《五つの世界の神になる!?》1章ー12.魔法と神様…(前)
ピ、ピピッ…ピピピ……
「…ふぁ〜」
清々しい朝だ…
小鳥のさえずりで目が覚め、リビングに向かうとローゼ、ルル、ブラッデ、メイドの數名が居て僕に笑顔で挨拶をするので僕もそれに応える…そして席に座り、たわいの無い話をし、メイドの誰かが持ってきてくれるコーヒーを1口…
パッリーーーーン!!
「そんな現実は無い!」
朝からブラッデに叩き起され自分にムチを打ってリビングに向かえばみんなバタバタし、自分の著替えや部屋の掃除などなど…僕が椅子に座れば軽い朝食は出るが掃除途中に出された朝食なんて食べる気もでない……
そもそも、何でここまでドタバタしてるのかと言うと、僕らは龍討伐の依頼の報酬を明日…つまり今日、貰いに行こうと話をしていたら昨日シャオレ王から
「明日、家に行くからよろしく!」
と、唐突に言われたのだ…
「はぁ…」
「どしたん?皐月はん」
「いや、理想と現実は違うなって思っていたんだよ…って言うか真琴はいつ退位するの?」
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「あぁ今月末にして、來月からはこっちに住む予定やよ」
「そっかー」
そう、真琴もあのあとルルの賛同を得てちゃんと婚約者となりました…
「そろそろ部屋もなくなってくるなー」
「うちれてもまだ4部屋あるやん」
「真琴がこっちで住むってことは凜さんも來そうなんだよなー」
「それは…」
「いえてますわね」
「うわっ!!…急にって來ないでよローゼ…」
「真琴さんだけずるいですもの!」
「そんな僕が1人だけ好きになったり贔屓したりは無いから、ずるいとかないから」
「皐月はん…これはの戦いや口挾んといて」
「そうですよ!」
「うっす…」
なんで僕が怒られるのだろう…
ピーンポーン…
「もう來たのか…」
「私が言ってきますね旦那様」
「ナシュさん、旦那様って…まぁいいけど誤解生みそうだから気をつけて」
「はい」
ガチャ…
「皐月君は居るかな?」
「はい、お待ちしておりましたシャオレ様…さ、こちらへ」
トントン…
「シャオレ様がお見えになりました」
「うん、中にお通していいよ」
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ガチャ…
「やぁ皐月君今回はお世話になったな」
「いえいえ、依頼ですし…しかし、シャオレさんが直接來るとは…また、なにかあったんですか?」
「いやいや、何も…ただ王という立場から逃れてゆっくり街を歩くのも必要だからな、ここに寄ったのもそのついでだ」
「そうでしたか」
「家にいるのもいいんだが、なにせ妻には逆らえんからな…逆に気疲れしてしまってしょうがないしな」
シャオレさんは冗談っぽく笑いながら言うが目は笑っていなかった…
々あるんだろう…
「…僕も最近は婚約者が増えてどんどん立場が弱くなってますよ」
「男は辛いな…」
「そうですね…」
「「はぁ……」」
男二人の悲しいため息だけが部屋中に響いた…
コンコン
「皐月様、シャオレ様の奧方様がお見えです」
「「……え?、えぇぇぇぇぇぇぇぇええ!?」」
ガチャ!
