《天才の天災》全員集合
「れ、レン様...?」
聞き覚えのある聲のした方を見ると、
第2王のアリシアが座っていた。
「お前もこの學院だったのか?」
「は、はい!でも驚きました。
レン様もご學されたんですね。」
「一応、な。」
「...?」
「気にしなくていい。」
「なんじゃ?レンの知り合いか?」
「えぇ、レン様には以前危ないところを助けていただきました。
あ、申し遅れました。私の名前は
アリシア。アリシア・ルーチェ・ガレンです。気軽にアリシアと呼んでください。」
「ルーチェ・ガレンって...ええぇ!
もしかして王國の王さんかいな?」
「え、えぇ。」
「王さんをそんな呼び捨てらで呼べるかいな!」
「い、いえいえ。學院では皆平等ですので、気にしないでください。」
「ゴホン。では、この學院の説明をしますので席に著いて貰えますか?」
「おぉ、ルイス先生。えらいすんません!」
「いや、顔も出したし、俺達は部屋に戻る。」
「「「?!?!?!?!」」」
レンの発言を聞いて、
レンに話しかけようとしていた子達や
ミネアとシズクに話しかけようとしていた男子達が驚いた表を浮かべた。
「そういえばあなた達3人は、學院長の推薦でしたか…わかりました。」
「なんや?せっかく學出來たのに、
お前らは授業けへんのかいな?」
「必要ないからな。」
そう言って教室を出る。
「つまらんのぉ。あいつの力見れるんちゃうか思て、楽しみにしとったんじゃがのぉ。」
「...レン様、授業には出ないのでしょうか…殘念です...」
この2人が1番落ち込んでいた。
「人族ってのは、數が多いし決まり事も多いねぇ…鬱陶しいったら無いよ…」
「そーいえば、竜族ってのは數はないんだったな。リズが言ってたような気がする。」
「あぁ、さっきの教室にいた人數ぐらいしかいないんじゃないか?
ボスと出會うまでは外に出られなかったから詳しくわわからないけど…」
「魔族も、そんないない。人族、異常。」
「へぇ。」
2人は人族を嫌ってはいないものの、
そんなに良くも思っていない。
リズ曰く、數千年前に起こったらしい
大戦で、二人とも竜族と魔族の幹部だったらしいし、人族に対しての印象もそんなもんだろう。
「ボスはこのまま部屋に行くのかい?」
「ああ、そのつもりだが…」
「行く。」
「...制じゃなかったっけ?」
「気にしない。」
「あたしも別に気にしないよ?」
「お前らが気にしなくても...はぁ、
好きにしろ...」
「ありがとな、ボス!」
「ますたー、優しい。」
こいつらは言い出したら聞かない。
命令すれば止めれるが、
別に2人が來ても來なくても俺が寢ることに変わりはない。
「ココも呼ぶか…」
「いいのかい?」
「どうせ、お前らは毎日俺の部屋に來るんだろ?」
「シズク、バレてたみたいだな。」
「むぅ、ますたー、鋭い...」
「ならココがいた方が飯も作ってもらえるし楽できるからな。」
部屋は2人部屋とは言うものの、
2番目に大きい學院ということもあり、
めちゃくちゃ広い。
俺の屋敷の寢室ぐらいか? 
それに各部屋に風呂とキッチン、トイレがついている。
渡された生徒手帳で食材を魔法で出すことも出來るらしい。
ならココを呼んでもそんなに狹くはないだろう。呼んだ方が楽できる。
部屋に戻り、ここを呼び寄せる。
「強制転送」
以前、國王を呼び出す時に使った魔法だ。
魔法陣が現れ、その上にココの姿が現れる。メイド服を持った、下著姿のココが...
「あら?こ、ここは...」
「ココ、あんたその格好...」
「ますたーを、してる?」
「ミネアさん、それにシズクちゃんも...
えっと…ご、ご主人様?!?!」
顔を真っ赤にして勢いよくしゃがみこむ。
「なんで服を著ていないんだ?
そういう趣味か?」
「ち、違います!!私、お風呂上がりで...
その...」
「まぁなんでもいいから服を著ろ。
その後でお前を呼んだ理由を説明する。」
「は、はい…呼ぶ前に念話で言ってくださいぃ...」
「次覚えたらそうする。」
「......」
「絶対、覚えてない。」
ミネアとシズクに囲ってもらい、
部屋の隅で著替えるココ。
「き、著替え終わりました。」
「そうか。お前もこれからこの部屋で生活しろ。」
「えっ!いいんですか?」
「あぁ、相部屋だから、他にもう1人いるが、そいつは気にしなくていいだろう。
リズとハクロにもいまさっき説明して、
リズは俺の中に、ハクロは俺の空間魔法の中にった。」
「そ、そうですか。ふふっ。
嬉しいです!
ご主人様のお世話を出來ないって考えただけで、すごく寂しかったです。」
「そりゃあ嫌だよな…」
「嫌。」
大袈裟な。と思うレンだったが、
どうやら子達は理解出來ているようだ。
「ま、そういうことだからこれからも頼む。今から寢るから、晩飯になったら起こしてくれ。キッチンはそこのを使っていい。」
「かしこまりました!
これからもよろしくお願いします!」
「あぁ。」
そう言って、ココに生徒手帳を渡し、
機能の説明をした。
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