《悪役令嬢は趣味に沒頭します》1 プロローグ

私は、リリア・エルディーナ

5歳 。エルディーナ公爵家の長

髪は銀、目は紫の気の強そうなつり目。

兄弟はお兄様が一人

お兄様は私と歳が離れていて今12歳?だった気がする。

12歳になると長男はお父様の仕事の手伝いをしながら學校に行かなければならないからあまり昔より會えなくなった。

まぁ、會ってもあまり喋らないのだが。

廊下で會ってもじっと見つめられて挨拶をすると會釈で返ってくる。別に仲が悪いわけではないのだが、寡黙な人なので喋るのが苦手なのかなっと思っている。

まぁ、お兄様の話は置いといて

そんな私は前世の記憶を持っている。

思い出したのは3歳のとき。

晝寢中、寢返りでベッドから落ちて頭を打ったことで思い出した。

雷に打たれたとか、婚約破棄とかではなくて申し訳ない

そして、いま生きているこの世界が前世の『私』が好きだった乙ゲームの世界であることに衝撃をけた。

しかも、私はあの・・悪役令嬢だ。

どのルートにっても最後は死ぬ。ほんと死ぬ。

そして、格が悪い。悪いっていうかおかしい。

もはや、ヒロインにするイジメはテロリストレベル。

え?悪役令嬢ですか?え??ってなる。

せっかく思い出した前世。この記憶をフル活用して絶対に死亡回避してやる!と3歳のころは思っていた。

で、今5歳。なんもすることがない。

だって、攻略対象と會うのは7歳の頃だし!

いまからどーしろっての!

まぁ、普通に公爵令嬢として家庭教師による授業とかマナーレッスンとかはある。

でも、前世の記憶あるから國語とか算數なんて今更すごいし!もーなんか家庭教師の人に申し訳ない。説明聞かなくてもだいたい答え解るし暇で暇で…

マナーレッスンもダンスーとか社ーとかあるけど話聞いてればわかるし。

あ、いちお言っておきますが前世の私は16歳です。高校は進學校でそれなりの績を収めてました。

まぁ、績さえ良ければ何してもいいという親の教育の賜なんだけどね。

また、話がそれました。

所謂、暇なんですよ。

お父様は仕事。お兄様は手伝い。お母様はその様子を見ながらお兄様に助言してるらしい。

まだ5歳の私には手伝わせてくれるわけもなく、

授業やレッスンが終わったら遊んでいるように言われている。いや、遊べるわけないでしょ。

なにしろって?

お人形遊び?つみき?絵本?

そんなの3歳の頃から嫌というほど遊ぶ真似・・をしていて心底飽きている。

そして、私には一つこの5年間ずーっと我慢してきたことがある。それは私の趣味=音楽

前世の私は3歳からピアノを始め様々な賞を取っていた。

そして、ギターやバイオリン、フルートなど様々な楽に挑戦してもはや弾けない楽はほとんどないレベルだった。

そんな音楽馬鹿の私が5年も楽れてない。

そろそろ斷癥狀が出そう。ほんとに。

なので、私は自分の趣味を復活させ、毎日のこの暇な日々を音楽漬けにしよう。

公爵令嬢らしからぬ顔をしながら、お父様に許可をもらおうと書斎に向けて歩き出した。

はい。皆さんもう一度いいますが

私は、リリア・エルディーナ。

エルディーナ公爵令嬢ですからね。

5歳です。

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