『もう朝かよ。今日から新學期………考えるだけでだりぃ、まあでも新學期初日から遅刻はまずいし行くか。』

新學期の朝という憂鬱に曬されているこの男の名は

東 晴人 (ひがし はると) 績普通、運能力も普通

容姿も普通、歴史に詳しいこと以外特に取り柄のない

人間である。格はめんどくがりやでし人とのコミュニケーションが苦手。紹介は以上

『あー太が眩しい。だりぃなが溶けそう。

まあ休みの間ずっと自宅警備員してたし久しぶりに

日を浴びるのは悪くない気もするけど。にしても學校めんどくせえ！今年はクラス替えだし。あいつらとクラス別々だったら俺ぼっちだな友達つくんの苦手だし、新しいクラスの環境についていける気が全くしねえや。』

あいつらとは晴人のたった二人の友達のことである

晴人の通う黃高校はそこそこレベルが高く。晴人は寢る間を惜しんで勉強に勤しみギリギリ學した。理由は家が近いからである。そんな理由？と思うかもしれないがめんどくさがりやで、朝に弱く頻繁に寢坊する晴人には學校までの距離が短いというのはとても大切なことなのだ。

『あーついたついた。ってなんだアレ？』

晴人が學校の門をくぐると同時に見たものは壁にられた紙の周りに群がる生徒たちである。気になった晴人は

その群れに近づき背びをしてそのられた紙を見た。

『なんだ新クラスの構の書かれた紙かよ。特に興味ねえけど見ねえと教室どこかわかんねえから見るか。

あ！えーと。あ！あった。俺は2-Dか』

晴人の學年はAからGまでの7クラスであり

晴人はDクラスだった。晴人は自分のクラスだけを見ると

新しいクラスメイトの名前には目もくれずDの教室に向かい扉を開けた。時間が室時間10分前ということもあり新しいクラスの面々の半分以上が揃っていた。そしてし歩き自席に向かおうとすると二人の男に聲を掛けられた。

『よお！晴人。今年も同じクラスだな。』

聲を掛けてきた一人目の男は晴人の友達の一人

五十嵐 隆太(いがらし りゅうた)

晴人と違いコミュニケーション能力が高く。校に友達も多い。顔がそこそこ整っていて運神経も良い。

子にとてもモテそうなのだが、隆太は極度の二次元オタクなのである。そのため子の友達はいるのだが 

みんなその友達というラインから先に踏み越えようとしないため殘念ながらモテないのだ。モテるのって難しいなー。

『また三人同じクラスとはな、まあ今年もよろしくな』

そして聲を掛けてきたもう一人の男は晴人の二人目の友達である川越 吉(かわごえ よしなり)である。

メガネを掛けたいかにも真面目そうな風貌をしていて

運神経は普通だが勉學に優れていて。趣味は法學辭典を読むことというユニークなセンスを持ったやつである。しかし吉には隆太と晴人しか知らないがある。それは吉が地下アイドルの追っかけということだ。吉の部屋の壁はその地下アイドルのポスターで埋め盡くされている。

『お！なんだ！お前ら同じクラスだったのか、

今年もよろしくな。』

晴人は嬉しそうに聲を返した。嬉しそうな理由は主に二つある。一つ目はこの二人が晴人の唯一の友達ということ、そして二つ目は新學期早々のぼっちコースを回避できたこと。

それから晴人と隆太と吉は三人でわーわーと雑談をしていた。

そうしていると間もなく教室に擔任がってきた。するとクラス中の雰囲気が一変する。新學期の明るい雰囲気が一瞬にして凍り付いた。その理由は主に今教壇の上にいる擔任に起因する。

『今年からこのクラスの擔任になった。

鬼道 喜花(おにみち きはな)だ。よろしくな！』

まるで男のような口調であるこの教師。

容姿は小柄な茶髪のショートカットで可らしく

見た目だけなら十分人と言えるだろう。

しかしこの教師怒ると、とんでもない怒聲を上げるは

制服のボタンが外れているだけで呼び出す等という厳しさで何人もの生徒が去年も犠牲になっている。ということもあり校でとても恐れらている教師なのである。

晴人と隆太と吉だけではなくクラスのほぼ全員が

心の中でんだ。

(擔任が鬼道になるなんて！そんな！終わりだ)

『まあ全員何か言いたいことはあるようだが

それよりも今はお前たちに新しい転生を紹介しなくてはならない。』

その瞬間クラスの全員が目をパチクリさせた。

なぜなら転生がってくるなんていう報はなかったからだ。それが2-Dにとなると誰もが驚かずにはいられなかった。クラス全員がどんな転生なのか男かかなどと

興味の視線を転生がってくるであろう教室の前扉に向ける。當然それは晴人も例外ではない。

『それじゃあっていいぞ！』

その言葉のあと前扉が開き一瞬そこからがしたかと思うと、その瞬間その場にいる全員が息を呑み。ってきた転生に目を向ける。その転生は雪で長く艶やかな髪を肩までばした超絶だったのだ。

そのは今まで見たことがないほど綺麗で

絵畫の世界から飛び出してきたのではないかと疑うほどの現実離れした容姿をしていた。スタイルは抜群で

【トニカクカワイイ】のだ。

『夕丘高校から転校してきました。 

   水蓮寺 優花です。よろしくお願いします。』

夕丘高校とは一度は聞いたことがある名門校

なぜここに転校してきたんだろう。

と晴人は疑問に思った。だがそんな疑問など気になど止めていなかった。その聲はとても綺麗でクラス中に響き渡った。

『それじゃー、そうだなあー、じゃあ東の隣の席が空いてるからそこに座ってくれ。』

擔任は軽くそう告げた。しかしそれを聞いたとたん

晴人は

(え？！まじで！？え？！まあでも確かに俺の隣の席は空いてるけど、てかここしか空いてないんだけどさあ

でもさあ！まじでー？？！？)

そこまで揺する晴人には実は大きな理由があった。

それは………………

『は？まじかよ』

『なんであんな奴の』

『うらやまだわー』

他の男子たちの羨の眼差しである。

しかしそれは羨というより嫉妬である。

そして転生がをおびながら晴人の隣の席に向かってくるそして隣の席に著くと。

『よろしくね。東さん。』

はき通った綺麗な聲で晴人に聲を掛けた。

表は笑顔でなんだが嬉しそうだった。

『う、うん！よ、よろしくお願いな。』

(やべえ張しすぎて。お願いなってなんだよ。

 にしてもなんだか嬉しそうだな。なんでだろ？

まあ理由なんてどうでもいいけど。)

當然晴人は顔を真っ赤に赤らめたが、それはすぐ真っ青に変わる。なぜなら周りから今までじたことのない殺気をひしひしとじたからである。それは主に他の男子たちからである。唯一の友達の一人である隆太からも

殺気をじる。晴人は初日から胃がキリキリとするのをじた。そして誰にも聞こえないくらいの聲でしニコニコしながら言った。

『クラス替え初日からこんなことになるとは

   隣に座っているは単純に嬉しいけど

この殺気だった男子たちの目線。俺は一どうなってしまうんだ。www もうどうにでもなれw』

晴人から笑いがれた。

しかし実は晴人と隣の席に座るとの間には

があったのだ。晴人はまだそれを知らない。

いや、思い出していない。