《異世界生活は突然に〜いきなりチートになりました〜》ゴールドルーキーは突然に33

「おい、どういう事か説明しろ。」

俺達はブランとの會談が終わり、城の客間へ戻って來た。

俺の部屋に再度集合し、先程の容をアリシアへ問い質す。

「申し訳ありません。まさかここまで話が大きくなっているとは思わなかったもので。」

アリシアが説明した容を纏めると、

今日は元々ブランに會う為にギルドへ行ったらしい。

目的は勿論、ガリアにギルドを設立する事を相談する為だ。

そしてブランへの取次ぎをお願いする為ギルドの奧へった時にキールと遭遇し、俺達の仲間にれてくれと強引に頼まれたらしい。

それをブランが聞き付け、話が混ざり合って、キールをガリアに新設するギルドへ引き込もうとしているという容に変わってしまったとの事だ。

キールは銀等級の冒険者で半年前に知り合ったらしいのだが、ガリアの出らしく、今回ガリアを奪還した俺達は彼にとって英雄となったという訳だ。

「話は分かった。でもそれならブランと會ってた時に否定なり説明なりすれば良かっただろ?何でそうしなかったんだ?」

「はい。キールは元々目を付けていた冒険者だったんです。彼は元セレナ王國の兵士長なんです。これからガリアを対魔族軍の拠點にする上で兵士の育と軍隊の運用を任せられる人材は必須になりますので。

なのであの場で否定は出來なかったんです。ただ話がこの様な流れになってしまったのは私の責任です。申し訳ありません。」

なるほど。確かにこれからのガリアには必要な人材だな。

しかしこの拗れた話をどうやって立て直すかが問題だ。

ブランとしては俺達に抜けられるのは仕方ないとしても銀等級が更に1人抜けるとなると大問題だろうからな。

そうやって悩んでいると意外な奴から意見が出て來た。

「ならこの街のギルドの支部って扱いにするんはどうでっか?それならブランはんのメンツも保たれるし、キールはんも引き抜いた事にはなりませんやろ?」

それだ!!

正直カシンからまともな意見が出る事など期待していなかった為、存在を忘れていたが確かに妙案だ。

これなら雙方丸く収まる上、ギルド運営の事も丸投げ出來る為、一石二鳥ならぬ一石三鳥である。

そうと決まれば明日、ブランに相談に行く事にしよう。

俺達は夕食をとり、ようやく疲れたを休める事が出來たのだった。

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