《超絶人なの子が転校して來た。》第3話 悪友のせいで勘違いされました。

朝に學を騒がす一大事件があり、現在は一時間目が始まったところだ。晴人は授業中にもかかわらず機に顔を埋めていた。理由はクラスメイトから飛んでくる冷たい視線を回避したいからだ。男子からは殺気

子からは真夏のゴミ捨て場や兇悪犯罪者を見るような視線を向けられ晴人のHPはすでに0なのだ。これ以上

視線と言う名のパンチを貰えば晴人は某拳闘家のように

真っ白い灰になってしまうため機に突っ伏しているのだ。

必死に機に顔を埋めること何十分。一時間目の終了を知らせる鐘がなった。その鐘の音は晴人からすれば終戦の合図ではなく開戦の合図だった。なぜなら休み時間になり

教師がいなくなれば、教室は無法地帯になりクラスメイトが一丸となり口や罵倒をしてくると晴人は

考えたからである。だから晴人は鐘が鳴ると同時に教室から抜け出し、二時間目が始まるギリギリまで人目のつかない場所に退避しようという策を練ったのである。

そして鐘の音と同時に晴人が教室のドアに手を掛ける

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だがその瞬間   

『おい!待てよ晴人。どこ行くんだ?

   昨日の深夜アニメのことで話したいことあっから

俺の席來いよ。友達だろ?』

なんとも斷りづらいいを満面の笑みで言ってきたのは

隆太だった。晴人はと言うと。

(ふざんけなー!こんな時に話しかけやがって、

てかお前いつも聲がでかいんだよ。

クラスメイトが注目しちゃってるじゃん。

子なんか俺を見た瞬間一気に目の変わってるし

やばい。今すぐこの窮地から出しなくちゃならん。なんとか上手い言い訳で切り抜けるしかない。仕方ない、こうなったらやってやるぞー!!』

『悪いな隆太。実は俺あれがあれであれなんで

     今は無理だ。また後でな。』

『………………………………………………』

無理だった。晴人には無理だった。上手い言い訳など

晴人には無理だった。晴人は噓も言い訳も苦手なのだ。

だが理由はそれだけではない。晴人は無邪気に自分に

話しかけてくれた友達である隆太に噓をついていを斷ることに大きな罪悪じていたのだ。晴人は友達がない分、友達思いだったのだ。

『わかったよ……で? 深夜アニメの話?』

『おう、実は俺最近eマンガteacherにハマってるんだけど

晴人は見てないか?見てないなら見たほうがいいぞ。』

『あー見てるよ。面白いよな。妹が可いし……

そ、それじゃあ俺行くな。また後で。』

『ちょ、ちょっと待てよ、話打ち切るの早すぎだろ。

もう行くのか? てかどこ行くんだよ。ここお前の教室だろ?なんかあったのか?』

『いやいや、隆太お前それは鈍すぎだぞ。周りを見ろよ。ここには既に俺の居場所はない。』

俺が深夜アニメを見てると発言した瞬間あちこちから

聞こえてきたひそひそ聲。その容は酷いものだった。

子からはキモオタなど変態オタクなど秋葉原の住人などなど、そしてさらに妹が可いしと言った時なんて

スマホで110番しようとしてる子が居たし。

だが一番ショックだったのはたまたま視線にってきた

水蓮寺さんだ。水蓮寺さんは蔑むような目で俺を見ていたのだ。多分引かれたんだろうな。妹が可いしと言った時なんか絶したように俯いちゃったし。

きっと席が隣なだけにこれからどう関わっていけばいいのか分からなくなってしまったんだろうな。

『居場所がない?何言ってんだ?そんなことないだろ。

被害妄想乙だぞw晴人w』

うわっ殺してえ。殺していいかな?友達やめていいかな?ぼっちになっていいかな?

それからしして俺は隆太を振り切り

教室の外で時間を潰し、二時間目開始1分前に室して

自席に座った。隣は怖くて見れなかった。のだが……

『東さん。し聞きたいことがあります。』

『え、ええ?何かな?』

 

水蓮寺さんが突然話しかけてきたのだ。

『あのですね。えーとその。』

口籠る水蓮寺さん。なんだろう嫌な予がする

何か聞きづらいことなんだろうか。

水蓮寺さんは見る見る深刻そうな表になっていき…

口を開いた。

『東さんは二次元のの子が好きなんですか?

  三次元のの子には興味がなかったりするんですか?』

やばいやばい隆太との會話のせいで変な

勘違いされてる。あの悪友め。

ここはとにかく誤解を説かねば。

『そんなことないよ。三次元のの子にも興味あるよ。

  現に水蓮寺さんにだって興味を持ってるし。』

『え?そ、そうなの?あ、ありがとう。』

は上目遣いで笑顔を向けてきた。

すぎだろ。いやちょっと待てよ

【數秒後に気づく】

やらかしました。

またやらかしました。やばいめっちゃ恥ずかしい。

ほんと俺何言ってんの?水蓮寺さんもびっくりして

顔を真っ赤にしちゃってるよ。

俺はこの狀況から逃げるように

『じ、じゃあ。二時間目始まるし話は放課後で

いいよね?』

『はい。それじゃあまた放課後に。

それと東さん。一つだけ。』

『ん?何?』

斷のはダメですからね。』

斷の?え?は?なんのこと?それ。』

返答はなかった。水蓮寺さんは教科書を開き

自分の世界にられたようだ。

俺は二時間目の最中ずっと斷のという言葉の

意味を考えていた。すると気づいたのだ。

さっき自分がした発言に。『妹が可いし』

そうだ。俺には年が2つ離れた妹がいるのだ。

きっと…勘違い…されたに…違いない。

『また弁明しなければならないことが増えたな。』

晴人は自分以外には聞こえないくらいの聲音で

そっと呟いた。

しして晴人は不思議に思った。

水蓮寺さんは俺に妹がいることを知ってたのか?

いやでもそんなはずないよな。

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