《天才の天災》勇者のステータス
ミレリア帝國の魔王討伐に向けての勇者召喚、このことが世界各地に広がるのに時間はかからなかった。
重々しい扉を開けて20人の勇者が室し、
跪く。
勇者の前に座っているのはガタイのいい無髭を生やした男。
この男はミレリア帝國國王、
ロレス・ヴァン・ミレリア。
元の名はロレス・ユークリフ。
ミレリア帝國は竜族に次ぐ実力主義の國だ。
初代帝國國王以外にミレリアの名を継ぐものは一人もいない。
ロレスは元々平民の生まれで、実力をかわれて帝國騎士団に団し、瞬く間に戦果をあげ騎士団長として名を馳せた。
全國王が壽命で死んだ後、満場一致でロレスを國王にすることに賛した。
「今回、勇者として召喚された者達です。」
側近の老人が國王に告げる。
「うむ。頭を上げよ。
そなた達の事は事前にレイアから聞いておる。」
勇者を召喚したが禮をした。
「勇者様方、紹介が遅れてしまい申し訳ありません。レイア・ユークリフです。
レイアとお呼びください。」
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「はい、レイア様。」
初めに返事したのは、さっきからリーダー的行をとっている男。
「そなた達の潛在能力はしかと分かった。だが、今の実力ははっきりとは分からん。俺にステータスを開示せよ。」
「ステータスを、開示、ですか?」
「ステータスオープンと口に出すが良い。さすれば俺達にも見えるようになる。」
「かしこまりました、ステータスオープン。」
すると目の前にステータスが浮かび上がった。
コウキ
人族
Lv1
力 500
魔力 300
攻撃力 650
俊敏力 500
魔法
Lv1
スキル
聖剣召喚
聖剣技
クリスタルロア
それに続くように他の人もステータスを開示する。
龍一
人族
Lv1
力 450
魔力 100
攻撃力 800
俊敏力 400
魔法
なし
スキル
Lv1
チャージLv1
限界突破Lv1
司令Lv3
コウヘイ
人族
Lv1
力 200
魔力 400
攻撃力 200
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俊敏力 250
魔法
支援
闇
スキル
賢者
罠知Lv1
アヤネ
人族
Lv1
力 400
魔力 300
攻撃力 400
俊敏力 200
魔法
無
霊
スキル
霊召喚
契約Lv1
共有Lv1
サオリ
人族
Lv1
力 450
魔力 500
攻撃力 700
俊敏力 400
魔法
無
回復
スキル
武Lv1
居合いLv1
並列思考Lv1
全員得意不得意はあるものの、
みんなもそこまで差はなかった。
「ほぅ、お前達は騎士団長と魔法師団長に預けるとしよう。2人の下で、明日より訓練に勵むが良い。」
「かしこまりました、國王様。」
「「「「「はい!」」」」」
コウキに続いて皆も返事をする。
「では、今日は皆様お疲れでしょう。
皆様の部屋をご用意してます。
ゆっくり休んでください。」
そういった後、メイドと思われる人が近づいてきた。
「勇者様、ご案させていただきます。」
どうやらそれぞれに1人メイドが著くようだ。
龍一達は案されるまま、自室に戻った。
そしてメイドがいなくなったあと、龍一の部屋に晃平、沙織、彩音が集まり、作戦會議が行われた。
レンを探す為の作戦を建てるには、
晃平が4人のステータスを覚えて役立てる必要があるからだ。
「はっきりと役職にステータスが傾いているね。」
龍一は格闘、晃平は支援、彩音は霊魔法、沙織は剣士と回復。
「それぞれスキルについて聞きたいんだけどいいかな?」
「あぁ、構わねぇ。」
自分たちの魔法やスキルを細かに説明し合う。
まずは龍一。
チャージ
このスキルを使うと、次の一撃の攻撃力が上昇する。一定時間行不能。
その威力に応じて使用後疲労が訪れる。
スキルレベルに応じて攻撃力上昇、行不能時間短、疲労軽減。
限界突破
自分のステータスを10倍に底上げできる。
集中が切れるとに膨大なダメージを負う。
司令
軍団の統率がとれる。
危機的狀況になった時、神的負荷が軽減される。
率いるチームの絆に応じてチーム全のステータス上昇。
「確実に脳筋、だね...」
「ァあ?!」
「ご、ごめん!それはそうと、この司令っていうのは...」
「あぁ、多分前の世界でヤクザの若頭やってたからだろうな。それ以外検討がつかねぇ。」
「なるほど...」
次に晃平。
支援魔法
味方に攻撃力、防力、回復力を高める魔法や、敵の攻撃力、防力、回復力を下げる魔法が使用可能。
練度に応じて能力と持続時間上昇。
闇魔法
影に姿をくらませることが出來る。
練度に応じて出來ることが増える。
賢者
