《監から始まるって怖くね?》ふぁっ?
 「アーラーターン♡眠れた?昨日は凄かったね♡」
「...寢相だろ」
「まぁ...そうだけどさぁ、ねぇキスしてくれない?」
「ダメだって」
「なんで?なんでなの?」顔を下げて彼が何かと手に取る
「痛っ...え?」腹にハサミが刺さってる...?
「痛い痛い痛い痛い痛い!!!」転がり回るように痛みにたえる
チュッ
「おはようのキス...しちゃった」
腹にハサミが刺さっていてもキスは心地よかった、舌をれてきて絡めてくる
手をに當ててみる、なんだこれなんだこれキスしてしまったのかやばい...ヴェールに殺されるんじゃないか?
「あーズルいよルージュ!」
「この子は私のよ」
なんだ...このデジャブは
「アラタンは私が好きなんだよね?」
ハサミをぐりぐりしてくる
「痛っ...あ、あぁ」
「って言うわけで結婚するから」
「え?ここは...?」
「ここはって結婚式場でしょ?」
は?なんだ?おかしいぞベッドから一瞬で結婚式場に変わった?ぞ?
「どうしたの?」
おかしいおかしいおかしい...頭が狂いそうだ
「うわぁ!」ベッドから飛び起きる心臓が早い...も熱い...汗でくだくだ、気持ち悪いな、しかも夢オチ....でもキスは気持ちよかったな
「どうしたの?新君」
「いや...ちょっと怖い夢...見てさ」
「そっか」
「アラタンうるさいなぁもう」
「は、はは、あはははははは」
ルージュとヴェールが見つめあって首を傾げあう
こんな平和なのかここは...安心したわ
こんなに贅沢しても監ってことにまだ恐怖をじているのか...
可い2人を抱きしめて、
「よし、監生活を始めようか」
後は野となれご令嬢!〜悪役令嬢である妹が婚約破棄されたとばっちりを受けて我が家が沒落したので、わたしは森でサバイバルすることにしました。〜
「すまん、我が家は沒落することになった」 父の衝撃的ひと言から、突然始まるサバイバル。 伯爵家の長女ヴェロニカの人生は順風満帆そのもの。大好きな婚約者もいて將來の幸せも約束された完璧なご令嬢だ。ただ一つの欠點、おかしな妹がいることを除けば……。 妹は小さい頃から自分を前世でプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢であるとの妄想に囚われていた。まるで本気にしていなかった家族であるが、ある日妹の婚約破棄をきっかけに沒落の道を進み始める。 そのとばっちりでヴェロニカも兵士たちに追われることになり、屋敷を出て安全な場所まで逃げようとしたところで、山中で追っ手の兵士に襲われてしまった。あわや慘殺、となるところを偶然通りかかった脫走兵を名乗る男、ロスに助けられる。 追っ手から逃げる中、互いに惹かれあっていく二人だが、ロスにはヴェロニカを愛してはいけない秘密があった。 道中は敵だらけ、生き延びる道はたった一つ。 森の中でサバイバル! 食料は現地調達……! 襲いくる大自然と敵の兵士たちから逃れながらも生き延び続ける! 信じられるのは、銃と己の強い心だけ! ロスから生き抜く術を全て學びとったヴェロニカは最強のサバイバル令嬢となっていく。やがて陰謀に気がついたヴェロニカは、ゲームのシナリオをぶっ壊し運命に逆らい、計略を暴き、失われたもの全てを取り戻すことを決意した。 片手には獲物を、片手には銃を持ち、撃って撃って擊ちまくる白煙漂う物語。 ※この物語を書く前に短編を書きました。相互に若干のネタバレを含みます。またいただいた感想にもネタバレがあるので読まれる際はご注意ください。 ※続編を別作品として投稿しておりましたが、本作品に合流させました。內容としては同じものになります。
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