所にやってきて、早速俺はサラとアイリに服を剝ぎ取られた。

「シンシアちゃん白いねぇ……」

「ね、クビレてるけどぷっくりもしてるし、おも可いよね」

「……」

3人ともになっているのだが、俺はその２人にまじまじとを観察されている。

アイリのは結構引き締まっていた。普段はクールなだけではなく、筋もそれなりについている。腹筋は割れているし、足なんて細いのに筋が付いているというのが分かる。

キュッとしていて小さなお、……俺はもうこれ以上観察できない。

「それじゃ行こうね〜！」

「シンシアちゃんとお風呂っ……」

これさえ……これさえ耐えれば俺は平穏な生活に戻れる。今はただ、脳死して風呂を楽しむしかないのだ。

所から出ると、子供用プール二つ分くらいの狹い湯船。壁に１人用の鏡。上を見上げれば夜空が広がっていた。

「１人用だから小さいね」

「シンシアちゃんの洗いましょう。サラ先生」

アイリにを持ち上げられた瞬間、俺は覚悟した。勿論神的に死ぬ覚悟である。

◆◇◆◇◆

人2人が一緒に俺のを洗う。なんと幸せな事だろうか。俺がでなければな……。

サラとアイリは、俺のを洗いながらんな部位のり心地を楽しんでいた。その手つきはとてもイヤらしく、確実に俺を擽って反応を楽しもうとしている。

「あ、サラ先生っ」

「ん？」

「────」

「──」

何を話しているのか聞こえないが、確実に2人は何かを企んでいる。一何をするつもりなん──

「前の方も洗おうね〜！」

突然、サラの腕が背後から前の方へびてきた。そしてサラの大きくてらかなが背中、肩に乗っかりと重みがリアルに伝わる。

「はうっ……」

サラの手は俺のからまで、隅々までしっかり洗い始めている。が傷つかないよう素手なのだが、それが余計に擽ったい。

「ん……んっ……」

「っ────！」

鏡を見ると、背後にいるアイリが両手で顔を抑えて悶えていた。顔を真っ赤にしているところからするに、確実に俺の反応で興している。クソが。

俺だってこんな事したくない。聲なんて我慢してるのに擽ったくて出てしまう。全て敏なのとサラが悪い。

「っ！ あぅっ」

と、その時だった。

今までの擽ったさが突然、快となって腰の辺りから頭のてっぺんまでを稲妻のように走った。

「シンシアちゃんっ！？」

「どうしたの！？」

擽られるのが快？ 有り得ない。

しかし、その快は波のようにを襲い。その度に全はビクンと痙攣し、視界が白くチカチカしはじめた。

「っ────」

から何かが流れていく覚がある。らしたのか。

それを気にすることなどできず、今まで出したことのないような聲を上げて意識を失った。

──────

────

──

しばらくして目を覚ますと、目の前にはサラとアイリが心配そうな顔で俺を見つめていた。

「ここは……」

「まだ銭湯だよ。……大丈夫？」

「ごめん」

正直俺でも何が起きたのか分かっていない。ただ擽ったかったのが、何故突然……。でも、気持ちよかったな……。

「シンシアちゃん本當にごめんっ！！」

「うぉっ、そこまで謝らなくても」

サラが土下座してきた。サラはただを洗っていただけではないのか？

「わ、私……シンシアちゃんがどんな反応するのか気になっちゃって、本當はあそこまでするつもりは無かったんだけど……シンシアちゃんあまりにも敏で可くって……気づいたらシンシアちゃんに魔法で──」

「えっと…………この話はもうやめようか。風呂ろ」

これ以上は々と行けない気がする。うん、誰とは言わないけど皆に謝りたい。読者さん。

どうやらサラは理を失って今の行に走ってしまったようだ。

◆◇◆◇◆

再びを軽く洗った後、俺達は湯船に浸かって外の綺麗な景を眺めていた。

しかし俺はさっきの覚が忘れられないでいて、まだボンヤリしている。

「ここから街が見えるんだね〜」

「まだ働いてる人がいるんですね」

ここは１人用の天風呂、といったところだろうか。他の生徒は普通の銭湯を使っているんだろうな。

ふと下を見下ろすと、なんとそこに生徒達がっている風呂が見えるではないか。

大勢の生徒が湯船に浸かっていたり、を洗っていたりする。1枚の壁で仕切られている男風呂と風呂を、この位置からなら両方とも見ることが出來る。

それにここは明かりがない為、下から見上げても気づかれないだろう。

「男共、覗こうとしてるね」

「シンシアちゃんあそこに行かなくて良かったね」

「シンシアちゃんは私達のだからね」

あぁ……そういえば忘れていた。俺にとってこの2人は危険人だった。さっきの事もそれさえ覚えていれば回避できたはず。警戒心が足りなかった。

これ以上自分のを危険に曬すわけにはいかない。

「俺もう上がるわ。二人共ゆっくりしてていいよ」

「「えっ？」」

「……」

2人が聞き返しただけなのに、その一言に様々な意味が込められているような気がして、所へ向かっていた足が止まる。

「……な、何か問題でも？」

「もっとゆっくりしようよ。おいで」

「の子達の興味あるでしょ？」

これは俺が可いから2人がっているだけである。だから俺は可いなんて思われたくないんだ。

ここは1度冷たく接して、の子モードになっている2人を元に戻さないといけない。

「どうでもいい。先帰ってる」

俺はその後の2人の聲を無視して、所に戻って服を來た。

「……ちょっとだけ」

流石に罪悪がある為、2人の話を盜み聞くことにした。扉に耳を當てて意識を集中させる。

「やっぱり怒ってるのかな」

「私達しシンシアちゃんの迷を考えてなかったかもしれません……」

「そっ……か、シンシアちゃん迷してるんだ。そうだよね、私達がシンシアちゃんに一方的に──」

……俺が正しいんだろうけど、2人の悲しそうな話聞いてると更に罪悪に包み込まれそうだ。

俺は１人で部屋に戻った。