《異世界生活は突然に〜いきなりチートになりました〜》ゴールドルーキーは突然に22

俺達は街から程近い高臺の上に陣取った。

そこからリンとカシンが出撃し、間も無くしてそれぞれの所定の位置へ著く。

街は木で出來た高さ3m程の塀で囲われている。口の部分だけが開いていて、リンの報告の通りオーガが2門番として立っている。その隣に5m程の見櫓があってこちらも報告通りゴブリンが2周囲を警戒していた。

リンが見櫓を制圧する為、素早くその下まで駆けて行く。

鉤縄を使い見櫓で警戒しているゴブリン達の下まで迫ると、その後は一瞬だった。

見櫓へった瞬間、まず1目のゴブリンをボディーブローで悶絶させ、その間にもう1の首のところへ強烈な蹴りを食らわせゴブリンの意識を飛ばす。最後に先程ボディーブローで悶絶させたゴブリンへも首に蹴りをれ意識を飛ばして完了。何とも鮮やかの一言である。

見櫓を制圧したリンはこちらへ向かい手を挙げて完了の合図を送る。

その合図を確認して間も無く、次にカシンの戦闘が始まる。

しかし始まったのも束の間、こちらも一緒でかたがつく。

得意の瞬歩でオーガとの間合いを一瞬で詰め、剣でオーガの元を切り裂く。

隣のオーガも気付かれた瞬間、瞬歩で距離を詰め同じ様に元を切り裂いた。

こちらも鮮やか。

オーガを倒したカシンがこちらへ合図を送る。

予想よりも遙かにあっさりと相手の防衛網を無力化出來た。

ここまでは作戦通り。いや寧ろ順調過ぎるくらいである。

そしていよいよ俺達の番である。

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