「じゃあスキルガチャの方を引きますね。」

「楽しみね！どんな能なのか。」

「絶対ヤバいやつですよね。チートすぎるやつは嫌ですけどね。」

「もう手遅れだと思うけど。」

「ぐ...何も言えない。ま、まあ引きますね。」

ドキドキしていた。ガチャを引くとピカっとった。虹をしていたのでまたかと思った。

「何出た？何出た？」

「えっとー【星魔法】？なんか星関連の魔法が使えるようになるみたいですよ。」

「な、なんか強そうね。その気になれば太とか出せそうね。」

「ちょ、ちょっとマイさん引かないでくださいよ。」

「ごめんごめん。イマイチ強いのか分からなくて逆に怖いわよね。」

「そうですよねー。後で使ってみますね。」

「そうね！太を出せることを期待して待ってるわ。」

「は、はい。頑張ります。」

まあ太出せたらアイテムがドロップしなさそうだからちょっとやりたくないな。

「ま、まあまだ魔法はよく分からないけど、アクセサリーは強すぎるから安心しなよ！」

「安心というか不安ですよ。」

「なんで？」

「なんかんな人に目付けられそうだし、俺はゆっくり気ままに楽しみたいんですよね。」

「それなら強くなりすぎれば誰も近寄らないんじゃない？」

「確かに！じゃあ強くなろうかな。」

「相談に乗ったお禮にちょっとだけでいいからアクセサリー見せてくれない？」

「こ、壊さないですよね？」

「た、多分？」

「いやそれめっちゃ怖いんですけど。」

「分かった分かった。見るだけだから。」

「まあ、そういう事ならいいですよ。」

「やったー」

「どうぞ。」

「うふふ。ありがと！」

「どういたしまして。」

「いつ見てもすごい能ね。」

「ですよね...」

「褒めてるのよ？流石チートみたいな。」

「あ、ありがとうございます？」

「どういたしまして！」

「じゃあこれ返すわね。」

「はい。じゃあ俺はこれでちょっとレベル上げてきますね。」

「行ってらっしゃい。気をつけて帰ってくるんだよ！」

「はーい！てか、お母さんみたいですね。」

「あはは！お母さんって呼んでくれてもいいのよ？リュウちゃん」

「いや、遠慮します。」

「あらそう、それは殘念ね。」

「じゃあまた來ますね〜」

「はーい。ほんとに気をつけてー」

「ふうじゃあ冒険者ギルドによってクエスト見てこようかな。」