《天才の天災》叡智、改め...

ゲートをくぐった先は、辺り一面白に包まれている。この空間に終わりはない。

叡智に聞いた報によると、

本來の空間魔法によって作り出された空間は、者の魔力や技量によって大きさが限られる。つまりは俺のステータスは人の域を超えており、さらに二神によって効果が跳ね上がっているのか。

「マスターのステータスが人の域を超えているのは否定しません。ですが、この空間がどこまでも続いているのは、別の理由が存在します。」

別の理由?その理由はなんだ?

「マスターの魔眼によるものと思われます。」

あー、いろんなものの制限を無くすってやつか…武とスキルは書いていたが、魔法にも影響するんだな…

「そのようですね。」

鑑定や叡智といえど、完全に全部がわかる訳では無いんだな。

これからはそのことも頭にれていこう。

「マスター。マスターが魔法やスキルを試している間、私もし実験してもよろしいですか?」

何をするんだ?

「以前からずっと試したいことがありましたので…マスターやミネア達に害も損も與えることはありませんので!」

なんか必死だな。

今までの機械じみた口調とは打って変わって、意思を持っているような気がする。

まぁ、俺に損がないなら好きにしていろ。

「ありがとうございます。」

それきり叡智の反応はなくなった。

さて、俺達もやるか。

「おいお前ら。いつまでも騒いでないでじっとしてろ。魔法が當たっても知らねぇぞ!」

「そ、それは困ります!」

ガキのように走り回っていたが、

俺の魔法が當たることはやはり誰でも怖いだろう。今から使う魔法やスキルは俺も知らないのばかりだ。何も知らないんじゃあ加減のしようがない。

3人とも急いで俺の後ろに周り、見モードにった。

よし、やるか!

結構な時間がたった時、叡智がようやく反応が返ってきた。

「マスター、大変時間がかかってしまい、申し訳ございませんでした。」

別にいい。それより、何か収穫はあったか?

「はい!私の念願が葉いそうです!」

そうか。お前が何をしていたのか、正直俺も気になる。見せれるか?

「あ、その前に、損は無いと言っておいてアレなのですが…その...し魔力を頂いてもよろしいでしょうか...?試しているうちに私に保有されていた魔力が盡きてしまいまして...」

それぐらいなら問題は無い。

今の俺の魔力は、ほとんどそこがないからな。

「ありがとうございます。では...」

すると、俺の魔力がし吸われたような覚があった。

そして、真っ白の空間があっという間にに包み込まれた。

がおさまり、ゆっくりと目を開けると、

「マスター。功しました!」

見覚えのないが目の前に立っていた。

銀と言うより、き通るような白い髪を腰までばしている。

スタイル抜群で、紅い目をしている。

「あ、あんた誰だい!!ボスの空間に許可なく立ちるなんて、いい度してんじゃない!」

「...敵!」

珍しく二人とも好戦的だ。

今目の前に立っている

見覚えもなく、聲も聞いたことがない。

でも、何となくでわかった。

「なるほどな。を造ったのか、

叡智。」

「え、叡智?」

「叡智は、スキル。はない、はず...」

「だから造ったんだよ。

俺がお前ら所有を間違えるわけないだろう?」

するとはクスッと笑い、

「ご名答です。マスター。

この姿、いかがでしょうか?」

「いいんじゃないか?」

「ふふっ!嬉しいです!

マスターの記憶やで理想の姿を探してはいたのですが…マスターは容姿にこだわりはないらしく、何もヒントを得られませんでしたので、マスターの前の世界でのご友人が仰っていた「巨は正義」というのを參考にしてみました!」

そんなもん參考にしなくてもいいんだが…

「あぁ!これでついに、マスターにれることが出來るのですね!」

叡智が頬を赤く染めながら、何かを呟いている。

「何で俺にれたいんだ?」

「今までマスターのスキルとして、お役に立てていたのはすごく嬉しかったんですが…ミネアやシズク、ココが羨ましくもあったんです。」

まあなんにせよ、戦力が増えたことに変わりはない。喜ばしいことなのだろう。

「叡智、これはお前の分だ。」

そして俺は、イベントリからあらかじめ作っておいた、ミネア達と同じ首を取り出す。

「わ、私まで頂いていいんですか?」

「お前も最初から俺のものだ。

そもそも俺のスキルだしな。」

「ありがたくいただきます!」

「ますたー、名前。」

「名前?」

「叡智、スキル名。ますたーのの名前、いる。」

「必要か?」

「ぜひ!!」

試しに聞いてみたところ、飛びつきそうな勢いで即答だった。

なら付けるか。んー...

「リズ...ってのは?」

「リズ...はい!私は今日をもちまして、リズに改名します。よろしくお願いします、マスター、ミネア、シズク、ココ。」

「あぁ。」

「よろしくな!」

「...よろしく。」

「こちらこそ、よろしくお願いします!」

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