《超絶人なの子が転校して來た。》第2話 転校生に話しかけられた?
時は翌朝。『優花?』という寢言と共に
うるさい目覚ましの音で俺は目を覚ました。
 そう、俺は昨日の転校生の夢を見ていたのだ。
そして寢言で転校生の名前を口にして……
『って!俺なんちゅう夢見てんだよ。てか寢言で昨日會ったばかりのの子の名前とか俺気持ち悪すぎだろ。
俺変態かよ。確かにあんななら頭の中に殘っちまうのもわかるけど、てか昨日中々ねれなかったのも昨日の転校生の事を考えてしまったのが原因だし。いやまじで俺きもいな。』
自分を散々罵倒した晴人は時間を確認するべく
時計を見ると針はとっくに8を指していた。
最初は何が何だかわからなかった。
でも次第に意識が覚醒して行くと......
『あ!!や、やって、やってしもうたーーーーー!』
いつも晴人が家を出るのは7.40分だった。
理由は晴人の家から學校は歩いて30分かかる距離にあり、學校の始業時間が8.20分であるからだ。7.40分に家を出るとちょうど始業時間10分前に著くので朝の教室の喧騒に曬されたくない晴人にとっては都合がいい時間帯なのだ。
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だが今の時間は8時2分。今から急いで支度をして家を出ても學校に著くのは、8.30〜8.40くらい。
完全に遅刻、そして擔任は鬼道、、、。
あーー〜〜考えるだけで
『鬱』
晴人は考えれば考える程自分の今置かれている狀況に絶した。しかし一つ疑問も浮かんだ。
『てかどうなってんだ。目覚まし時計は7時に毎日セットしてんのになぜ今日は8時なんだ?故障か?』
と呟いた瞬間晴人は何かを察したのように俯いた。
『あいつの仕業か、あいつしかいねえ。』
そして何かを確信した晴人であった。
絶賛走中。
『ゼーハーゼーハーハア。やっと著いた。』
現在の時刻は8時17分。なんと晴人は高速で支度を終わらせ8時5分に出て、歩いて30分の道のりを12分に短したのである。その苦労は言うまでもないが、理由は単純であった。『鬼道に怒られたくない。』
ギリギリ教室の扉を始業時間2分前に開いた晴人は
何食わぬ顔で席に向かった。  
実はこの時晴人の心臓は破裂するのではないかと思うほどに揺れていた。それはそうだ。なぜなら晴人は中學生の頃は生粋の帰宅部で、そのあまりにも早い帰り支度と
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帰宅部をまるでこの世の最上と思っているのではないかという態度で周りからthe Freeという呼稱で恐れられていたほど部活やスポーツというものに縁がない男であったからだ。だから今朝の急激な長距離走は晴人にとって
相當な負荷だったのだ。
でも無理をしてまで何食わぬような表を裝ったのは
隣の席に座るにそんな必死な様相を見せたくないし、なによりの隣の席で男がハアハアと息をあげていたら周りから変な勘違いをけかねないからである。
またまた何食わぬ顔で席に著くと同時に隣から視線をじた。そして顔を向けると。
『おはよう東さん。ギリギリですけど何かあったんですか?今日は來ないのかと心配しましたよ。』
そこには目が失明するのではないかと思うほどに眩しくニッコリとした笑顔を向けるがいたのだ。
まあ席が隣だしいるのは當たり前なのだが、問題はそこではない。
(あ、あれ!?もしかして俺今あいさつされた?
というか質問されてる?え?俺のことを心配してくれていた?う、う、うそだろ。會ってまだ一日、それも席が隣というだけの関係。にもかかわらず。まじかよ天使かよ
いや天使に違いない。)
數秒晴人は固まり。脳で自問自答するが。
そうもしていられない。晴人は心配してくれていたことに対してまずお禮くらい言おうと思った。一瞬のその言葉はただの想なのかなとも思ったが晴人にとってそんなことはどうでもよかった。とにかくその予想外の言葉に晴人は激したのだ。そして
『うん、おはよう優花さん。心配してくれてありがとうね。凄く嬉しいよ。』
その瞬間クラスの空気が一変した。
普通のトーンで普通の挨拶を普通の表で返したつもりであった晴人。しかし…それはまさしく失言であった。
だがそのことをまだ晴人は気づいていない。
『ふぇ?!あ、うん。え、でも、え???』
晴人の言葉を聞いて目をパチパチさせ、顔をし赤くして揺する。
そのを眼前にした晴人はというと。
(ど、どうしたんだろう?なんでこんな揺してるんだ?
