《VRMMOをガチャで生き抜くために》63話──お助け

俺はってすぐにマップを開き、魔がいるところを探した。ダンジョン(窟)魔は目が悪い為、人間の匂いに近寄ってくる習があるからだ。そして、普段そこまで群れをなさないスケルトンやゾンビなどがたくさんいる所を見つけた。俺は1番近い所に行く予定だ。

「あっ!ここかな?早く行かなくちゃ!」

俺は【疾走】を使い、直ぐに辿り著いた。

「おーい。誰かいるかい?」

しかし、そこに人の姿は無かった。スケルトンに気づかれたので、あっさりと倒し、次の群れへと向かおうとした。

「キャーー!」

すると、近くでの子の悲鳴が聞こえた。

「まさか!?」

俺は急いで聲の聞こえる方へと向かった。そこには、一人のがゾンビの群れに囲まれていた。

「おー!!!!!!」

俺はを助けるべく、大聲を出し、ゾンビの気をひいた。數はこっちに向かってきたので倒しら他にはあと3殘っているので、の盾になるようにゾンビの前へと行った。

「大丈夫?助けに來たよ。」

「お兄さんありがとう...」

泣きそうな聲だ。

「ちょっと待ってな!」

ちょっとカッコつけすぎかと思ったが、まあいいだろう。ゲームなのだから!っと、先にゾンビを倒しておかないとな。

「お兄さんだれ?」

俺は魔を倒し終わり、と話している。

「俺はね、君の弟から依頼された冒険者だよ。【ヤミヤミ草(明)】がしいんだよね?」

「うん。」

「じゃあ一緒に取りに行こうか。」

「え!?良いの!?」

急に顔が明るくなった。

「あぁいいよ。グレイス出ておいで。」

(主。どうされました?)

「疲れてる中ゴメンな。この子を乗せてあげてくれ。そのまま25階層のボスまで行く。」

(大丈夫ですよ。承知致しました。では、どうぞ。)

「グレイスの上に乗ってて。」

「分かった...」

俺達はゆっくりと下へ下がって行った。

〜〜3時間後〜〜

「次が25階だよ。ミナちゃん疲れてない?」

(主。ミナちゃんは寢ています。靜かにしていてください。)

「あ、分かった。じゃあ俺が25階層のボスを倒してくるよ。(小聲)」

(お願い致します。)

25階のボス?のような魔を倒すと高確率で、【ヤミヤミ草(明)】がドロップするらしい。因みにボスは【ゴーストキング】なので、【星魔法】で瞬殺してやろうと思ってる。

「じゃあ行ってきます。」

(お気をつけて)

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