《僕は異世界召喚され召喚士になりました。》4✣魔神王の襲來
俺が1度死んだ日から數日間、とにかく王都は暇だった。
簡単な初級クエストしか張り出されておらず冒険者たちは暇を潰すために、朝っぱらから飲んだくれこの王都で忙しかった所といえば......居酒屋か冒険者たちの喧嘩を止めるために出した衛兵くらいだろう。
そんな中俺は、最近契約したティレスに乗りこなす為に日々の訓練に勤しんでいた。
(リタに半強制的にやらされてます。)
「青葉、調子はどう?」
俺が心で愚癡を垂れていると、この訓練を強制した張本人のリタが顔をだしに來てくれた。
「最初よりはティレスの力を出せている気がする......かな」
その俺の返しにリタは満足そうに笑い
「なら、し休憩しよ、お晝作ってきたから」
と手に持っていたお弁當を見せてきた。
リタのご飯はとにかく、味い!!俺は手作り弁當にがっつきあっという間に平らげる。
「どう、味しかっt......」
ウゥゥゥゥーーーーーーーー!!!!!!
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何気ない會話をしていると突如町中に警報が鳴り響いた。
「な、なんだ!?」
俺が驚いた聲を上げていると
「急災害警報ね......」
と、さっきまでの笑顔が消えいつもより真面目な顔で音の方を見ていた。
そして、警報が小さくなり次にアナウンスが流れる。
『急!急!冒険者の皆様は直ちに冒険者ギルドへお集まり下さい』
そのアナウンスは10分以上流れ、音はしだいになくなった。
✣✣✣✣✣
「冒険者の皆様、急遽集まっていただき誠にありがとうございます」
どうやら、ギルドでもそうとう焦っている模様でこれから呼び出した理由を発表するであろう人以外は慌ただしくき回っていた。
「今回集まって頂いた理由は冒険者ギルドからの急クエストの依頼、そして街の防衛です」
どうやらこれは急クエストらしい。
「時間がありません、クエスト容を発表した後僅かではありますが五分で決斷してください。クエストをけるか否か」
そのギルド人の言葉に冒険者一同は困し小聲で相談し始めるものも多々見える。
「現在、王都口近くに魔神王が攻めてきています。それも、1人で。今回の急クエストは魔神王の討伐、そして先程も言いました王都の防衛です」
続けて、
「このクエストは確実に死人がでると予想されます。死にたくない方はけて頂かなくて構いません。それを攻めるものギルドには誰一人としておりません。ただその場合、王都部の守護警備をしていただきます。」
「前線で戦う我こそはと言うものはいませんか?」
そんな焦りをえたギルドの人の言葉に1人の冒険者が言う
「魔神王1人だろっ!けっ、冒険者全員で攻めれば簡単じゃねーか!!!はっはっはっ」
朝から飲んでいたらしいおっさんは気に笑いフラグを建てていた。
(あーぁ、言っちゃったよ......一級フラグ建築士おめでとう)
そのフラグはいとも容易く速攻で折られた。
「先程の連絡で、王國騎士団が既に壊滅したと報告をけました......」
その発言に先程まで愉快に笑っていた冒険者や他の人達は顔を青ざめさせ
「俺はやらね......死にたくねぇ」
「お、俺も」
「私も......」
「に、逃げよう」
など、口々に言い始めた。
ここの冒険者らはだらしねーな。異世界に來てから特に目立ったこともしてないしいっちょ殺るか!!
「俺が行く」
その言葉を放つと同時に冒険者たちは驚きの聲をあげ、ときたま「あいつドMなのか」とか聞こえてきた。
(顔は覚えた。後でシバく)
まぁ、それからギルドの人に々と説明をけ前線に向かうことになった。
どうやらリタもついてくるらしい。
✣✣✣✣✣
俺達がついた頃、戦場には多くの人が倒れていた。しかし、様子がおかしい......。
倒れている人たちを避けながら前に進むと、
キーンッ キンッ
剣のぶつかる音が響いていた。
どうやら、騎士団の団長と魔神王が今まさに戦中らしい...
「あんなの子が魔神王なの......」
リタの言葉に俺は、魔神王であろうそいつを
見て...............驚愕する。
俺は魔神王の事を......今現在、王國の騎士団長と戦っているのことを知っていた。
そんなに深い付き合いじゃない。
簡単な出會いをした訳でもない。
時にすれば數時間かそこらしかいなかった。
わした言葉も數える程度。
あの時の......
「ルル......」
その名前を口にした時に思い出す、悲しくじた手紙の意味を......。
こんにちは、海蒼です。
今回はいきなりの強敵の魔神王が出現というハラハラする展開を書いてみたのですが......シリアスな方向にいきそうです!笑
次は魔神王と青葉の対決で始まります。
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