「あなた!なんでこんなところにいるのかしら、今日のお仕事は?」
「マリア!なんでここに…」
「あなたが居ないって城の者から聞いて、街中探してたのよ」
「お母様!來てらっしゃったんですね!」
「ローゼ、久しぶり…ちゃんと皐月さんのこと支えられてるの?」
「まだまだ力不足ですが一杯頑張ってます…」
「ローゼ!元気にしてたか?」
「はい、見ての通り元気です!お父様も…元気そうですね」
「うむ、マリアの迎えも來てしまったし、これを渡して帰るとするよ…ドゥーべ!持ってきてくれー!」
そう言うとサンタの荷かのような大きさの袋と小さめの袋を持ったドゥーベギルド長が部屋にってきた…
ドサッ…
「ふぅ〜…シャオレ、お前は昔っから人使い荒いよな…」
「すまんすまん!帰りは送っていくからそれで許してくれ」
シャオレ王は笑いながら言う…
しかし、ドゥーベギルド長はため息をついて
「金払えよな」
と一言…
兵ではなく、ドゥーベさんを雇って持ってきたのか…
ドゥーベさんには後で謝して龍のでもお裾分けしておこう…
「皐月君、これはお禮だ…こっちのちっちゃい方は金箔貨50枚に魔導書が數冊…まぁ皐月君はいらないだろうけどうちの娘か、ルルちゃんにでもと」
「相変わらず額がすごいですね…でも魔導書と言っても適がなければ魔法って使えないのでは?」
「皐月君は知らないのか?魔法適が無い者でも魔導書を使うと適が出てくるのだよ」
「それは…適の有無はもはやハンデでは無いですね…」
「まぁその魔導書を作れるのはマジョールだけだから値はかなり張るんだ」
「ここにあるだけでいくらになりますか?」
「…ざっと6金箔貨と言ったところだな……」
600萬かこっち來てから金銭覚がおかしくなりそうだ…
「うむ、ではこっちの大きいのだが、古代七寶と呼ばれる代だ」
「古代七寶…なんですかそれは」
「古代七寶とは、古代の人々が作り上げた7つの知恵の結晶…使い方は愚か、正式な名前さえもわからぬ代…伝説では7つの寶にはそれぞれ特殊な能力があり、昔はその能力で爭いはじめたそうだ…私はその能力を知りたかったのだが何処にも記されてはおらず落ち込んでいたところに皐月君が幻とされている鑑定のスキルを持っていると知ってな」
「鑑定してしいと…」
「そうだ、」
「分かりました…でも鑑定の結果がゴミだったとしてもそう報告させていただきますけどよろしいですか?」
「あぁ、そんときはしょうがないと切り替えるよ」
「では、お預かりして明日王宮に報告しに行きます」
「そうか、では帰るとするよ」
「はい」
「ローゼも、頑張るんだぞ…お母さんも私も応援してるからな」
「はい、お父様…ありがとうございます」
「では」
ガチャ…バタン…
「はぁ…鑑定なんて秒で終わるけど、あのままいられたらルルたちが息苦しそうで……その壁の裏にずっと居るしさ、もう出てきていいよ?」
「気付いていたんですね…すいません、気を使わせてしまいました」
「いいよ、でも自分も王族なのにそこまでなるとはね…」
「私の親では無いですから…」
「そーいうものなのか…」
「皐月さん、みんながみんな皐月さんと同じく王族と仲良くなれる訳では無いですよ?」
「そうか?結構優しい人ばっかりなのに…」
「そもそも話す機會が無いですから…」
「ギルド職員でも?」
「はい」
「ならしょうが無いか…」
「はい、それよりもこの魔導書使ってみていいですか?」
「私も使ってみたいです!」
「えーっと1、2、3、4、5…6冊あるのかならローゼ4冊、ルル2冊ずつにしようか、ルルは普通に強いからなめでいいよね?」
「はい、ローゼさん先に選んでください」
「いいんですか?」
「はい!これだけ殘していただければ…」
そう言いルルが手に取ったのは…
「…思想魔法の書?ローゼ知ってるか?」
「えぇ、昔聞いたことがありますが本は初めてです…こちらも同じものです」
「…ルルその魔導書はなにか他のと違うの?」
「はい!この二つの思想魔法の書は使用者…つまり私とローゼさんが取得出來る魔法が他のやつと違い決まってません…しかも直接二つの質問をしてきます、その質問に答えた回答から新しい魔法を作り出せるんです…」
