《學校一のオタクは死神でした。》第24話 閉ざされた過去(中編)

*第24話 閉ざされた過去(中編)

「まず初めにお嬢さん、赤ちゃんって何処から生まれて來るの?」

「また線する気ですか⁉︎」

「いやいや、コレは結構真面目な話、じゃあ、言い方を変えると…う〜ん…そうだねぇ〜…赤ちゃんって誰から生まれるの?」

「え?お母さんから…生まれ…お母さん…」

「…何か僕…地雷を踏んだみたいだね…お嬢さん、すまなかったね…」

「いえ、お気になさらずに……それで、その事がどうかしたんですか?」

「うん、コレはまず必要なポイントだ。僕が生まれてから起こったことを話そう。まず、僕、ゼウスが生まれた。で、次に、僕がを作る神を"作った"」

「えっ?…」

「で次に、男神と神、別を決める神を"作った"。さて、問題です。この時僕は何をしようとしていた?」

「え?ちょっと待ってください!佐藤さんって新のお父さんが作ったって…」

「うん?そうだよ?僕は基本的に生み出す…いや、作り出す神だからね」

「………。」

「で、問題問題、お嬢さんは僕が何を作ろうとしていたと思う?」

「えぇっと…を作る神を作って、それから、別を決める神を作った…えぇっとえぇっと…分かりません…」

「難し過ぎたかな?じゃあ、答え、僕たち以外の"もの"…すなわち神以外の何か別のものを作ろうとしていたんだよ」

「?」

「つまり、今生きているような、植、さらには、石とか、星みたいなのを作ろうとしてたんだよ」

「………。」

「で、次にその神以外のもの、一番最初はこの今いる空間を作った。その次は宇宙」

「え?空間って宇宙の事じゃないんですか?」

「うん、空間の中に宇宙を作ったんだよ。宇宙だって広いけど終わりがあってもおかしくないだろ?続けるよ?で、その宇宙で…まぁ分かるよね?星を作った、次、生を作った。だけど失敗した。」

「え?失敗した?私も生の一種なんですけど…」

「うん。最後には功させたんだけどね。まず、作ったのはいいけどかなかった。そして、その生を"進化"させた。だけどかなかった。それから、ふと気づいたんだよね。こんなふわふわ「あの〜…」した…はい、どうかしたのかね希里君?」

「はい、単刀直に言いますと、"長い"です。そんな下りはどうでもいいので必要なことだけを言ってください」

「………希里君ってたまに凄いこと言うよね…まぁ、いいや…じゃあ、短くして…生を作る過程で"ある"が発生してしまったんだよ、たまたまできたのが"邪念"…悪巧みとかそんなじのものがね。で、自然に生まれたのが"邪神"という神だよ。」

「あれ?邪神?そんな神様って居ましたっけ?」

ふと、聲をあげたのが希里だった

「え?どういうこと希里君?」

「いや、僕、そのような神様見たことないので…」

「まぁ、話を聞いていけばわかるから…で、しばらく経って、弱強食の世界というよりは、食連鎖で生きるという方法が生まれた。でも、それには死がつきものだ。そこで、邪神と同じように生まれたのが死神…新だよ…で、ここからが重要だ、よく聞いてね。邪神と死神、その二人の神は同じように生まれた。そして、先に生まれた邪神は長速度がものすごく早く、すでに今現在の神位の姿になっていた。そして、新が生まれたとき彼はこう言った…「私がこの子を育てる」と…そう….邪神は、新のお母さんなんだよ…」

    人が読んでいる<學校一のオタクは死神でした。>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください