《異世界生活は突然に〜いきなりチートになりました〜》戦闘訓練は突然に②

「では次に魔法について説明します。魔法は大きく分けて3つに分類されます。

攻撃魔法、防魔法、支援魔法の3つです。

またそれぞれ威力によって10段階に區分けされます。そして段階に応じて詠唱の長さが変わります。

最後に魔法には系統があり、適正のある系統しか扱うことが出來ません。

系統は6種類あり、火、風、土、水、、闇です。またそれぞれ相があります。例えば火は風には強いけど水には弱く、土は水には強いけど風には弱いといった合です。

更に系統は組み合わせることで威力を増す場合があります。例えば火と風で発、風と水で嵐、水とで雷といったじです。」

思ってたより複雑だな。

組み合わせまで考えるとかなりの種類がありそうだ。

「説明はひとまずこのくらいにして、まずはワタルさんの適正を見てみましょう。

右手を出して貰えますか?」

俺はアリシアの言う通りに右手の掌を上にしてアリシアの前に差し出した。

アリシアは何処からともなく水晶を取り出し俺の右手の上に乗せた。

「これは支援魔法の一つで〝格納〟です。では始めますね。」

そう言ってアリシアは目を閉じる。

すると水晶が徐々にを放ち出した。

瞬く間にそのは強くなり赤、緑、黃と3互に點滅している。

「凄いですね!1人につき1系統が普通で極稀に2系統持ちが誕生するくらいなのですが、ワタルさんは3系統の適がありますよ!

火、風、土での適正持ちですね。

系統の保有數で呼び名が変わります。

1系統のみだとノーマル、2系統だとダブル、3系統でトリプル、4系統だとカルテット、5系統でクインテット、6系統でセクステットと呼ばれます。

ワタルさんはトリプルです!」

これも神からの贈りの影響なのだろか。

アリシアは水との適正があり、ダブルである。

余談だが、歴史上最も多くの系統を保有していたのは4系統までで、5系統以上は未だ確認されていないらしい。

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