《學校一のオタクは死神でした。》第23話 閉ざされた過去(前編)
*第23話 閉ざされた過去(前編)*
「ふんふんふふ〜ん♪(ニヤニヤニマニマ)」
『………。』
『どうしたんだ、今日の西園寺さんは…』
『いつにも増して機嫌が良い…』
『鼻歌なんかしちゃって…何か良い事でもあったのかなぁ』
『おまえ聞いてこいよ』
『ええー⁉︎できるわけ無いよそんなの‼︎おまえが聞いてこいよ‼︎友達だろ?』
『おまえ馬鹿だな〜本當の友達ってのはこういう時こそ後ろでがっしり構えて見守っているものなんだよ』
『そうか〜じゃあ見守ってて俺行ってくるわ、って行く訳無いだろ‼︎』
『………何で、ノリツッコミ…?』
『………1回やってみたかったんだよ…』
『………あっそう…』
「新まだかな〜…」
『『『⁉︎』』』
『(ざわざわヒソヒソ…)』
『また、新と何かあったみたいよ…』
『RI・A・JU・U発しろーーーーーーーーー‼︎‼︎』
『また西園寺なの‼︎また西園寺なの‼︎』
『落ち著け落ち著け…』
その時、ガラガラと扉が開いた。
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「おはよう…西園寺さん…」
「あ、おはよう佐藤さん…」
『『『佐藤さん來たあ"あ"あ"ぁぁああ‼︎‼︎』』』
『FHOOOOOOOO‼︎‼︎』
『キタァーー‼︎俺の嫁‼︎』
『ハァ?誰の嫁だって?テメェちょっと面かせや?』
『ん?佐藤さん…元気なくない?』
『あ、本當だ〜昨日みたいなテンションじゃない‼︎』
『どうなってるんだ?』
『なんか…西園寺さんと佐藤さんの溫度差が激しいんだけど…』
「西園寺さん…今日、新は來ないわよ…」
「へ?」
『『『え?』』』
「え?what⁉︎どういうこと⁉︎」
「実は…」
桜姫は西園寺の耳元でこう言った…
「昨日、西園寺さんが帰った後化が出て、新が負けたの…」
「えっ?……」
何言っているの?新が負けた?
「死んではいないないけど、新の傷が酷過ぎて意識が戻らないの…」
「噓…でしょ…?」
顔からの気が引いていくのが分かった…
「今日、昨日のことについて叔父さんから話があるそうだから今日の帰り、一緒に來て」
「……うん…」
* * *
放課後…
私は直ぐに新の家に向かいインターホンを押した
『どちら様ですか?』
インターホンの奧から聲が聞こえる希里の聲だ…
「私、あ、あの…西園寺 百合華です…」
『どうぞ…』
「おじゃまします」
* * *
「やぁ、久しぶ「新は大丈夫何ですか‼︎‼︎」…うん、何とか大丈夫みたいだ。多分、明日には復活すると思うよ。まぁ、意識が戻るかどうかは別だけどね……」
「そう…ですか…」
「ただいま…」
「おかえり神ちゃん、これで全員揃ったみたいだね、希里、客間から武神君を呼んできてくれ」
「武神?」
どんな人なんだろう…
名前からして凄そうだけど…
「もう、ここに居るでござる」
「おお、そこに居ったか」
おお〜…the SAMURAIみたいな人だった…
「じゃあ、昨日のことについて話そうかまず、昨日、何があったか落ち著いて順番に説明してくれるかな?希里君」
「はい。昨日の事ですが………
* * *
「………といったじです」
「「「「………。」」」」
「付け足すところとかは何もないか?武神君、桜姫ちゃん」
「特にありません」
「儂も同じだ…」
昨日會ったばかりだけど、佐藤さんってこんなに真剣な目をするんだ…
「ん?あれ?そういえば今更だとは思うんだけど…佐藤さんって何の神なの?」
「私は神…"っていう別を決める神"よ…」
「なるほど…」
「じゃあ、次は僕の番だね〜♪、何が知りたい?」
と新のお父さんがこの場の空気を崩すようなテンションで言ってきた…
「…儂からいいか?」
「いいともー‼︎」
「どこから持ってきたんですかそのサングラス…」
いつの間にか黒いサングラスを付け、ぐっと親指を立てていた新のお父さんに、希里君が的確なツッコミをれている…
本當にどこから持ってきたんだろう…
「…儂から聞きたいのは、まず何故死神殿は、この様なを助けたのだ?」
「へっ?」
急に指を指された…えっ?今その話必要なの?
