＊第5話 死神、○○さんに正がバレる＊

それにしても、何故あのアラクネが化を放ち、暴れさせているのか？

その行は自分の意思なのか？

それともあのアラクネをれる程の何かがあるのか？

それは、本人に聞くしか無いか…

取り敢えず今は、急ぐしか無い‼︎

そして、もう一度all lifeを使い、正確な位置を割り出す。

見つけた。ここは、日本？

しかも、一學園の近く？

何故こんなところに現れた？

取り敢えず、場所は割れた。

足に魔力を集中させ、地面が割れない程度に思いっきり蹴った。

※ちなみに魔力とは、魔法を使うためのエネルギーみたいなである…

見えた。化だ。

ん？化の前に誰かいる？

まずい、吸収されてしまう‼︎

化は、見た目が召喚した獣神が表す獣の形をしており、なおかつが大きいため、ずっと使っていると化を出した主人の魔力が大量に持って行かれる。

それを防ぐために化本が食事をするような形で、生きている生を丸ごとに吸収し、魔力とは別に運するためのエネルギーにする。

そのため、目の前にや、魚、鳥、"人間"などが出てみればどうなるかは想像ができるだろう。

そして、今回現れた獣神は、アラクネ ＝ 蜘蛛の神

化の形は" 巨大な蜘蛛 "。

吸収される前に防がないと、取り返しのつかないことになる‼︎

さらに、足に魔力を集中させ、加速する。

化が、吸収しようとした瞬間、しジャンプしてをグイッとひねり化のを思いっきり橫に蹴り飛ばす。

蹴り飛ばされた化は橫に吹っ飛び、壁に當たり刺さった。

そして、ジャンプしている途中…

視界にった吸収されかけていた人…そして、目があった瞬間、息がつまる。

時が止まったような気がした。

「あんたは…」

「えっ？」

そう、學校から帰る途中の" 會長さん "だった…

そして、地面に足がつく。

よりによって、知人にバレてしまった…ってか、なんでこんな時間に學校にいるんだよ…もう直ぐ7時だぞ…

「えっ、どうやってあの化けを吹っ飛ばしたの…？あんなにデカいのに…その足で…。

人間じゃ、そんな事…できるはずない…のに…。

どう…やって……？」

うう、気分が悪くなってきた。

嫌なじだ。

絶対にバレ無いようにしていたのに…

バレてしまった…俺が人間じゃない事を…目の前が、だんだん白くなっていき空間がねじ曲がっていくような覚を覚える…。

その時…

「後ろ‼︎」

何かが肩にれた…會長さんの手だ…俺をどかせようとしている？

その瞬間、どうゆうことかが分かった。

背後から、先ほど蹴り飛ばしたはずの化が飛びかかって來た。

『ギッジャア"ア"ア"ア"ァ"ァ"アア‼︎』

獨特な聲を上げながら背後から飛びかかって來る化…

目の前には、どうにか俺をどかせようと必死になっている會長さん…

幸いにも、會長さん以外に人はいないみたいな…

まぁ、しょうがないか…

必死どかそうとしている會長さんを両手で抱きかかえるようにして持ち上げ、そのまま、全に魔力を送り込む。抱きかかえたとき、會長さんが「ひゃっ⁉︎」と可らしい聲を上げていたがそのままかかえた。

