《加護とスキルでチートな異世界生活》44 俺?興味無いからいいよ

 馬車を改造してから數日後、俺は冒険者ギルドのゼンラに呼ばれギルド長室まで朝から會いに來ていた。

 「それで何のようなの?」

 「ああ、朝から來てもらってすまんな。このチラシをお前に見したくてさ」

 ゼンラはそう言うとコロッセオの様な絵が描かれている紙を渡してきた。そこにはこんな風に書かれていた。

 ー第25回ガーン王國闘技場出場者募集ー

~出場條件~

 ・15歳以上であること

 ~參加費用~

 

 ・予選參加の場合 銅貨1枚

 ・本戦參加の場合 銀貨1枚

 ~ルール~

 ・武は貸し出すもので勝負すること

 ・魔法の使用はあり

 ・相手を殺してしまった場合失格

 ・相手が降參してきているのに攻撃を続けていると判斷された場合失格

 ・參加者全員でバトルロワイヤルをして倒した數が多い人上位12名のみ本戦參加

 ・本戦は5日に分けて王者を決める

 ・1日目に6人まで絞り2日目で3人まで絞る。3日目に殘った3人のうちの2人がどちらかが負けるか降參するまで勝負し4日目に3日目の負けた方と3日目対戦しなかった人が対戦し、ラストに3日目の勝者と4日目の勝者が対決する

~賞品~

勝つと王者として賞金と勲章が與えられる。

 「それでこれがどうかしたの?」

 「たしかレンて15だろ?これに出てみたらどうかなって思ってさ」

 

 俺がこれにでてもどうせ優勝間違いないしなあ。あっ!いい事考えた。

 「あんまり興味ないから俺は參加しなくていいかな」

 「レンなら優勝だっていけると思うぞ?本當に參加しなくていいんだな?」

 「參加しなくていいですよ!ちなみにこれって王都でおこなわれるの?」

 「ああ、そうだ。気分が変わって參加したくなったらいつでも來てくれ。2週間後には予選開始らしいからな」

 「あ、そうそう2、3週間旅行に行ってくるわ」

 

 話し合いが終わり家に帰ってすぐに

 「皆!集まってくれ!王都に行くから出発の用意を明日までにしておいてくれ!」

 「急にどうされたのですか主様?」

 「2週間後に王都で闘技場の參加者募集してるるらしいからそれに參加する!ってことなので2、3週間出掛けるからちゃんと荷まとめろよー」

 俺はそう言って自分の部屋にもどり簡単な仮面の魔道を作った。

 

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