《VRMMOをガチャで生き抜くために》34話──アップデート
夜ご飯を食べ終えた俺達は【ドラゴンズギア】について話をしていた。
「さっきのボスはなかなかに強かったね。」俺はさっきの話をもちかけた。
「さすがにボスってだけあってやられる所だったわね。まあ、私の魔法のおかげで倒せたんだけどね!」はる姉がドヤ顔をしている。
「いやいや、私がヘイトを集めたから倒せたんだよ?」詩織がはる姉にドヤ顔してる。
「いやいや、俺の剣が強かったから倒せたんだよ?」
「それ言われると何も言えなくなるから、リュウは黙ってて。」
「そうだよ!」
「はい...」二人とも怖いよ。
「はあ、リュウのせいで冷めちゃった。」
「そうだね。そう言えば、あした【ドラゴンズギア】にアップデートが來るんだって!」
「そうなの?俺そういうの見ないから知らなかった。何が追加されるの?」
「えっとねーなんだったっけ?」
「やれやれ、これだから詩織は、私が教えてあげよう。」
「よっ!流石はる姉!」
「えっへん!」
「それで、容は?」
「そうね。確か、稱號とスキルの追加とバグ修正、あとは魔の追加だったかな?」
「そうそう!あと職業も追加じゃなかったっけ?」
「そうね!」
「稱號かー楽しみだなー俺もなんか稱號がしい。」
「多分リュウ兄はゲット出來るんじゃないかな?」
「まじ?」
「わかんないけどね。因みに時間は夜中の12時から朝の6時までだってよ。」
「まあ、その時間はやらないからいいか。追加されるスキルって分かるの?」
「そうだね。分かるよ!魔法系と近接系と作業系に別れてるけどなんか知りたいのあるの?」
「んー刀のスキルがあれば知りたいな。」
「ふっふーん。私におまかせあれ!」久しぶりに喋った詩織がスマートフォンで調べだした。
「分かってるのは2つだけだよ。ひとつが【居合】と【桜花】だって。どんなやつかは分からないけどね。あと、特定の條件を達すると得られるスキルもあるんだって。」
「そうなんだ!ありがとう。明日が楽しみになってきたよ。早速寢て明日に備えようかな。」
「そうだね!リュウは明日何をするつもりなの?」
「えっと、特には決めてないけど、稱號確認とかしようかな。」
「いいわね。私はそろそろ家がしいと思ってるんだけど。どうかしら?」
「いいんじゃない?3人で住むの?」
「そうしようって詩織と話してたんだよね。」
「そうそう。お金もし貯めてるんだ。」
「そうなんだ!じゃあ明日は俺もお金貯めようかな。」
「そうしてくれるとありがたいわ。」
「じゃあそういうことでおやすみ。」
「「おやすみー!」」
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リュウの付けてるオーガのチェストプレートとボスのオーガとは同種ではありません。ボスは限定種で、防の方は一般的な種です。
- 連載中87 章
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【2022年6月1日 本作が角川スニーカー文庫様より冬頃発売決定です!!】 「オーリン・ジョナゴールド君。悪いんだけど、今日づけでギルドを辭めてほしいの」 「わ――わのどごばまねんだすか!?」 巨大冒険者ギルド『イーストウィンド』の新米お茶汲み冒険者レジーナ・マイルズは、先輩であった中堅魔導士オーリン・ジョナゴールドがクビを言い渡される現場に遭遇する。 原因はオーリンの酷い訛り――何年経っても取れない訛り言葉では他の冒険者と意思疎通が取れず、パーティを危険に曬しかねないとのギルドマスター判斷だった。追放されることとなったオーリンは絶望し、意気消沈してイーストウィンドを出ていく。だがこの突然の追放劇の裏には、美貌のギルドマスター・マティルダの、なにか深い目論見があるようだった。 その後、ギルマス直々にオーリンへの隨行を命じられたレジーナは、クズスキルと言われていた【通訳】のスキルで、王都で唯一オーリンと意思疎通のできる人間となる。追放されたことを恨みに思い、腐って捨て鉢になるオーリンを必死になだめて勵ましているうちに、レジーナたちは同じイーストウィンドに所屬する評判の悪いS級冒険者・ヴァロンに絡まれてしまう。 小競り合いから激昂したヴァロンがレジーナを毆りつけようとした、その瞬間。 「【拒絶(マネ)】――」 オーリンの魔法が発動し、S級冒険者であるヴァロンを圧倒し始める。それは凄まじい研鑽を積んだ大魔導士でなければ扱うことの出來ない絶技・無詠唱魔法だった。何が起こっているの? この人は一體――!? 驚いているレジーナの前で、オーリンの非常識的かつ超人的な魔法が次々と炸裂し始めて――。 「アオモリの星コさなる」と心に決めて仮想世界アオモリから都會に出てきた、ズーズー弁丸出しで何言ってるかわからない田舎者青年魔導士と、クズスキル【通訳】で彼のパートナー兼通訳を務める都會系新米回復術士の、ギルドを追い出されてから始まるノレソレ痛快なみちのく冒険ファンタジー。
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