何か変なこと言っちゃったかな?ちょっとまてよ
自分の返答には何か欠けてるところがないか?
ん〜〜あ!そうだ『何かあったんですか?』という
質問にまだ答えていない。だからか。室時間がギリギリになってしまった理由が明らかになっていないことに対して揺してるんだ。こんながわざわざ質問してくれたんだ。しっかりと答えなきゃな。)
『えっと実は優花のせいなんだ。』
また空気が変わる
『え?私のせい?あ!あれ?なんかしちゃった?』
そうだ今日室時間がギリギリになってしまった理由は……目覚ましの時計のせいもあるが
なによりも
『昨夜優花のことが頭から離れなくて
それでずっと優花のことを考えていたら眠るのが遅くなっちゃったんだ。ゼーハー』
特大級の弾を點火させた晴人であったがまだ気づかない。そして晴人は一気に言い切ったことで息が切れてしまいなんとも意味深な吐息をらす。
『あ!へぇ?東さん?ちょ、ちょっと何言ってるか
わかってる???!!』
顔を真っ赤にしながら慌てふためく。
そして晴人は
(あれ!さらに揺しちゃった?
てか何言ってるかわかってる?っていわれてもなあー
俺なんか変なこと言ったか?
そういえばクラスの空気がさっきからやばいんだよな
男子たちは俺が転校生と話してることを妬ましく思ってるってだけなのかもしれないけど。いやしかし
それにしてはあまりにも視線が痛すぎないか?
視線ではなくもう殺気すらじるのだが。!
でも一番の問題は………なんだ………
このクラスの全子が俺に向けてる目は?
なんだか汚を見るような目で見ている。
そしてドン引きしている。なぜだ?なぜ?
なぜ俺はドン引きされている?)
すると晴人は後ろの席に座る吉に聲をかけられる。
『お、おい?ど、どうしたんだ?晴人?お、おまえ
何を言ってるんだ?てかさっきのは流石にやばいぞ?』
吉は小聲でそう言った。
『さっきのがやばい?え?俺何か変なこと言ったか?
(いやまじでわからん。なぜこのクラスに俺の居場所がなくなったんだ?子全員にあんな目で見られるとか
俺社會的に終わってるじゃん。
さっき言ったことを思い出そう。
えーーーと。ん〜〜〜〜〜〜)
『あ!!!!!!!!!!!!!!!』
(せ、せ、せ、せ、せ、せ、盛大にやらかしていたーー〜)
自分の犯してしまった過ちに気付いた晴人は
『あ、あの、そのですね。今のは全部間違えたといいますか?その、あの、だからそんな目で見るのをやめてくれませんか?』
まず周りの誤解?を解くために必死に無理な弁明をする晴人。そして
『水蓮寺さん?だったらいいかな?
あ、あの、本當に申し訳ありませんでしたー』
晴人は頭を深々と下げた。その時の晴人の心は
(まじでどうしよ。俺何言ってんの?
そりゃ引かれるよな。てか今頃パトカーが學校に向かってきていたとしても驚かない。
昨日會ったばかりの転校生()をいきなり
下の名前で呼んだ挙句、夜寢る前に考えていました。
それで寢るのが遅くなりました。だから室時間がギリギリになったのはあなた(優花)のせいなんです。キリッ
とかいわれたらまじできもいよな。てか2個目の夜寢る前にってのは多分周囲にも水蓮寺さんにもきっと違う意味で捉えられているだろうな。てかふつうに聞いてればそれしか浮かんばよな。語尾についた吐息がさらにそっちの意味を強調させるし。だから揺していたのか。
いやあれは揺ではない。きっと水蓮寺さんはおぞましいとも思える言葉を言われたせいでが震え思考も固まってしまったのだろう。でも、もうこうなったら。
水蓮寺さんに謝り。事をしっかり説明して誤解?を解くしかない。でも許してくれるのか?普通は無理だ。
普通なら即刻110番だ。)
『あ、あの!』 
転校生がなにかを言おうとした瞬間教室に鬼道がってきた。
『ん?なんだ?なんだ?何かあったのかお前ら?』
しーーーーーーーーーーん
『ま、まあいい、剎那以外休みはいないみたいだな。』
晴人は一縷のみを抱き隣に座る転校生に囁いた
『放課後し話を聞いてくれないかな?水蓮寺さん?
弁明したいことがあるんだ。』
『わ、わかった。じゃあ放課後ね。別にいいよ
私も聞きたいことが山ほどあるし。』
(な、なんとかけてくれたな、よかった。
でも聞きたいことってやっぱりさっきの勘違いされているであろうことについてかな?)
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