《天才の天災》種族差別
ミネアの腕を治した後、俺達は予定通り鍛冶屋に向かった。
鍛冶屋には、煌びやかな裝飾が施された武や防がずらりと並んでいた。
「店の人はいねーみてーだな、ボス。」
ボス呼びでミネアの強気な口調だと借金の取立てとか、そんなのを思い出すな…
「いや、いるぞ。部屋の奧だ。」
「そうなのか?」
「仕事中のようだ。」
気配察知と神眼を使うことで、姿を見なくても鑑定ができる。
しかしこれは、スキルレベルに関係なく、鑑定がかけられる距離に制限があるみたいだな。宿からはいることが分かっても鑑定が出來なかった。付け加えるならば、
目視した相手にしか神眼が使えないということもわかった。
しかし、店のようなじで商品を並べているが、仕事をしているやつの他に店員っぽい者は見當たらない。ここのセキュリティは大丈夫なのか?
盜み放題な気がするが...
「...なるほどな。」
「ん?どうしたんだ、ボス。」
「いや、道を歩いてる連中がなんでこの店の商品に手をつけようとしないのか、鑑定をしてみるとよく分かったよ。」
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叡智、ミネアにも鑑定結果を見せてやれ。
「かしこまりました、マスター。」
ブロンドソード
攻撃補正D+
耐久F-
付與魔法【呪】
製作者の魔力を通すことでこの魔法は解除される。
解除前に製作者と一定以上離れた場合、
製作者に位置報が送られ、呪いをけた者は製作者が魔法を解除するまで、きが取れなくなる
「他の商品と周りの連中を見る限り、
商業者にとってはこれが當たり前みたいだね。」
「その言い方だと、お前ら竜族は違うのか?」
「あたしら竜族は強さが正義だからね!
そもそも人が作った武は使わないし、竜の姿になったら使いになんないからね…」
「竜の姿で剣を持って鎧をつけてるのも、面白そうだがな...」
「ボス...あんたも冗談言うんだね...」
冗談のつもりは無いんだか…まぁいい。
店前で話をしていたら、向こうから來てくれた。
「なんだいにぃちゃんら!客か?」
「今回は値段を見に來ただけだ。」
「そうかい。金が出來たら、また來な。」
「おう。」
「ドワーフじゃないんだな…」
ボソッと呟いたつもりだったが、ミネアが答えてくれた。
「そーいやボスはこっちの世界の事はからっきしなんだっけか。
周りを見てみな。」
「周り?なんの変化も見られないが…」
「種族だよ。人族ばかりだろ?この國では、亜人は魔のなり損ないの様に思われているって聞いたことがある。
ドワーフやエルフなんかもこの世界にはいるが、ほとんど他種族と共存なんかすることは無いよ。」
種族の差別か…
人間は面倒な生きだな…
「そーいえば、お前はれたんだな。
竜族なんだろ?」
「例外ってのも存在するのさ。
あたしの場合はボスから貰った首だね。たぶん他の奴らはあたしはボスの奴隷だと思ってるんじゃないか?」
「奴隷、か。
この世界は知らないことが多いな。」
「ま、ゆっくり覚えていくといいよ。」
「そうだな。」
大きな正門をくぐり、草原に出る。
「飛行フライ」
すると足の裏から押されるような覚があり、どんどんと浮き上がっていく。
待てよ?二神の効果で何をするにも1度目は失敗のはずだ。ステータスを確認したが、二神が消えているわけではない。
なら何故、俺は今宙に浮くことが出來ている?
そう思ったのとほぼ同時、急に足の押されるような覚がなくなり、逆に引力が強くなったのかと錯覚するほどの勢いで、さっきまでいた地面に吸い寄せられる。
ズドォン!!
「ぼ、ボス!!!大丈夫かい?!
