《天才の天災》弱さを活かして

「よ、よし!行くぞ…」

僕は々支度をして、今からダンジョンに潛ろうとしている。

腰には別れ際にログさんから貰ったロングソードを下げている。

ダンジョンの口には一般人がらないようにとのことで本來はギルドの管轄の付人がいるのだが、E級のダンジョンは

危険度が低く、登録したての冒険者パーティでもほとんどれてしまうため不要となった今は無人である。

「うわ…やっぱり地下だから暗いな…」

リョウヘイはビクビクと1歩ずつ慎重に進んでいく。

「お、お化けとか、出たりしない…よね?」

老人の歩行のような速度で進むと、階段は終わった。ここから第一階層ということだろう。壁に結晶が埋もれていて、それによって照らされていた。

「良かったぁ…明るいところに出たぁ。」

何も無い階段をおりるだけでも結構な時間を使った為、まるでもう攻略出來たかのような安堵を浮かべている。

「…グギ……グ…」

目の前の地面から何かが起き上がるのが見えた。

「ひっ!!!ぞ、ゾンビッ!!」

「グガギ…ギギャァ!」

ゾンビ、ではなくゴブリンがリョウヘイを視界にとらえ、棒を片手に走ってくる。

「ゴ、ゴブリンか!」

我に返ってまもなくゴブリンの振り下ろした棒が見え、橫に飛んで回避。

その後のゴブリンの行をしっかりと見て、隙をついて一撃。

リョウヘイがログから教えられた戦い方

の手本のようなき。

教えて貰っては1人の時に復習を繰り返していただけあって、この戦い方は馴染んでいた。

ステータスもスキルもチート級のレンの様な豪快で圧倒的な戦い方とは真逆。

力がなく、あまり戦いに向いていないと自分で認めているからこそできる地道な戦い方だ。力を持つものはなからず驕りや慢心の瞬間が出る。相手の攻撃をよく見るということは、逆に相手に余裕を持たせることにもなる。

その間自分から仕掛けたりはせず、隙をついたり、カウンターによる討伐が主である。

「1匹だけ…かな?よし、ログさんに教えてもらった通りだ。よく見れば必ずチャンスが來る。このまま行こう!今の覚忘れたくないしね!」

さっきまでの老人の様な歩みはどこへやら。別の魔を探しに急ぎ足で去っていった。

リョウヘイ E級ダンジョン〜1階層〜

レン E級ダンジョン〜5階層〜(帰路)

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