「すごっ!!」
「はい、だから見た時これだけはしかったんです!まさか2つもあるとは…」
「まぁ合魔法を簡単に作れるってことだよね?」
「はい」
「うん、すごいの貰っちゃったな…」
「では、私はこれと…これと…これと…ルルさんと同じく思想魔法の書の4つを貰いますね」
ローゼが選んだ思想魔法の書の他の3つは
1.炎火冷凍インフェルノブレイク
   火の上級魔法、炎の魔法で炎で熱してから急に冷やし凍らすことで対象を脆くする魔法だが、極めれば熱した時に絶命させることも可能という恐ろしい魔法だ…
2.雷砲矢サンダーバーズアロー
   名の通り雷の魔法で、雷の矢を撃つという魔法だが、下級魔法でありながら破壊力は上級魔法と同じとも言われるこれも恐ろしい魔法だ
3.虹雨レインボーレイン
   これもその名の通りだが、虹の雨を発生させるものなのだが、その雨を浴びると様々な狀態異常を引き起こすという厄介で恐ろしい魔法だ…
「ローゼ思想魔法の書を使ってみてよ」
「あ、はい」
ローゼはルルに方法を聞こうとしていたがルルも有力な報は無かったらしく苦笑いで思想魔法の書に手を掛けた…
パラパラパラッ……
「えっ…えぇぇぇぇぇぇぇぇええ!?」
ローゼの魔導書は半分まで開くとの粒子がローゼを包み、ローゼもろとも消えてしまった…
「…よ…ろ……なん…きろ……汝よ、さっさと起きんか」
「……っん…ここは…?」
ローゼが目を開き、辺りを見回すとそこには一面、白いモヤがかかり足元以外地面や空もおろか、聲の主すら見えない…
「やっと起きたか……ここはそうだな…思想魔法の書の中だな…」
「私は、吸い込まれたんですね…」
「分りが良くていい娘だ……では、早速だが質問を2つほどしていくが自分が思った通りに答えろ」
「は、はい!」
「では1つ…汝は何を思い、何故魔法を使う」
「私は、皐月さんと一緒にいたいんです…でも私は力がないから依頼とか行けないんです…だから魔法で強くなって皐月さんをサポートしたい…です」
「うむ、汝にとって皐月とやらは大切なのだな、汝から暖かいのをじるぞ」
「皐月さんは私の大切な婚約者です、いつも、とても凄いことをサラッと何でもないようにこなしてしまうくらい規格外な人ですけれど、人のことはほっとけ無い優しい人で…私も命を救ってもらって、気づいたらもう好きになってましたね」
「…そうか」
「すいません、ながながと次の質問へ移りましょう」
「うむ、では…汝にとって魔法とはなんだ」
「そうですね…魔法って言うのは…守ってもくれるし、力となってくれる人でいうと親友とか、家族のようなものでしょうか?」
「うむ、いい答えだ…では目を閉じて待っていれば元の場所に戻れるだろう…戻ったら魔法は使えるようになっているので心配せずに試し打ちでもして見るが良い」
「はい…最後に質問いいですか?」
「あぁいいだろう」
「あなたは誰ですか?」
「…そうだな……"創造神"の神谷   新かみやあらただ」
「…神谷?皐月さんとおなじなんですね」
「近いうちに君達に會いに行くとするよ」
「はい!その時はお顔も見せてくださいね?」
「あぁ…分かったぞ、ではお別れだ」
「はい…」
ローゼが目を閉じるとまた、の粒子が現れ包んでいく…
「…噓付いてしまったけどまぁ遊びに行ってやるか」
「創造神あんたね…名前なんて無いでしょうに…しかもあの男の苗字使うなんてバカね」
「うるさいぞ"生命神"」
「ふん!アッカンベーっだ」
「俺らにはねぇんだ見えるわけないだろ」
そう、この空間に響いている聲の主はどこにも居なかった…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はーい
こんばんは!おはようございます!こんにちわ
仁龍と夜影です!
えーっと…験が終わって大明後日位から卒
業式が始まり合格発表がありますね!
僕も今年卒業と高校験でまぁ更新が遅くなっ
てます…
すいません!┏( 〃。 _ 。〃 )┓ゆるして?
