《VRMMOをガチャで生き抜くために》77話──イレギュラー
このような調子で2日目、3日目は順調に狩りができた。しかし、4日目の晝食を食べ終え、ログインして直ぐに事件が起こった。それは、魔が大勢暴走して押し寄せてくるいわゆるスタンピードだ。暴走している魔には魔除けが聞かず、そのまま通り過ぎるようだ。
「なんか変な音しない?」
ドッドッドッドッドといういかにも巨大な何かが走っている音だ。
「ほんとだ。なんだろうね。」
はる姉はあまり気にしてないようだ。
「ちょっと気になるな。グレイス空から見てきてくれない?」
(承知しました。)
グレイスは素早く空を飛び、音が聞こえる方を見に行った。すると、直ぐに帰ってきた。
(主大変です。大勢の魔がこっちに押し寄せてきます。)
「なんだって!? 今すぐ戦闘準備だ!」
「「分かった!」」
「私も微力ながら戦わせていただきます。」
「リルありがとう。じゃあ行くか!」
俺達は戦闘態勢にった。すると、沢山の魔がやってきた。
「みんな! 散らばっていつものきをしよう。」
「「「「了解!」」」」
詩織とはる姉はいいコンビネーションで、俺はグレイスといつも通りの戦いをリルは伝説の魔らしい戦いをした。リルは弱化してるとはいえ、圧倒的強さを誇っている。雑魚魔は簡単に倒せるが、し厄介なのが、素早いウルフや、大型の魔だ。
「くっ! はる姉いつものやつお願い。」
「え? でも、魔力枯渇するよ?」
「いいよ! 早くしないとこっちが殺られちゃう。」
「分かったわ! じゃあやるわね。」
【の神よ。私に力をお貸しください。ホーリーランス】
はる姉は魔法を使った。そして、何とかオーク(亜種)を倒すことが出來た。
「グレイス! 順調だな。」
(そうですね。そろそろここら辺は片付きそうですし。)
「私は終わりましたよ? いちばん強いであろう、コボルトは殘しておきました。」
「ありがとう。」
ん? なんで一番強い奴倒してないの?
「じゃあここ終わったら倒しに行くか。」
「いえ、ここは私が倒しておきますので行ってください。」
「お、おう、ありがとな」
俺はグレイスとコボルトの所へ向かった。
「グギャギャ!」
コボルトを発見した。しかし、あまり強くなさそうだ。
「グレイス。俺が倒すから見てていいよ。危ない時だけ助けてね。」
(承知しました。)
「よし! 行ってくる!」
俺は1人でカマキリの時より苦戦すること無く倒すことが出來た。そして、魔の絶滅は終わった。
【書籍化】ループ中の虐げられ令嬢だった私、今世は最強聖女なうえに溺愛モードみたいです(WEB版)
◆角川ビーンズ文庫様より発売中◆ 「マーティン様。私たちの婚約を解消いたしましょう」「ま、まままま待て。僕がしているのはそういう話ではない」「そのセリフは握ったままの妹の手を放してからお願いします」 異母妹と継母に虐げられて暮らすセレスティア。ある日、今回の人生が5回目で、しかも毎回好きになった人に殺されてきたことを思い出す。いつも通りの婚約破棄にはもううんざり。今回こそは絶対に死なないし、縋ってくる家族や元婚約者にも関わらず幸せになります! ループを重ねたせいで比類なき聖女の力を授かったセレスティアの前に現れたのは、1回目の人生でも會った眉目秀麗な王弟殿下。「一方的に想うだけならいいだろう。君は好きにならなければいい」ってそんなの無理です!好きになりたくないのに、彼のペースに巻き込まれていく。 すっかり吹っ切れたセレスティアに好感を持つのは、周囲も同じだったようで…!?
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