あんな高さから突っ込んでくるなんて...」
「いってぇな。二神の失敗にはこんなのもあんのかよ…」
とは言ったものの、力値が高すぎるせいか、表示されていないだけで防力が高いからなのか、あまり痛くはなかった。
「なんともねぇよ。それより、手を貸せ。」
「ボスが強いのはわかってるけど、あんまり無茶しないでおくれよ?」
「わかってる。」
ミネアの手を握り、ミネアを持ち上げたまま、今度こそフライで飛ぶ。
龍化を使ってみるのもいいが、一応正門前だからな。目立たない為にも、人目は避けるべきだという理由からフライを使うことにした。
【1章完】脇役の公爵令嬢は回帰し、本物の悪女となり嗤い歩む【書籍化&コミカライズ】
公爵令嬢のアサリアは、皇太子のルイスに婚約破棄された。 ルイス皇太子が聖女のオリーネに浮気をして、公爵令嬢なのに捨てられた女として不名譽な名がついた。 それだけではなく、ルイス皇太子と聖女オリーネに嵌められて、皇室を殺そうとしたとでっちあげられて処刑となった。 「嫌だ、死にたくない…もっと遊びたい、あの二人に復讐を――」 処刑される瞬間、強くそう思っていたら…アサリアは二年前に回帰した。 なぜ回帰したのかはわからない、だけど彼女はやり直すチャンスを得た。 脇役のような立ち振る舞いをしていたが、今度こそ自分の人生を歩む。 「たとえ本物の悪女となろうと、私は今度こそ人生を楽しむわ」 ◆書籍化、コミカライズが決定いたしました! 皆様の応援のお陰です、ありがとうございます! ※短編からの連載版となっています。短編の続きは5話からです。 短編、日間総合1位(5/1) 連載版、日間総合1位(5/2、5/3) 週間総合1位(5/5〜5/8) 月間総合2位
8 66【本編完結済】 拝啓勇者様。幼女に転生したので、もう國には戻れません! ~伝説の魔女は二度目の人生でも最強でした~ 【書籍発売中&コミカライズ企畫進行中】
【本編完結済】 2022年4月5日 ぶんか社BKブックスより書籍第1巻が発売になりました。続けて第2巻も9月5日に発売予定です。 また、コミカライズ企畫も進行中。 これもひとえに皆様の応援のおかげです。本當にありがとうございました。 低身長金髪ロリ魔女が暴れまくる成り上がりの物語。 元チート級魔女の生き殘りを賭けた戦いの記録。 212歳の最強魔女アニエスは、魔王討伐の最終決戦で深手を負って死にかける。 仲間を逃がすために自ら犠牲になったアニエスは転生魔法によって生き返りを図るが、なぜか転生先は三歳の幼女だった!? これまで魔法と王國のためだけに己の人生を捧げて來た、元最強魔女が歩む第二の人生とは。 見た目は幼女、中身は212歳。 ロリババアな魔女をめぐる様々な出來事と策略、陰謀、そして周囲の人間たちの思惑を描いていきます。 第一部「幼女期編」完結しました。 150話までお付き合いいただき、ありがとうございました。 第二部「少女期編」始まりました。 低身長童顔ロリ細身巨乳金髪ドリル縦ロールにクラスチェンジした、老害リタの橫暴ぶりを引き続きお楽しみください。 2021年9月28日 特集ページ「今日の一冊」に掲載されました。 書籍化&コミカライズ決まりました。 これもひとえに皆様の応援のおかげです。ありがとうございました。 2022年2月17日 書籍化に伴いまして、タイトルを変更しました。 舊タイトルは「ロリババアと愉快な仲間たち ――転生したら幼女だった!? 老害ロリ魔女無雙で生き殘る!! ぬぉー!!」です。 2022年2月23日 本編完結しました。 長らくのお付き合いに感謝いたします。ありがとうございました。 900萬PVありがとうございました。こうして書き続けられるのも、読者の皆様のおかげです。 この作品は「カクヨム」「ハーメルン」にも投稿しています。 ※本作品は「黒井ちくわ」の著作物であり、無斷転載、複製、改変等は禁止します。
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