そして、地面を蹴り、背後から飛びかかって來る化を避け、し距離をとる。

「ふぅ〜、會長さん、聞きたいことはたくさんあるでしょうが後にしてもらえます？

それともう一つ。」

「うぇっ？」

「今から起こる事は、誰にも言わないと誓いますか？」

「そ、それよりも…は、早くおろしなさいよ‼︎」

ちなみに、今會長さんは俺に両手で背中と膝を抱きかかえられている。

要するに、" お姫様抱っこ "っといった形だ。

「おろしてもいいけど？また、化に吸収されかけるよ？」

「うぅ…」

チラリと化を見た會長さんは、震いした。

「で？今から起こる事は、絶対に誰にも言わないと誓えるの？」

再び問うと。

「何で、誰にも言だたらダメなのよ！警察に通報しないと‼︎」

「警察じゃ、アイツは倒せないよ。

というか、今度は警察が吸収されるだけだ。

それと、誰にも言わないと誓えるのなら、お前を、"無傷"で助けてやる。」

そう言い切ると。

會長さんは、目をパチパチさせ、怒ったように

「あんた何様よ‼︎ 

あんたなんかがあの化けを倒せるわけないじゃない‼︎」

確かに、そう思われてもしょうがない。

學校では絵に描いたようなザ・オタクってじだったからな…

でも、さっき、蹴り飛ばしたのが効いていたのか、化はなかなか攻撃を仕掛けてこないが、再攻撃してくるのも時間の問題だ。

だが、し違和をじる。

いつもだったらさっきの回し蹴り一発で消滅してもおかしくない。

考えられる理由は、" 相當な魔力をつぎ込んでいる "か、" 何者かによって強化されている "のどちらかだ。

まだ、會長さんが何か言っている。

「そ、それに、あんなのは、自衛隊に…

「誓うか、誓わないか早くしろ‼︎じゃないとお前が傷ついちまうんだぞ‼︎俺は、そんなところは見たくないんだよ‼︎」

キレてしまった。

イラついていた。

俺は、嫌いだったんだ…"人が傷つくところ、死ぬところを見るのが"

死神とは思えないだろ？

人間が想像した死神なんか知らん。

現実はこうだ。

死神は、人が死ぬのが嫌いで、そして"怖かった"

そんな俺に會長さんはビックリしたのか會長さんがし固まった。

そして…

「わっかたわよ！誓う…誓えばいいんでしょ！誓えば！」

そう言い放った。

「絶対に誰にも言わないな？」

「言わないって言ってるでしょ！だから…どうにかしなさい‼︎」

「分かった…」

俺は、深呼吸し、會長さんを地面にそっと僕の後ろに降ろし、僕は、化と向かい合い、右手に力をれた。

「來い！デスサイズ‼︎」

そして、手に魔力を送り込むと手の先から黒い雷が散り出して次第に雷が大きく、長くなり、やがて、藍をした無刃の鎌になった。

「う…そ……」

會長さんの震える聲が聞こえた。

そりゃ誰だってこんなのを目の當たりにしたらそうなるか…

「刃、展開‼︎」

そう言うと、無刃の鎌の周りに淡く白いが集まって行き、鎌のサイズより三回り程大きい黒くる刃が付いた。

そして、回復したのか、化が飛びかかって來た。

やはりおかしい。化にしては早過ぎる。

鎌の峰を化に向け構え、飛びかかってきた化をガードする。攻撃力も普段より高い。

そして、ガードした狀態で化を押し返し、化の足をデスサイズで3本ほど切り裂いた。

「凄い…」

だが、切り裂いた傷口からすぐに足が生え元に戻った。トカゲの尾かよ…

今度はこちらから攻撃を仕掛けに行く。

からだをしかがめ、勢いよく地面を蹴った。

すると、化はこちらを向き、口からいくつもの糸の玉を吐いた。

流石蜘蛛だな。

その糸の玉を切り裂きながら突き進み、化のに向かって思いっきりDeathscytheを振り下ろすが、糸が刃にへばり付いていたため、刃が通らない。

「燃えろ‼︎デスサイズ‼︎‼︎」

そして、魔力を送り込む。

すると、刃からの粒子が吹き出し、黒い炎を上げた。

「斬れろおおおおおおおおおおおおおおおおおお‼︎」

刃にへばり付いていた糸が燃え消え、そのまま、デスサイズを振り下ろした。

化のにヒビがり、真っ二つに砕け散った。

『ギュワ"あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"………』

化はびながらだんだんとをの粒子に変え消滅した。

そして、俺は、デスサイズに魔力を送るのをやめると、の粒子に変わり、消えた…

後ろにいる會長さんに聲をかけた。

「お〜い、會長さん無事か？」

會長さんを見やると、口をぽか〜んと開けて座っている會長さんがいた。

だめだこりゃ。

會長さんに近づき、しゃがんで、會長さんと目線を合わせ、目の前で手を振ってみる。

「はっ！」

お、戻ってきた。

「平気か？會長さん」

「な、な、な、なんなのよあんた‼︎え？どういうこと？て、手から大鎌出したり。あ、あ、あんた、何者なのよ‼︎」

「う〜ん、答えたいのは山々なんだが…とりあえず場所を変えよう。見られたらまずいから。」

そう言って、俺は、服も粒子に変え、制服に戻った。

「立てるか？」

手をばした。

すると、會長さんは、し戸いながら手を摑み立ち上がった。

會長さんが立ち上がったところで、俺は考えた。

どないしましょう、この狀況……