《異世界生活は突然に〜いきなりチートになりました〜》領地開発は突然に②

「なるほど、そういうことなら構いません。ウチとしてもあなた方と繋がりを保てるなら願っても無いことですし。」

キールとの話が終わった後、俺とアリシアはギルドへやって來た。

昨日、カシンから出た案をブランに伝える。俺達にとってはギルドがガリアに作れ、キールを仲間に出來る。

ギルドにとっては金等級4人、銀等級1人がそのままギルドの冒険者として登録が殘る上に別の街に支部が出來る。

どちらにとってもメリットがある案だった為、れて貰えるとは思っていた。

問題はここからである。

「ギルドの運営についてなんですが。」

ギルドは通常設置されている街から半分、ギルドが半分という割合で運営費を負擔し運営を行う。

その代わり、街の有事の際にはギルドの冒険者達が防衛や救助活に參加する。

ただしその活は街の中だけに限定される。要は敵が攻め込んで來た時は出するが、侵攻する時などの軍事行為には參加しないという取り決めになっている。

しかしこれではギルド登録者である俺達はクエストでない限り魔族との戦闘が行えないという事になってしまう。

俺達の最終目的は現魔王を討伐し、魔族の勢いを止める事だ。

このままでは魔王がガリアに攻めて來た時にしかそのチャンスはない事になってしまう訳だ。

なのでなんとしてもこの容は改善する必要がある。そこで俺達が用意した案をどうしてもブランに飲んでもらう必要がある訳だ。

「運営に必要な金は全部こちらで負擔します。その條件としてガリア支部の冒険者に関しての裁量をこちらへ一任して頂けませんか?」

ブランからすれば難しい判斷となる話だ。

裁量を一任すれば冒険者の使用に関して一切自分の意見が通らないことになってしまう。支部とは名ばかりの別組織になるのと同じ事だ。

しかし今話題のゴールドルーキーを含む4名の金等級を失わずに済む。

どちらがメリットが大きいか。

ブランは頭の中で必死にその2つを天秤にかけた。

「分かりました。飲みましょう。」

結果、金等級の冒険者達を確保することを選ぶ。

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