《異世界生活は突然に〜いきなりチートになりました〜》ゴールドルーキーは突然に20

俺以外の3人の得意な事は分かった。後は俺だな。しかし実はそれが1番難しかった。

なんせ1年前に始めて魔法を使い、その後はイリスと専ら強化魔法と魔力制しかやってこなかったからだ。

座學の際、第10位階魔法までの基礎的な容までは習っている。しかし実戦で使用した事はない。勿論イメージも出來ない為、無詠唱も出來ない。

(一通り生する必要があるなぁ)

なので戦闘では接近戦なら火屬の第1位階魔法を無詠唱で使用して、ある程度時間が稼げればその時間に応じて段階を上げていく様にするしかないな。

まずは狀況を見てそれに先程集めた報を當てはめて作戦を考えるしかないな。

そうやって歩いているに山を越え、目的のガリアに後しの場所まで到著する。

「よし、まずはこの辺りで一旦ストップしよう。ひとまず報がしいな。リン、偵察に行って來れるか?」

この中で最も小柄な上、足の速いリンに偵察をお願いする。

「も、勿論です!きっとお役に立ってみせます!」

々イレ込み過ぎだな。

「大丈夫。無理はしなくていいからな。危ないと思ったら直ぐに戻って來い。」

「分かりました。頑張ります!」

本當に分かっているのか不安になる。

一応念の為、もう1回言っとくか。

「本當に分かってるな。お前の命以上に大事な報なんて無いんだからな。それだけは忘れるなよ。」

そう言われてし顔を赤らめるリン。

(ん?なんかマズイ事でも言ったかな?)

最後のはよく分からなかったが、走って偵察へ向かうリンの後ろ姿が見えなくなるまで無言で見送る。

リンが戻って來るまでの間、俺達は武の手れや防の確認を行う。その間、バカ狼が昨日の夜俺がアリシアの部屋で何をしていたのか興味深々で聞いてきた。

狼人族は聴力が優れている為、俺がアリシアの部屋にる音は聞こえたのだが、部屋の中の音までは聞くことが出來なかったらしい。

(こいつ案外油斷出來ないな。)

そんな事をしながら15分程経った頃、リンが無事に帰って來た。

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