《神様になった年の異世界冒険記》第六話
  どうも、ネオです。
  今、馬車に乗って王宮に向かっているところです。
  ギルドから馬車に乗って10分程で城の城門が見えてきた。
「でっけー」
  大十meter位だろうか、そのくらい大きかった。窓から外を覗いていると、馬車の列がたくさん並んでいた。
  だが、この馬車はすんなり中にることができた。王宮の中はとても広く馬車の中から降りるとメイドさんが立っていた。
(まじのメイドさんだ!)等と考えていると
「ネオ様ですね」と聲をかけられた。
「はい」
「応接室にご案しますのでついてきてくださいは」
「分かりました」
  言われた通りにメイドさんの後を著いていき暫く歩いてから
「此方でお待ち下さい」と言われた
「はい」
  そう言われて、椅子に座り暫く待っていると、扉が開いた。開いた方を見てみると、イリヤ様ともう一人男がいた。
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(誰だろう?)
「ネオ、久し振りね!」
「はい、お久し振りですね、イリヤ様」
「敬語も様付けも別に構いわよ」
「いえ、流石にそれは」
「そろそろ、いいかね」
「あら、お父様要らしたの?」
「扱いが酷いな」
(あ、イリヤ様のお父さんなんだ。え!ていうことは國王様?!)
  慌てて立とうとしたところ、國王様から制止された。
「そのままでよいぞ」
  そう言いながら國王様は自分の前の席に座りイリヤ様は僕の隣に座ってきた。なぜ?
「私の名前は"ガレス・フィー・ロイヤレス"という」
「僕の名前はネオです」
  そう言って自己紹介をすると突然國王様が「娘を救ってくれたこと謝する」そう言い國王様は深く頭を下げた。
「え、あの、ど、どういたしまして」
「で、だ。娘を救ってくれたことに対しての報酬を出そうと思うのだが、何がいい?」
「えーと、特に無いですかね」
「そうなのか?」
「はい、お金も十分に有りますし、冒険者としてのランクもそこそこ上なので」
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「ふーむ、そうか、だが流石に何も無しで帰すわけには行かんしな。そうだ、今宵娘の誕生會があるそれの出席でどうだ?」
「まー、それでしたら構いませんけど」
  そう言うと、先程まで空気だったイリヤ様が急に笑顔になった。だからなぜ?
「そうかそうか、いやあ今宵の娘の誕生會には主神のヒーリア様もいらっしゃるからな」
「え?今なんと」
「ん、だから主神のヒーリア様がいらっしゃると行ったのだ」
(あーこれはヤバイな)
  そう、折角楽しい異世界ライフを壊され兼ねないからだ。
  そんな事を思っていたがイリヤ様がさっきからニコニコしていたので、諦める事にした。
  え?何故かって、それはこんな可い子が笑顔でいたら今更斷る訳にもいくまい。
  そう思い、心諦めながら話を進めた。
  話が終わり只今絶賛著せ替え人形になっています。何故かと言うと、服を和服以外に持っていないと話すと王宮の方から貸してくれるというので、有りがたく借りに行った。のだが、そこでメイドさんとイリヤ様に捕まり著せ替え人形になってしまった。
  ようやく服を選び終わった。服は黒を主としたタキシードみたいなやつだった。
「や、やっと終わった」
「もうし選んでいたかったけどもうしで時間だからね、早く行きましょう、ネオ」
「そうですね」
  そう言って會場に向かった。姫様は王族専用の扉から僕は貴族の方の扉から向かった。
「おー、広いな」
  流石異世界ってじの広さだった。
  折角なので中をブラブラ歩き回ってみた。
「さっきから見られているような」
  歩き回っていると此方を見られている。だが、話しかけてきたりはしないので気にせず回っていると不意に聲を聲をかけられた。
「おい!そこのお前!」
「はい?僕の事ですか?」
「そうだ、お前だ」
  話しかけてきたのは、同い年位の年達だった。
「お前、何処の家のものだ」
「? と言うと」
「だから、家名を聞いているのだ、その位理解しろ」
「人に聞くときはまず自分からと習いませんでしたか?」
  一様此処には貴族以外居ないので相手も貴族だと分かる。なので取り敢えず敬語で言い返した。
