《異世界生活は突然に〜いきなりチートになりました〜》ゴールドルーキーは突然に16

その日は城へ泊まる事になった。

城の中にある客間が1人1部屋ずつ與えられるまさにVIP待遇である。

夕飯は皆集まり食堂でとった。食堂と言っても街の大衆食堂とは雲泥の差があり、豪華な裝飾が施されたテーブルの上にはこれでもかと豪勢な料理が並んでいた。

更には各自に専用のウエイターが付き、料理を運んだり酒や飲みを注いでくれた。

俺の目の前に座っていたカシンとリンはこれが最後の晩餐とばかりに猛烈な勢いで料理を腹に詰めていった。

特にリンはその小柄なの何処にそんな量がるのかと思う程でウエイターも驚いていた。

食事が終わり各自部屋へった後、俺はアリシアの部屋へ向かった。

「アリシア、起きているか?」

ドアの外でそう尋ねるとアリシアがゆっくりとドアを開ける。

「そろそろ來られる頃だと思ってました。」

そう言ってアリシアは俺にお茶を出してくれる。

出されたお茶を口にれた瞬間、口にったお茶は勢い良く俺の口から吹き出ていった。

「なんて格好してんだよ!!」

俺の目にって來たアリシアは薄い明なネグリジェを1枚とその下に下著しかにつけていなかったのである。

「あれ?似合いませんか?」

似合うとか似合わないとかそんな問題ではない。

普段ローブにを包んでいても分かってしまう程のプロポーションを持つアリシアが、今はその形がハッキリと分かる格好をしている。

元の世界で『〇〇を殺すセーター』なるがちょっとしたブームを巻き起こしていたが、目の前のそれはそんなとは比べにならない程の破壊力をめている事は一目瞭然であった。

しかもドアを開けた時、俺が來る事を予測していた口振りだった事を思えば完全に確信犯である。

「取り敢えず服を著なさい。」

そう言って服を著る事を促す。このままでは話など出來ないからだ。

アリシアはつまらなさそうに上からガウンを羽織った。

それはそれでの谷間などを強調していて、目のやり場に困ってしまうのだが、さっきよりはマシになったのでいよいよ本題へる。

「何か俺に言う事は無いか?」

その問い掛けにアリシアは妖艶な笑みを浮かべ答え始める。

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