《加護とスキルでチートな異世界生活》56 盜賊

 「ひ、ヒィィィイ!もうしません!もうしませんので許してください!!」

 小汚い大人がこちらに怯え頭を下げている。

 なぜこんな事になってるかというとほんの數分前の事だ。

 「明日には著くのか!」

 馬車の中がいくら快適だと言っても流石に10日もお喋りとかだと飽きるのでその間にトランプや異世界系定番のリバーシや將棋もつくって皆で遊んだがが10日もやってられない。

 とその時大きな音がなり外を見ながら気配知を使用すると馬車が誰かに襲われている。

 「皆、300メートル先くらいに馬車が襲われてるんどけどどうする?」

 「どうすると言うのはどういう事ですか主様?」

 「この馬車には隠効果のスキルを付與してあるから通り過ぎることも出來るよって事」

 「主ィ~!ミーニャは助けてあげたい!」

 「じゃあ助けるぞ。ラゴン、ラースって事なのでもうし速く走れるか?」

 2匹とももちろんという顔で聲を上げ更に速くなる。

 15人ほどの盜賊が馬車を囲っている。

 

 「ど、どうする!人數が多すぎるぞ!」

 「私達には手がおえないわ!!」

 「だから最近盜賊が出るって言われてたここの護衛なんてやりたくないっていったんだ!!ちきしょーー!!」

 「ヒヒヒ!と馬車の荷とお前らの裝備を置いていけば命だけは助けてやるぞ!」

 「馬車の荷は渡すし冒険者は好きにしていいからわ、私だけでも助けてくださいぃ!!」

 「ちょ、この雇い主とんでもない事言ってるんだけど?」

 「死ぬ気でやるしかないか、ミリンは俺達に強化魔法をかけてその後火魔法で牽制。フローはいつものように短剣で!」

 「「了解!」」

 「えーと助けはりますか?」

 「「!!」」

 「いる!いるいる!ちょーいる!」

 「わかりました、手助けします。ミーニャ、セレインもやっていいよ!ハクもやるなら殺さないように手加減してね」

 「かしこまりました!」

 「ワン!」

 すぐさま拘束して一箇所に集めたが殺さなかったのをいい事に解け解けと吠えている。

 「ちょっとうるさいぞ?」

 お得意の殺気を混ぜた威圧をする。

 「ひ、ヒィィィイ!もうしません!もうしませんので許してください!!」

 盜賊のリーダーらしきやつが怯えながら許しを乞う。

 他の奴らは失している。

 「えーっと手助け謝します。リーダーのマークでこっちのが」

 「フローだ」

 「ミリンよ、謝するわ」

 「俺はレン。それでこいつらの事、後は頼めるかな?」

 「あ、ああいいけど街で引き渡せばしかもしれないけど金貰えるぞ?本當にいいのか?」

 「お金に困ってるわけじゃないから。それじゃあね」

 お金はイーチ達がやってる商會の利益がほとんど俺にるからまじで困っていない。

 馬車に戻った俺達はジュースを飲みながら

 「お疲れ様皆!」

 「主ィ~!ほんとに戦闘できた!」

 あ、買ってから1回も戦わせてなかったな

 「そっか良かったな」

 「うん!」

 あとしで港町か、早く魚が食べたいな

 

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