まぁ合格発表とか、終わればどんどん出して
いくのでもうしばらくお待ちくだせぇ…
ではまた會いましょう!ばいばーい( ´∀`)/~~
じょっぱれアオモリの星 ~「何喋ってらんだがわがんねぇんだよ!」どギルドをぼんだされだ青森出身の魔導士、通訳兼相棒の新米回復術士と一緒ずてツートな無詠唱魔術で最強ば目指す~【角川S文庫より書籍化】
【2022年6月1日 本作が角川スニーカー文庫様より冬頃発売決定です!!】 「オーリン・ジョナゴールド君。悪いんだけど、今日づけでギルドを辭めてほしいの」 「わ――わのどごばまねんだすか!?」 巨大冒険者ギルド『イーストウィンド』の新米お茶汲み冒険者レジーナ・マイルズは、先輩であった中堅魔導士オーリン・ジョナゴールドがクビを言い渡される現場に遭遇する。 原因はオーリンの酷い訛り――何年経っても取れない訛り言葉では他の冒険者と意思疎通が取れず、パーティを危険に曬しかねないとのギルドマスター判斷だった。追放されることとなったオーリンは絶望し、意気消沈してイーストウィンドを出ていく。だがこの突然の追放劇の裏には、美貌のギルドマスター・マティルダの、なにか深い目論見があるようだった。 その後、ギルマス直々にオーリンへの隨行を命じられたレジーナは、クズスキルと言われていた【通訳】のスキルで、王都で唯一オーリンと意思疎通のできる人間となる。追放されたことを恨みに思い、腐って捨て鉢になるオーリンを必死になだめて勵ましているうちに、レジーナたちは同じイーストウィンドに所屬する評判の悪いS級冒険者・ヴァロンに絡まれてしまう。 小競り合いから激昂したヴァロンがレジーナを毆りつけようとした、その瞬間。 「【拒絶(マネ)】――」 オーリンの魔法が発動し、S級冒険者であるヴァロンを圧倒し始める。それは凄まじい研鑽を積んだ大魔導士でなければ扱うことの出來ない絶技・無詠唱魔法だった。何が起こっているの? この人は一體――!? 驚いているレジーナの前で、オーリンの非常識的かつ超人的な魔法が次々と炸裂し始めて――。 「アオモリの星コさなる」と心に決めて仮想世界アオモリから都會に出てきた、ズーズー弁丸出しで何言ってるかわからない田舎者青年魔導士と、クズスキル【通訳】で彼のパートナー兼通訳を務める都會系新米回復術士の、ギルドを追い出されてから始まるノレソレ痛快なみちのく冒険ファンタジー。
8 77【コミカライズ&電子書籍化決定】大好きだったはずの婚約者に別れを告げたら、隠れていた才能が花開きました
***マイクロマガジン社様にて、コミカライズと電子書籍化が決定しました!応援してくださった皆様、本當にありがとうございます。*** シルヴィアには、幼い頃に家同士で定められた婚約者、ランダルがいた。美青年かつ、魔法學校でも優等生であるランダルに対して、シルヴィアは目立たない容姿をしている上に魔法の力も弱い。魔法學校でも、二人は不釣り合いだと陰口を叩かれていたけれど、劣等感を抱える彼女に対していつも優しいランダルのことが、シルヴィアは大好きだった。 けれど、シルヴィアはある日、ランダルが友人に話している言葉を耳にしてしまう。 「彼女とは、仕方なく婚約しているだけなんだ」 ランダルの言葉にショックを受けたシルヴィアは、その後、彼に婚約解消を申し入れる。 一度は婚約解消に同意したものの、なぜかシルヴィアへの執著を隠せずに縋ってくるランダル。さらに、ランダルと出掛けた夜會でシルヴィアを助けてくれた、稀代の光魔法の使い手であるアルバートも、シルヴィアに興味を持ったようで……? ハッピーエンドのラブストーリーです。 (タイトルは変更の可能性があります)
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