敵の弱點、クセを見抜くことが出來る。
自分より遙かに強い敵には効果がない。
1度見たものや聞いたことは脳に完全に暗記が可能。
スキルレベルに応じて脳へのダメージ軽減。
自分の脳の容量より多くのことを覚えようとすると脳に異常が起こる。
罠知
不可視化の魔法が付與された罠や
ダンジョン等の仕掛けが見つけやすくなる。
スキルレベルに応じて度上昇。
「完全な支援型だね。」
「でもチームの為の力として申し分はないわね。」
「そうね。」
「男なら戦えっての。」
「ははは...じゃあ次は...」
次は彩音。
霊魔法
魔力を必要とせず、使役している霊を通して威力の高い魔法が撃てる。
使役している霊の実力に加え、
両者の絆に応じて威力上昇。
無屬魔法
空間魔法の下位互換。
イベントリなど、空間魔法と同じような事が出來るが、容量などは遙かに劣る。
霊召喚
使役した霊を自分の神空間から
召喚出來る。
契約
霊と言葉をわすことで、両者の同意の元使役することが出來る。
共有
使役している霊の意識と自分の意識を共有出來る。離れていても脳で霊との
念話が可能。
スキルレベルに応じて、霊が得た経験値を獲得可能。
「霊っている?」
「こっちに來て一日目なのにいるわけないじゃない...」
「だよね...」
「で、でも、霊を使役出來ればすごく強いわよ!」
「さ、沙織さぁん!」
「でも今は役に立たねぇだろ。」
「うっ...」
「近いうちにみんなで探しに行こうよ。」
「ありがとぉっ!」
「それで最後に...」
ラストは沙織。
回復魔法
れた対象の傷や病を癒すことが出來る。
練度が上がればれずに癒すことが出來、生きているもののあらゆる傷や病を癒すことが可能。
呪いは解くことが出來ない。
武
あらゆる武に適正がある。
相手の隙が見抜きやすくなる。
練度に応じて技や威力が上昇。
居合い
一定の勢で神を統一し、長い時間を必要とするが、一定の距離を一瞬で移し、
ステータスの20倍の攻撃力で広範囲を一撃で攻撃可能。
神的負荷が大きいため、用は不可。
スキルレベルに応じて攻撃力の上昇、
範囲の拡大、溜め時間短が可能。
並列思考
2つの事を同時に思考可能。
魔法と剣技の同時使用も可。
スキルレベルや練度によっては威力や度が落ちることもあるが、
スキルレベルと練度の上昇によって補正有り。
「攻撃と支援、両方に長けているね。」
「ありがとうございます。
みんなも凄いスキルや魔法だと思うよ?」
「この中でレンくんを探すのにカギになるのは沙織さんの長、龍一君のスキルを使うタイミング、彩音ちゃんの霊、
僕の神的長だね。
明日から訓練って言っていたけど、
それぞれの課題を忘れないように意識して練習してね。」
「ぜってぇ誰にも負けねぇよ!」
「け、喧嘩じゃなくて訓練だよ…」
「霊、早く見つかるかなぁ…」
「大丈夫よ。レン君に會うためなら、
全力で付き合うよ。」
「ありがとうございます!」
「じゃあそろそろ解散にしよう。
おやすみなさい。」
「「おやすみ。」」
「おう。」
そして々なことを経験した勇者にとっての濃い一日は終わりを迎えた。
平和の守護者(書籍版タイトル:創世のエブリオット・シード)
時は2010年。 第二次世界大戦末期に現れた『ES能力者』により、“本來”の歴史から大きく道を外れた世界。“本來”の世界から、異なる世界に変わってしまった世界。 人でありながら、人ならざる者とも呼ばれる『ES能力者』は、徐々にその數を増やしつつあった。世界各國で『ES能力者』の発掘、育成、保有が行われ、軍事バランスを大きく変動させていく。 そんな中、『空を飛びたい』と願う以外は普通の、一人の少年がいた。 だが、中學校生活も終わりに差し掛かった頃、國民の義務である『ES適性検査』を受けたことで“普通”の道から外れることとなる。 夢を追いかけ、様々な人々と出會い、時には笑い、時には爭う。 これは、“本來”は普通の世界で普通の人生を歩むはずだった少年――河原崎博孝の、普通ではなくなってしまった世界での道を歩む物語。 ※現実の歴史を辿っていたら、途中で現実とは異なる世界観へと変貌した現代ファンタジーです。ギャグとシリアスを半々ぐらいで描いていければと思います。 ※2015/5/30 訓練校編終了 2015/5/31 正規部隊編開始 2016/11/21 本編完結 ※「創世のエブリオット・シード 平和の守護者」というタイトルで書籍化いたしました。2015年2月28日より1巻が発売中です。 本編完結いたしました。 ご感想やご指摘、レビューや評価をいただきましてありがとうございました。
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