「なんか、新が言うにはお嬢さんが昔の自分と似ていたそうだ。」
「どこが似ているのだ‼︎こんなしいとどこが似ていると言うのだ‼︎‼︎」
「あわわわわわわわ…」
「こんなしいならワシが助けても良かったぞ‼︎しかも、その後は死神殿に惚れたそうじゃないか‼︎羨ましすぎるわ‼︎‼︎」
「何でバレてるのーーーーーーーーーーーー‼︎‼︎‼︎‼︎」
「やっぱりかーーーーーーーーーーッ‼︎‼︎」
「ギクッ‼︎」
「探りをれたんだよ、探りを‼︎クソォーー‼︎死神殿めー‼︎目を覚ましたら一刀両斷してやる‼︎‼︎」
「それ殺してますよね⁉︎ってか、話が凄い勢いで線しているんですけど⁉︎話戻しましょう話を‼︎」
「何だっけ?」
「昨日の事でしょうがぁああ‼︎‼︎」
* * *
「では、改めて…僕に聞きたいことある?(*^^*)」
「では、今度は僕が……"西園寺さん"に質問します」
「はぃ⁉︎」
「何故、西園寺さんは兄上に惚れたのですか?」
「え"ーーーーー⁉︎何で今⁉︎今それ聞くとこ⁉︎」
「おや?嫌いでしたかこりゃ失禮しました」
「嫌いじゃないよ‼︎大好きだよ‼︎えぇっと、私を助けてくれたし‼︎私のために怒ってくれたし‼︎幸せにしてくれるって言ってくれたし‼︎って何言わせてんのよーーーーーーーーー‼︎‼︎」
「ええでは、兄上は西園寺さんが好意を寄せていることに全くと言っていいほど気づいていません、しかも、兄上はこれ以上にない程のオタクですがそのことに関してはどう思います?」
「いいの‼︎‼︎私が新を惚れさせるの‼︎って線線線‼︎‼︎話戻してーーーーーーーーーー‼︎‼︎」
* * *
「ええ、じゃあ改めて、僕に質問ある?(≧∇≦)……はーい‼︎(^O^)/」
「ええええええええええええええええ⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎」
「じゃあ、お嬢さんに質っ問〜〜☆新と男の関係になったら何したい?(ニマニマ)」
「線してますよ⁉︎線‼︎話戻しましょうよ‼︎話し‼︎」
「え?新のこと嫌いなの?」
「だから大好きです‼︎えぇっと、デートしたいですし、手とかつないでみたいですし、け、結婚…とかも…って何言わせとんじゃこらあああああああああーーーーーーーーーー‼︎‼︎‼︎‼︎」
* * *
「じゃあ、僕に質問「ハイ‼︎‼︎」…じゃあお嬢さんどうぞ」
私が質問すれば線しずに済むからね…えぇっと…
「…何で…新は…泣きながら暴走したんですか…?」
「………。やっぱりその事が気になるよね〜…その質問の答えは僕は解答できる…長くなるけど良い?」
「構いません…」
「皆んなも?」
「ああ…」「はい…」「ええ…」
「じゃあ、話すとしよう…」
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借金返済のために紹介された話に飛びついたが、それは『聖女様の替え玉』を務めるというお仕事だった。 職務をほっぽり出して聖女様が新婚旅行に出かけちゃったので、私が聖女様に扮して代わりに巡禮の旅に行くだけの簡単なお仕事です……って話だったのに、ふたを開けてみれば、本物聖女様は色々やらかすとんでもないお人だったようで、旅の護衛には蛇蝎のごとく嫌われているし、行く先も場合によっては命の危険もあるような場所だった。やっぱりね、話がうますぎると思ったんだよ……。 *** 主人公ちゃんが無自覚に聖女の地位を確立していっちゃって旅の仲間に囲い込まれていくお話です。多分。 司祭様→腹黒 雙子魔術師→ヤンデレショタ兄弟 騎士団長さん→椅子
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