《メイドの鈴木さんは僕にをした》第3話:放課後

奈緒「ぼっちゃまー!一緒に帰りましょう!」

男子「おい、有森メイドさんがお迎えに來たぞー」

ホームルームが終わった直後に俺の教室まで走って來た上級生がいた。その人はうちのクラスでは知らない人はいない人鈴木さんである。

湊「靴箱のことで待っててくださいって言ったじゃないですか。何でわざわざ教室まで…」

奈緒「それは〜ぼっちゃまに一秒でも早く會いたかったからに決まってるじゃないですか〜」

なぜいちいちばす?簡潔に述べればいいものを恥じらいがあるのか語尾をばしながら話す鈴木さんはこちらをニヤニヤしながら見てくる。

湊「ま、ニヤニヤしてるのは鈴木さんだけじゃないか…」

そう。この環境下でニヤニヤしているのは鈴木さんだけじゃない。それはクラスの9割の男だ。

高校生というものは自分のだけでなく他人のにも興味津々な時期であるので俺と鈴木さんが二人で話しているとニヤニヤしながら見てくるのだ。非常に鬱陶しい。

エリナ「湊!」

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マリア「エリナ様そんな大きい聲を出しては…!」

湊「あ、エリナにマリアどうした?っていうかマリアはもう風邪の合はいいの?」

いきなりエリナとマリアが俺たちに話しかけてきた。マリアは昨日風邪で休んでいたので久しぶりに會うな。

マリア「ご心配をおかけして申し訳ございません。もうのほうは元気を取り戻しているので今日からは普通に過ごせてます」

港「そう。ならよかった」

エリナ「ちょっと何二人だけで盛り上がってるのよ!」

エリナはとても元気のいい突込みをしてくる。マリアの心配をしただけでここまでの突込みをすのには何かわけがあるのか?

湊「で何か用?呼んだみたいだけど」

エリナはスクールバッグから何かのチラシを取り出してきた。よく見るとそのチラシの容は最近駅前にオープンしたファーストフード専門店のチラシだ。

エリナ「湊、放課後暇ならここについてきなさい。朝刊にクーポン券がってたからあげるわよ」

湊「俺は別にいいけど鈴木さんも一緒でもいい?」

流石に馴染と行くのに鈴木さんだけ連れていかないのはかわいそうだろう。ただ、エリナは最近鈴木さんに対しての表がよくない。

エリナ「別にいいわよ。馴染だけで行くんだから奈緒さんだけ連れて行かないのは悪いし」

奈緒「本當ですか!?やったー!エリナ様ありがとうございます1」

エリナ「あぁもう!わかったから離れなさい!」

良かった。今日は機嫌が悪くないみたいだ。鈴木さんも喜んでいるし萬事OKだな。

ーーー

奈緒「さぁ著きましたよ。ファーストフード店『アラスカ』!」

俺たちが來たファーストフード店『アラスカ』は私営で行っている店でありながら和洋中華以外にもコーヒーやパフェもある。まとめるならばカフェとレストランが集まったような店だ。

エリナ「そんなこと言わなくてもわかっているわよ…」

マリア「奈緒さんはいつもお元気ですね」

奈緒「はい!元気とぼっちゃまをすることだけが取り柄ですので!」

エリナ(………)

