《天才の天災》ミネアVSディーオ、END
半龍化には呪解除と無効、そして
人の姿では出せないような能力の飛躍的向上の効果がある。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!
行くよ!!!ボス!」
ミネアは左手で大剣を握り、右下に全力で振るう。
ミネアの剣速は今までよりも遙かに速い。
剣の通った所は、まるで風魔法でも使ったのかと思わせるような風が巻き起こる。
ドゴォォ!!
鈍い音が聞こえるが、前に立つディーオにはダメージはない。剣を片手でけ止め、
もう片方の手でミネアの左手を摑み、
ゴキッ!!!
へし折る。
砕けた腕は剣を持つことも出來ず、
剣がミネアの左手からするりと抜け落ち、
潰された左手はだらりと垂れ下がる。
が、ミネアはその回転を利用し、くるりと回った後右手で剣をけ止め、そのままの勢いで再びディーオをとらえる。
ドゴォォォォォン!!!!
利き手の攻撃ということもあり、威力はさっきよりある。
「もう前に失った片腕だ!!今更こんな痛みッ!!」
明らかに痩せ我慢だが、ミネアは気合いで持ち直す。
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土煙の中には...
「...ったく、予想はしてたんだけどねぇ...し頑丈過ぎやしないかい?」
「......」
ディーオは何も答えない。
ただただその場に立ち、俯いたまま。
「...?......ボス?」
そんなディーオを不審に思ったミネアが、
恐る恐る口を開く。
「...ハハッ。ハハハッ!
やっぱり最高だ!お前らは!!」
ディーオのセリフの後に、スパッと
脇腹辺りの服が切れる。
「これでも俺が創った服で、防力もそこそこあったんだがな...」
ディーオはもう1つ、嵌めている指を
外す。
「前言撤回だ。お前の技を全部け、
腕と足全部折ってからトドメをさそうと思っていたが、辭めだ。
ミネア。お前は、お前らは俺の予想を上回る長をしている。
だからこそ、もう一段階レベルを上げることにしよう。次で終わりだ。」
(クソッ!あの威力でボスにダメージが通らないなんてね...今、なんの指を外した?
攻撃力?俊敏力?それとも...
考えろ!しでも反撃する方法を!
あたしの腕はあと一本、足が2本、
スタミナはもう殘りわずか...
左腕からが流れすぎたせいで力ももうそんなに殘ってないねぇ...
どうすれば...)
「何を考え込んでいる?
次で終わりだと、言ったはずだ。」
背後からディーオの聲が聞こえ、
ミネアが慌てて振り向くが...
「遅せぇよ。」
「不死地獄アンデッド・ヘル」
漆黒の炎がミネアのを覆い盡くし、
言葉を発することも無く、命が果てる。
ことは無い。とっくに力がゼロになって死んでいるはずのミネアは、黒炎にを焼かれ、聲を出すことも出來ないまま、
ただただ地面をのたうち回っている。
「これは不死の能力を與えるウロボロスと、対象が死ぬか俺が解除するまで燃え続ける黒炎の混合魔法だ。」
ディーオはそのままくるりと向きを変え、
フィールドの出口に向かって歩いていく。
「楽しかったが、これで終わりだ。」
「ミネア選手戦闘不能狀態により、
決勝戦に進出するのは、
ディーオ選手に決定だぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
ディーオはそれを聞いたあと、ウロボロスの能力を解除する。
不死の能力を失ったミネアはそのまま
息絶え、それによって黒炎が消える。
それを確認し、再び寮へと歩を進める。
「...お、おい!噓だろ...?
今、何があったんだ...?」
「さ、さぁ...」
「で、でも、俺達のミネアの姐さんが...
負けた...」
「そんな馬鹿な...あいつ...召喚士だって...なんで召喚士がミネア様を圧倒出來たんだ...?」
「それも宣言通り...召喚獣を一も使わず...」
決勝戦の出場者が決まったことより、
召喚士が召喚獣を使わずに近接戦闘を得意とするミネアを倒したことに驚きを隠せない観客達。
上の席で見ていた沙織は自分の事のようにを張り、シズクとリズはディーオの勝利を當然だと言わんばかりに眺め、
ココはディーオの勝利を喜ぶ反面、
ミネアのを案じてオロオロしていた。
これもまた今までの披戦ではなかった、異様な景の1つだった。
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