《異世界生活は突然に〜いきなりチートになりました〜》ゴールドルーキーは突然に18

次の日の朝、約束通り國王から裝備一式が屆けられた。

俺は通常の直剣よりし刃渡りの短い剣を2振りと軽くてき易さに長けた鎧。

カシンは俺のより刃渡りが長い直剣を1振りとこれまたき易そうな鎧と額當て。

リンは小柄な格に合った、程よい大きさの盾と丈夫そうな革の靴。

アリシアはとても高級そうな布で織られたローブと先端に大きな水晶のついた金屬製の杖を1本。

昨日國王が言っていた言葉の通り、この國が持っている武の中で最高峰の逸品を授けてくれたのだろう。

「これ買ったらいくらするんだろうな。」

思わず庶民の本音がれる。

しかし、これだけの武を未だ目標を達していない俺達に授けてくれる事からも國王の本気が伺える。

イリス様に唆されたとはいえ、自分の國の領地が奪われたのだ。それはそこに住んでいた人々は殺され、そこで育まれてきた思いは踏み躙られたことを意味する。

一國の長として當然その責任をじ、誰よりも悲しんでいる証拠が俺達に渡された武なのだろう。

「なんかこんなの貰っちゃったら功させない訳にはいかなくなったな。」

俺のその発言に3人共笑って答える。

「それじゃ、皆んな準備出來たか?

よしっ!そんじゃ一丁やったりますか!」

「「「おぉーーーーっ!!!」」」

そうして俺達はガリアへ向かって出発した。

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