《異世界生活は突然に〜いきなりチートになりました〜》戦闘訓練は突然に④

無言の沈黙が流れる。

アリシアは俺の魔法を見てからずっとただ呆然としているし、俺はというと何か間違ってしまったのかと気不味い空気をじている。

正直このままでは埒があかないと思い、意を決してアリシアに問いかける。

「あのー、どうだった?」

俺に話しかけられたことで何とか正気を取り戻し、先程の魔法について想を述べてくれる。

「基本的には大丈夫なんですが、し無視出來ない問題が発生しました。」

やはり何か間違っていたのか。

一応言われた通りにやったつもりだったんだが。

「問題って何処か間違ってた?」

不安げに聞いてくる俺を見てアリシアはクスッと笑いながら答えてくれる。

「ウフフ。大丈夫ですよ。間違いとかではありませんから。ただしばかり威力が大き過ぎて戸っていただけです。」

良かった。何か間違ってしまったのかとヒヤヒヤしてしまった。

別にアリシアに怒られる事は無いだろうが、こんな初歩的な所で躓いてしまったらアリシアに呆れられる可能だってある。

「威力が大きい?みんなあんなもんじゃないの?」

「先程教えたのは第1位階魔法です。とても基礎的な魔法ですのであまり威力は無いはずなんです。々木に焦げ目が付くくらいが普通かと。私の魔法ですら木を貫くのが一杯でしたのに。」

確かに先程見たアリシアの魔法では木を貫いた程度だった。そらでも十分に凄いらしい。しかし俺の魔法は貫くどころか一瞬で炭に変えてしまう程の高火力を出してしまったのだ。

「恐らく魔力量の影響かと思います。イリス様はワタルさんのになるをそれは丁寧に丹込めて作ってらっしゃいましたから。

後は制のコツですね。まぁそれは訓練して覚えていくとして、1度魔力量を測ってみましょうか。」

突然俺の魔力測定が実施される事になった。

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