《異世界で最弱の職についた僕は、最強を目指しました。》2✤異世界に乾杯
魔に追われたあの日から數日後、無一文の俺は、冒険者にはなれず……バックにっていた教科書を魔導書と偽り商売していた。
「いらっしゃい。いらっしゃい!!世にも珍しい魔導書だよ〜1冊1000000Rレムから」
見客は本當に珍しいようでただの教科書を眺め、冒険者は味しながらどれを買おうか悩んでいた。(金持ってんなぁ……こいつら)俺が冒険者を妬んでいると、
「おい、貴様。ここにある魔導書全て僕に売れ。」
と1人の魔道騎士が言い放った。
「いいんですか? 高いですよ。」
俺はチャンスと思い、値段渉へとる。
「いくらでもかまわん。む額を言え」
「では、お言葉に甘えて……100億Rで。」
すると、魔道騎士は1枚の紙に何やら書き記し俺に言う
「この紙をギルドの付に渡せ。何か不備があったら、このエンブレムがある私のギルドへ來い。」
俺は一言、
「お買い上げありがとうございました」
と言ってギルドへ向かった。
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ギルドの付に紙を渡すと、本當に100億R貰えたのには驚いた。
あまりの大金のため、換金所の預金システムに必要以外のお金を預け、俺はまたギルドの付へと向かう。
「ギルドカード作りたいんだけど。」
「了解しました。では、1度この紙に手をかざしてください。」
言われるがままに白紙の紙に手をかざすと、文字が浮かび上がってきた。
すると、付のお姉さんは
「申し訳ございません。お客様は、まだ魔を討伐した経験がないようで……一でいいので討伐できましたらまた、付まで起こし下さい。」
と丁寧に頭を下げた。しかし、最後に、
「まぁ、追いかけられて泣きながら逃げてる貴方には一生無理でしょうが……ぷぷっ」
と余計な一言を言われた。
「くそっ、やってやる!!!!」
顔を赤面させながらギルドを出た俺は、魔のいる大草原へと向かった。
この大草原では、主にゴブリンとスライムと言う小型モンスターが多い。たまに中型のモンスターでデスシャドーと言う俺が初めて出くわした魔もいるが、基本は初心者向けだ。
俺は、1匹の孤立したゴブリンに目をつける。しかし、裝備が整っていない俺を見ると、そのゴブリンも俺を目掛け走ってくる。
突進のみの単調な攻撃をヒラリとかわし、背中に剣を突き刺す。魔には、魔石という核が存在していて、その核を壊すか再生不可能になるまで全を破壊すれば倒せる。金を稼ぎたいなら全を破壊、ただ殺したいなら核を壊せばいいとギルドのお姉さんに教えて貰った。
「はぁはぁ、やれた……。」
俺は、初めて自の力で魔を倒せたことに激した。しかし、あまり余韻に浸っている余裕もない、ゴブリンは仲間意識が強く、殺された仲間の半徑1キロ圏にいた場合よってくる可能があるという。(調べといて良かった。)
額に汗を浮かべながらギルドに戻ろうと後ろを向くと、し離れた所で、ゴブリンに囲まれているが目に映る。
「た、助けないと……。」
俺は、自分が軽裝な事も忘れその子を助けるために走っていた。
「おらっ!! 大丈夫?」
ゴブリンの大軍に剣を振るいながらの子の元へ行き、聲をかけた。
「あ、ありがとう。魔法を後數発しか打てない狀況だったの。」
と謝の言葉を述べながら彼は、今の狀況を説明する。
「君の得意な魔法は? 」
こんな狀況で、そんな質問をしてきた俺に
「ブレード・オブ・アイス、氷の刃を降らせる魔法よ」
と丁寧に答えてくれた。
「それなら、俺が敵を一箇所にまとめるから、そこにタイミングを合わせて最大火力で打ってくれ。歩ける分の魔力は殘してけよ!」
作戦だけ伝え俺は、ゴブリン達の間を走り抜けた。ゴブリン達は俺の方が弱いと判斷したのか束になり俺を追いかける。
「今だっ!!!!!!!」
俺が合図を出したのと同時に
「ブレード・オブ・アイスっ!!!」
彼はゴブリン達へ魔法を放った。
空から降る、無數の氷の刃に貫かれながらゴブリンは1匹殘らず消滅した。そして、俺たちは意気投合した。
彼の名前はアイリス。なんでも、平民にして量だが魔力を持ってるという、凄い人だった。
「で、アイリスはギルドに行くのか?」
「うん。その為に討伐したんだもんっ!」
可らしい笑顔で、俺の質問に答えるアイリス
正直、惚れそうだ。
「なら、俺とPTパーティーを組まないか?」
「え……私でいいの!?」
し、驚いた様な反応を見せた後、
「よろしくお願いします。」
と深々とお辭儀をしてきたアイリスに
「お前となら楽しくなる気がする。」
と一言返しまた、ギルドへ足を進めた。
(まぁ、魔力があるにしても転生した俺より強いなんてことはないからな)
心そんな事を考えながら俺は、1人目のPTメンバーを見つけたのだった。
そして、ギルドに戻り再び付のお姉さんを呼ぶ。
『あの、魔討伐してきました。』
二人、聲を合わせて報告すると、
「いいコンビね」と笑いながらまた、白紙の紙を俺たちの前へ置いた。(前回の付の人より最高だな)
あの時の屈辱を思い出しながらも俺は、紙に手をかざした。
すると白紙だった紙に、ギルドの刻印が滲み出てきた。
「これは?」
俺が不思議そうにお姉さんを見ると
「刻印が出たということは、ちゃんと討伐したという証ですよ。」
と教えてくれた。続けて、
「では、次にこのカードに手をかざして下さい。それで、あなた方の職ジョブが決まります。」
(やっと、異世界らしいイベントだ。)
手をかざし、浮かび上がってくる職。
期待にを踴らせる俺に、辛い現実が數分後に待ち構えていることを……今は、まだ、知らない。
前作を見つけて書いてるのでルビがれてなかったり、誤字が多かったりがあるとおもいますがコメントなどで教えていただけるとありがたいです。
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