《悪役令嬢は趣味に沒頭します》25 朝食(尋問)
いつも朝食はみんなで食べる。
この家のお約束だ。學園は普通、寮なんだけど通える人は申請が通れば家から通える。お兄様も申請を出し家から通っているのだ。
「おはようございます。」
扉の前でスっとスカートを持ち上げ軽いカーテシーをする。席に向かおうとした瞬間にお父様が立ち上がり私の元に駆け寄ってくる。
「リア、リア!!昨日はどうしたんだい?気分が悪かったのか?醫師を呼ぼうか?今日は大丈夫かい?昨日は顔が見えなくてとても悲しかったよ。それに心配もしたんだ。あぁ、今日も本當に可いね。黒いワンピースもとても似合っているよ!それに、髪も二つに結って妖さんみたいだ!可いなぁ」
お父様、待って。どこで息継ぎしてんの。あと、話飛びすぎだから。
「エルバート、ひとまず朝食を始めましょう。ウィルも學園がありますし、私たちも仕事があります。…リア?もちろん説明してくれるわよね?」
お母様の威圧が凄い。はい、もちろんでございます。
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お父様も私も席につく。朝食が始まった。
「…それで、リアは昨日の夜どうしたのです?ついでに、連れている貓ちゃんはなんですか?」
ノアは私の椅子の下に座っている。
お母様と目を合わせ辺りを見回した。すると、お母様はづきすぐに手を上げて人払いをする。
部屋には、お父様、お母様、お兄様、ルー、アンナだけになった。
「昨日、水たまりでこの子がハマっていまして…助けて汚れたのでお風呂にって…えーっと」
「貓を助けるなんて!優しい!さすが私の天s」
「エルバート。黙って。…それで?」
「実はこの子は霊さんでして…その、盟約を結んだと言いますか…」
すると、部屋はシンっ…と靜まり返り皆のナイフとフォークも止まった。
「………リア、何か魔法が使えるようになったかい?」
お父様が真面目に聞いてくる。
あれ?これやばい?なんかあかんやつ?
「…はい、それなりに」
私はナイフとフォークを置いた。
目の間に花をさした花瓶がある。1つは満開で下についてるのは蕾だった。それを鮮やかに咲くようにイメージして手を手繰り寄せる。
スイっと手をかし花を咲かせた。
「本當だ………!リアが霊と盟約を!!」
「あらまぁ…」
お父様は喜び、お母様は驚きを見せる。ルーもお兄様も唖然としていて、アンナは給仕する手が止まった。
「ただ!ちょっと!お願いが!ありまして!!」
みんなの視線を集める。一呼吸置いて、切実にお願いする。
「…私、魔法が使えることは世間には緒にして頂きたいのです。」
「何故?魔法が使えれば學園の魔法科にれる。ウィルも行ってるぞ?學びは多く、環境もいい。魔法も使えるなら技を高めたいだろう?」
「私は、ピアノが弾きたいのです。魔法を高めたいのではなく、ピアノを高めたいのです!普通科でそれとなく勉強して、ピアノ漬けの毎日を送りたいのです!!…魔法科に行ったら魔法の勉強が大変でしょう?」
「それも分からんではないが…うーん。だが、そうも言えれないかもしれない。12歳での魔法測定でバレてしまう。」
「そこは、大丈夫なのです。なんとかなります。多分」
ノアは大丈夫だって言っていたけど、実際にどうするか私も知らないからな…斷定的には言えない。
お父様、眉間にシワを寄せて検討中。
そこにお母様の天の一聲。
「……それでは、12歳での魔法測定でバレなければ普通科に通えばいいじゃない。どうするのかは知りませんが。そこは貴方が考えなさい。私は何も言わないわ。
魔法が使える者は學園の魔法科へ。それは國の決定事項よ。…でも、可い可いリアのお願いですもの。ピアノもとても素敵ですしね。…エルバート?」
「…わかった。では、魔法測定で上手く隠せられたら。普通科に通ってもいい。
リアが魔法を使えることはここに居るものだけが知ること。にな」
「ありがとうございます!お父様、お母様!!」
「た だ し。」
…ん?お父様もお母様もいい笑顔です
「私たちが選んだドレスを著てくれるわよね?」
嫌とは言わせないこの笑顔。
お母様とお父様が選ぶドレス……
私は腹を括った。
「……もちろんでごさいます。」
何か嫌な予がするが、背に腹は変えられない…お父様達のドレスくらい我慢しろ私!!どんな白とピンクのひらひらが來ても!どんなお花のつきまくったドレスが來ても!著れる!私なら!
さっそくというじでお父様とお母様はがどうとか形がどうとかと話している。
すると、お兄様に手を引っ張られそのまま部屋を出た。後ろにはルーが著いてきて私の部屋にる。
私はソファに座らされ、右にお兄様、左にルー、膝にノアが座る。
これは、ひょっとして…尋問第2部…?
私、まだご飯食べ終わってないんだけど
マナーが悪いですよ…
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