た。

湊「準備はもうできているんで行きましょうか」

鈴木さんは帰りながら今日自分のクラスで起きたことをとても楽しそうに話していた。それでも俺の頭の中をよぎるのはエリナのあの顔だった。

奈緒「ぼっちゃまどうしたんですか?私のことが好きすぎて一秒も目を逸らしたくないって顔をしていますけど?」

湊「全くそんなことは思っていないんですが今日エリナの様子がおかしかったんで…」

奈緒「エリナ様がですか?私は特に何とも思いませんでしたが」

確かに周りから見たらわかりにくかっただろう。でも確信があった。エリナは俺と鈴木さんが話しているのを見て黒いのない目で見ていた。今まではそんなことはなかったのに…

奈緒「エリナ様はもしかして私たちにヤキモチしていたんじゃないでしょうか?」

湊「ヤキモチですか…ん?ヤキモチですか?何の?」

奈緒「もうぼっちゃまったら言わせないでくださいよ!勿論私とぼっちょまの仲に決まってるじゃないですか!」

そういうことか…多分そんなことじゃないと思うが鈴木さんがいる時にだけ怒ってる気がするから一応視野にれとくか。

奈緒「ところでぼっちゃま…」

湊「何ですか奈緒さん?」

鈴木さんは何かを期待しているのかずっとモジモジしながらこちらを見て話そうとしている。お手洗いにでも行きたいのかと聞いてみたいがあまりにもデリカシーがなさすぎると思うので言わないでおくが。

奈緒「私が作ったお弁當はおいしかったですか?実は今日のおかずにれたムニエル失敗したんです…」

あのムニエルか。々いつもよりが濃かった気がするが全く問題がなかったと思うが。というか今日のお弁當もとてもおいしかった。

湊「特に変わったとこはなかったと思いますけど何を失敗したんですか?」

奈緒「焼く時間が々長かったので焦げてないか心配だったんです…」

何だそんなことかと心の中でホッとするが鈴木さんの中ではかなり心配なことみたいだからここは安心できる言葉を選ばなくては…

湊「奈緒さんしぐらい料理を失敗したからってあまり気にしないでください。奈緒さんは普段から事を完璧にこなしているんですからたまの失敗くらいで落ち込まないでください。そもそも俺は奈緒さんの料理はどんなものだろうと殘さずに食べて見せます」

かなりくさいセリフではあるがあの鈴木さんなら喜んでくれるだろう。

奈緒「ぼっちゃま///その、私はとても嬉しいです///」

鈴木さんは俺のくさいセリフでも喜び嬉しがってくれる。この鈴木さんの笑顔は俺だけのものにしておきたいと思った。

奈緒「さ、ぼっちゃま早く帰って夕飯の準備をしましょう!」

湊「はいはい」

○月○日

今日から學校なのでぼっちゃまと一緒に登校しました。

朝のお弁當作りでムニエルを焼く時間を失敗してしまいが濃くなってしいました…

ぼっちゃまにバレるかなと思いつつも一緒に食べたかったのでぼっちゃまの教室まで行って食べました。

そして今日はエリナ様も晝食を一緒にしました。

晝食の時のエリナ様の私に対する態度で理解しましたがエリナ様はきっとぼっちゃまのことが好きだと思いました。

これはまだ勘のようなものですが私のぼっちゃまを取られないように心掛けるとします。

帰りにぼっちゃまにもエリナ様のことを聞かれたのでぼっちゃまには軽く話しましたがわかってもらえてるかまだわかりません。

ですがぼっちゃまの彼として全力で盡くしたいと思います!

あ、あとぼっちゃまにお弁當の話をした時に『奈緒さんの作ったものならどんなものだろうと殘さずに食べて見せます』と言われました///私ったら舞い上がってうまく返事ができませんでした///

今回はここまでです。

學校のテストがっていたので投稿するのが遅れてしまいました。

申し訳ありません。

次回からはもうし早く投稿できるように努力します。

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