《異世界生活は突然に〜いきなりチートになりました〜》ゴールドルーキーは突然に28

あれが魔族最強?

まさか?

油斷していたとはいえそんなに強い様には思えなかったぞ。

「不服そうだな。まぁそれもそうだろうな。だが事実だ。

お前をこちらの世界へ呼んだ時にアリシアから話があったと思うがお前のは我が作っただ。その時ちょっとやる気を出し過ぎてしまってな。

ちょっと魔力量を多くし過ぎたんだよ。」

確かにそれはアリシアから聞いた。

確か魔族の50倍くらいの魔力量だったっけ。

でも先程の戦闘では魔法は強化しか使っていない。魔力作はしっかりやったから俺の覚では能力が魔族と同じくらいになっただけのはずだ。

魔族は人間に比べ能力が高いとされている。數値化する様なものではない為、正しい數値ではないかもしれないが、おおよそ1.5倍くらいだと言われている。

分かりやすい例を挙げれば、

100mを走るのが人類最速で9秒58に対し、6秒ちょっとで魔族は走る。

ベンチプレスの世界記録が500kgに対し、魔族は750kg上げる事が出來る。

あくまで仮定の計算ではあるがその位の力の差があるのだ。

強化は強くかけ過ぎると逆に効果が無くなってしまう。がその負荷に耐えられず壊れてしまうのだ。

だから俺は先程の戦闘時、様子を見るつもりで1.5倍程度になる様に魔力を調整した。

因みにカシンとの模擬戦の時は3倍程度になる様に調整した。

狼人族の方が魔族よりも能力は高い。

だからあの時はし強めにかけたのだった。

イリス様との特訓で5倍までなら耐えられる事が分かっていたから。

「やはり分かっていない様だな。強化を自分なりに調整してかけたつもりなのだろうが、そもそもの前提條件が間違ってるんだよ。お前の魔力量はお前が思っているより遙かに多くなってるんだ。」

はい?どういう事だ?

魔力が多くなってる?

「私との特訓でお前が會得したのは何も魔力作だけじゃないって事だ。

能力もかなり向上してるし、魔力量も多くなった。

正直長していくお前を見てるのが楽しくてな。ついやり過ぎた。」

目の前で神が、えへっ、やっちゃった!みたいな顔をしながら説明している。

まぁ厳しい特訓だったから上がっていても不思議ではないが。

「因みにどの位上がったんですか?」

先に教えておいてしかったよ、まったく。

「私の元へ來た時點より能力は倍近く、魔力量は正確ではないが10倍程度にはなってるはずだ。」

おいっ!それは言っとかないとダメだろ!

俺は自分でも知らない間にとんでもない化けになってしまっていた。

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