《學校一のオタクは死神でした。》第20話 武神vs兜

*第20話 武神vs兜*

「久しぶりに手合わせをしてやろう」

『グオォオ"オ"オオオオ‼︎』

刀を鞘に差し構え、心を落ち著かせる…

そして、目を閉じた…

その瞬間…

『グオォオ"オ"オオオオォォ‼︎‼︎』

巨大な化んだ…

そして、途轍もなく大きな羽音を立てながら角を突き出し、突進してきた…

が、1メートルほど近づいたところで…

「消えた⁉︎」

希里の驚きの聲が聞こえてきた瞬間…

カッと目を開き…

「居合…"神隠し"…」

が背後に現れた。

違う。

は斬られたのだ…

武神にれる瞬間…武神の居合によって…

を両斷され、切口からの粒子が吹き出していた…

だが、その化の上にはビートルがいない…

「なかなかやるのお?」

すると、武神の頬に傷が刻まれた…

後ろを振り返ると、日本の刀を持ち、鎧をにつけた男、ビートルが平然と立っていた…

『………。』

「ふん?お主はばんのか?」

『………。』

「まぁ、良いが…」

改めてお互い刀を構えた…

しばらくの時が過ぎ…

"二人共同時に消え"た…

ギィーーーーーーーーーーーン!‼︎‼︎

二人が元いた場所の間で、武神とビートルが刀をえた…

両者の力はほぼ互角…と思えた…

「武神がおされている…」

と希里が呟いた…

「ーッ‼︎」

刀と刀がぶつかり合い、辺りに金屬と金屬がぶつかる音が響いた。

そしてその間、しずつ…しずつ、武神はを流した…

理由は簡単だった…

「ビートルの方が早い⁉︎」

そう、早い…早過ぎるのだ…

武神が刀を振るう速度よりもビートルの振るう速度の方が早いのだ…

「ーッ‼︎これがお主の強さならまだしも‼︎られ‼︎強化されている強さなら‼︎っている奴は腹がたつ‼︎‼︎兜はそんな事までして強くなることはんではおらんだろう‼︎‼︎こんな偽の力で儂に勝っても嬉しくは無かろう‼︎‼︎られ‼︎苦しいだけだ‼︎‼︎だから‼︎兜の師として儂が‼︎儂が兜を救わねばならんのだ‼︎‼︎ークッ‼︎」

「武神さん‼︎後ろ‼︎‼︎」

「何っ⁉︎」

先ほど切り裂いたはずの化が"再生"をしていた…

ーッ⁉︎この狀況で彼奴は止められんぞ‼︎

それに‼︎あんな重傷を負っているにもかかわらず"再生などできるはずない"のに‼︎

「ーッ‼︎」

「まずい‼︎僕が止めな…

「あぁ…」

その時、希里の隣で何がいた…

ソレはのそりと立ち上がり飛んだ…

「兄上⁉︎ダメです‼︎そんなじゃあーッ⁉︎」

飛んでいった者…

ソレは間違いなく新だった…

希里と桜姫の武裝の一部を使って傷口を塞がれた新だった…

だけど…"違う"…

「アレは…兄上?なのか?…」

* * *

「ークッ‼︎どうすれば‼︎」

背後にいた化は完全に再生し、武神に向かって突撃した。

ークッ‼︎避けられん‼︎と思ったその時…

ズッ、ガーーーーーーーーーーーーーン"‼︎‼︎

が跡形もなく"砕"された…

背後に"突然現れた者"によって…

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