《異世界生活は突然に〜いきなりチートになりました〜》領地開発は突然に25

その日の夜、俺達は明日の出発を前に皆で食事に來た。

昨日アリシアが途中で気絶したせいで中途半端になってしまったので、埋め合わせの意味が大きい。

しかし開始早々、俺は皆から質問責めにあっていた。

「いつから兄者は姉さんの事そんな風に思ってたんですか?」

「それ私も聞きたいです!全然そんなじ無かったのに!」

まぁ皆と言っても質問してるのはバカ狼とリンが殆どなのだが。

というかいつも控えめなクセにこの件に関してはリンが異常に積極的だからし戸ってしまう。

「いつからって事はないよ。気付いたらそう思ってたんだよ。」

俺も酒がっているせいか答えてしまう。

皆、俺の話を興味津々に聞いている。

何故か俺の隣に座っている婚約者さんも目をキラキラさせながら聞いているのはこの際無視しよう。

「ええなぁ。ワイもそういう人に出會いたいわぁ。ウチに殘ってるんはウサ耳付けたちびっ子だけやもんなぁ。」

バカ狼が調子に乗ってそんな発言をした剎那、怒りに燃えたウサ耳の鉄の拳がバカ狼の腹部にめり込む。

今回はこのバカが悪い。

その場の全員がそう思い、気絶したバカ狼はその場に放置されている。

「まぁあれだ。これから々と忙しくなるだろうけど、よろしく頼むよ。」

俺の発言に皆微笑みながら頷いて答えてくれる。

それは新しく加わった5人の僚達も同じであった。

彼らは昨日の飲み會の後、それぞれの家に戻った。

それぞれがこの國の有力な貴族の出である。家に戻った途端、家族から俺の事などを聞かれたらしいが、リンの話では皆上手く言っていたらしい。それは上の大臣に対しても同様だった様だ。

(こいつらも必死なんだな。)

機はなんだって良い。

皆がガリアをしでも良くしようと思ってくれる事が大事なのだ。

そういう意味ではこの5人も他のメンバーと何も変わらない。

だからこそこの中の1人も欠ける事が無い様俺が皆を守っていこう。

例えそれが親友相手でも。

そう思いながら、王都最後の夜は更けていった。

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