子の他のない話がある中俺は自分の頼みたい品を選んでいる。小さな店でありながらかなり多くの商品があるのですごく迷う。

奈緒「ぼっちゃまは何を選びますか?」

湊「んーこの『抹茶パフェ(コーヒー付き)』にしますかね」

マリア「フフッ…湊さんそれじゃ飲み関係だらけの商品ですね」

俺が変わった?商品を選んだためマリアはし笑みを浮かばせた。マリはかではないのでこう笑った時はマリアにとってとても面白いことなんだろう。

奈緒「じゃあ私もぼっちゃまと同じやつ選びます!」

エリナ「!!ちょっ…なら私たちも同じやつにするわ!いいでしょマリア!?」

マリア「えぇ私もですか!?」

なぜわざわざファーストフード店に來てまで全員同じ商品を選ぶんだ?俺は三人の會話に苦笑しながらも店員にメモを取ってもらう。

奈緒「おぉ!結構おいしそうですね抹茶のいい匂いがしますよぼっちゃま!」

屆いた抹茶パフェはとても標準的な合いと匂いだ。味も甘味の中にある苦さがとても癖になってしまう。とても味しい今度は一人で來てじっくり味わってみよう。

エリナ「何言ってんのよ!私のほうがいい匂いに決まってるじゃない!」

湊「どっちも同じだよ…溶けるといけないから早く食べよう」

パフェが屆いたかと思えばやれどちらが上手いかとかやれどちらがいい匂いかなど同じ商品なのにつまらんことで爭いあっている。

だが、まるでこれは昔の俺たちに戻ったみたいだ。とても懐かしくじるな。

マリア「どうしたんですか湊さん?」

湊「あ、いや、別に何もないよ」

昔のことを思い出したら自然と笑みが出てしまった。マリアは不思議そうに俺の顔を見ている。

エリナ・奈緒「ぼっちゃまどうしたんですか?(湊どうしたの?)」

湊「何でもないって。ただ昔のことを思い出しただけだよ」

エリナ「昔って奈緒がまだメイドになる前の私たち?」

湊「まぁね、昔もこんな風にみんなで集まって遊んでたじゃない?」

マリア「そんな時期もありましたね~」

みんな深々と思い出に浸っている。今となっては部活や勉強でなかなか全員集まる機會がないから遊べないけどたまに集まれるこういう日が本當に楽しいな。

奈緒「では、今度みんなでどこかに出かけましょう!できれば泊りがけのプチ旅行で」

鈴木さんが珍しくまともな提案をしてきた。旅行かたまにはいいかもしれないな。でもどこへ行こうか。

エリナ「旅行に行くの?じゃあどこにするか決めないと」

マリア「ではみなさんどこに行きたいですか?場所さえ決まればその場所のことについて私が調べておきますけど」

おぉ!流石マリア。こんなところはとてもしっかりしている。多分友達の中でとても頼りがいのある人だろう。

エリナ「私はアメリカへ行きたいわ!それでついでにおばあさまにも會いたいし」

湊「プチ旅行って言ったでしょう?そもそも金持ち目線で基準つけるな」

エリナほどの大金持ちになると金銭覚がおかしくなる。俺の家も金持の部類一応にるがエリナの家とは規模が違う。それに比べてうちは國家公務員よりもし年収があるくらいだからアメリカにでも行こうものなら父さんたちになんて言われるか…

奈緒「私は溫泉がいいですかね。草津なんていいじゃないですか?」

湊「草津溫泉か。いいかもしれませんね」

エリナ「…!湊溫泉もいいかもしれないけど軽井沢に行かない?私の別荘に全員で行けば楽しそうじゃない???」

湊「んー軽井沢かそっちもいいな。どうしようか」

溫泉でも心もほぐすか。それとも軽井沢で遊ぶか。どっちにしても楽しいことに変わりないが軽井沢のほうが宿泊費が浮くから違うところで遊べそうだな。

マリア「?…エリナ様、確か軽井沢の別荘は今改裝中ではありませんでした?まだ始めたばかりなので宿泊できるほど改裝は進んでいないと思いますが…」

エリナ「はっ…!いけない忘れていたわ!そうだったわね…じゃあ」

奈緒「溫泉ということでいいですかぼっちゃま?」

ん?俺的には全く構わないがなぜ俺に判斷をゆだねる?行くのはみんななんだから一人ずつ意見を言えばいいんじゃないのか?

湊「俺は別にいいけどみんなはそれでいいの?」

奈緒・エリナ・マリア「はい!・うん!(ぼっちゃま・湊と一緒に行ければどこでもOKです!)」

みんなの意見が一致して旅行先が草津溫泉に行くことになった。しかしまだいつ行くかが決定していないのでいまのところ保留ということで。

エリナ「じゃあね」マリア「また今度みんなで來ましょうね」

湊「そうだね。また今度で」奈緒「その時は溫泉旅行のことも考えましょう」

ーーー

奈緒「いやぁー楽しかったですね」

湊「久しぶりにみんなで集まりましたからね。本當に楽しかったです」

帰り際に今日のことを楽しそうに鈴木さんが話す。よほど楽しかったのだろう。鈴木さんは笑顔でパフェのことを話したりみんなで行く溫泉旅行について話している。

湊「奈緒さん…」

奈緒「何ですかぼっちゃま?」

湊「またこんな風にみんなで集まれるといいですね」

奈緒「……はい!」

鈴木さんは俺の言いたかったことがわかったのだろうか。それはわからないが伝わったことをいのろう。みんなで集まれる日はあまりないのだから。

奈緒「あ、そうだぼっちゃま」

湊「何ですか?」

奈緒「今度の休みの日にショッピングモールに行きませんか?ほしい服があるんですよ。買いが終わったらお店を出て違う場所に行ってもいいですし」

湊「いいですよ。何曜日にしますか?」

奈緒「じゃあ土曜日に行きましょう。土曜日は何かイベントがあるみたいですし」

今度の週末は鈴木さんとのショッピングの予定がった。本當はエリナが好きそうな本を見つけたからいかったんだけどまぁいいか。

ーーー

エリナ「はっくしょん!…あぁーいきなりくしゃみが出たわ」

マリア「エリナ様風邪ですか?早く家に帰らなくては」

エリナ「いや、風邪みたいなくしゃみじゃないわね。何か噂されたようなじだったわ…」

マリア「お気をつけくださいね?今年の風邪はタチが悪いそうですから」

エリナ「えぇ。帰ったら薬でも飲むとするわ」

「メイドの鈴木さんが僕にをした」を読んで頂きありがとうございます!

こちら側の不備があり保存したと思っていた文章が一部消えていた狀態で投稿してしまっていました…申し訳ございません!

次回からは不備の出ないよう再発防止に努めますので今後もご読ください!

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