「フン!良いだろう私の名前は"ショー・ナイク・イクトウ"だ」
「そうですか、僕の名前はネオです」
「家名は無いのか」
「ええ」
「ふん、ということは平民か何故平民風が此処にいる。さっさと帰れ」
「え?嫌ですよ」
  あっさりそう言うと、目の前の貴族の子は目を點にしていた。多分、自分の言うことを聞かない奴に初めて會ったのだろう。
「き、貴様!このお方はシルグ公爵の子息だと知っての狼藉か!」
  と、取り巻きその1が喚いていた。
  因みにこの國には、下から準男爵、男爵、城伯、子爵、伯爵、辺境伯、公爵、王族となっている。
「え?知りませんよそんなの」
「は?」
「第一貴方にそんなに権力は無いでしょう。権力が有るのは貴方ではなく貴方の父親なのですから」
「き、貴様!」
  よく見ると、ショーとかいう奴は頭に管を浮かべていた。
(言い過ぎたか?)そう思っていると。
「あら、ネオどうしたの?」
「あ、イリヤ様」
「「「な!」」」
  ショーとその取り巻き達は自國の姫が貴族を差し置いて先に目の前の平民に話しかけていることに驚いているようだ。
「で、あなた達は私の友人と何を話してたのかしら?」
  イリヤ様は大分威圧的にショーとその取り巻き達に話しかけた。
「いや、これは、その」
「用がなければ変わってくれるかしら?」
「は、はい」
  そう言い、絡んで來たショーとその取り巻き達はそそくさと人混みの中に逃げてった。
「大丈夫だった?ネオ」
「ええ、ありがとうございます。イリヤ様」
「だから、敬語はいいと言っているのに」
  イリヤ様はしふて腐れた様子だった。
  機嫌を治してもらおうと試行錯誤していると、國王様がいる方が騒がしかった。
「あ!ネオ、早く行きましょう。主神ヒーリア様がお見えになったわ!」
「いや、僕は影から見てますよ」
「そんな事持ったい無いわよ。大丈夫、私がいるから文句なんて言われないわよ」
(そうじゃ無いんだよなー。はぁ、仕方ない腹を括るか)
  そう決意し、イリヤ様と一緒に集団の中に向かった。
(おー、あれがこの世界の管理人の神か)
  取り敢えずばれなようにじっと人混みの影に隠れて見ていた。
sideヒーリア
  私の名前はヒーリアといいます。この世界の管理を任された下級神です。今回、この世界降り立った理由は新しく神王になった方が來ている事を知ったからです。
  私は、この空間で圧倒的に存在がある方を見つけ、そちらに向かった。そう、目の前にいる"銀髪と銀の目"の年の元へ。
sideネオ
  何か、此方に來ている。その様子には周りも驚いていたが近くに第二王がいるので祝福の言葉はを與えて下さるのかと思っていた。だが、主神の取った行にそこにいた全員が驚いた。
  何故なら、第二王になにも言わずその隣にいた年に膝まずいたのだ。そう、平民であると思っていた"僕"にだ。
「ひ、ヒーリア様?!何故その様な平民に膝をつくのです!」
「そうです!何故ですか?!」
  だが、ヒーリア様は周りの反など目にも止めず、僕に話しかけてきた。そう、弾発言と共に。
「お逢い出來たこと嬉しく思います。"神王様"」
  その事を聞いた、周りの人達は目が點になっていた。
  そして、真っ先に口を開いたのはあのショーとかいう奴だった。
「ハハハ、ヒーリア様ご冗談をその様な平民が神の筈がありませんよ」
  その事を聞いた途端にヒーリア様の回りに黒いオーラのようなが付いていた。
「貴方はどうやら消されたいようですね」
「ひ!」
  ヒーリア様が怒っていたのでその場にいた全員がどうにか怒りを沈めて貰おうとした。だが、
「ヒーリア、し黙れ」
「!も、申し訳ございません」
「すみません、國王様そしてイリヤ様。折角の誕生會を臺無しにしてしまって」
「いや、大丈夫だ。それよりもネオお主は何者だ?」
  流石に言い逃れは出來ないと思った。なので、本當の事を話すことにした。
「僕の名前はネオ。種族は神王、つまり神々の王ですよ」
  その事を聞いたヒーリア以外の全員がフリーズした。
(はぁ、面倒なことになりそうだなぁ)
と、思った。
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