《俺の隣の席の人が毎日違うのですが?》月曜日〜ヘレン②〜ゲーセンに行ってみよう
月曜、週明けの一番學校に來たくない日でありヘレンが來る日でもある今日なのだが、今日はいつもより気溫が高く気怠さがいつにも増しているのである。そして俺はと言うと...
「あー、ヤバい。授業中に寢たらダメだと分かっていても寢てしまいそうだー。いっその事寢ていいかな?」
「ダメに決まってるでしょ?授業に集中しなさい」
愚癡のように吐いた言葉をヘレンにまともに返されているのである。現在5時間目の現代社會の時間なのだが、晝休みに食べた弁當でお腹が膨れ、暑さを和らげるように風がり込み、先生は見た目がもう定年超えてるだろ!と言いたくなるような爺さんチックな先生なのだが、読むペースが遅く子守唄のようになってしまうのである。
・・・はぁ!これは完全に寢ろという點のお告げでは無いだろうか。
そんなことを思っているとヘレンが徐ろに口を開く。
「だけど、確かに結城の言う通り眠くなっても可笑しくない狀況よね」
何事だと思えば手の平返しですか
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「なら寢てもいいか?」
「ダメに決まってるでしょ」バシッ!
分かったから丸めた教科書で頭叩くのはやめてくれないかな?
「にしてもこんなに話してるのによく怒られないわよね」
「たぶん席の位置的に聞こえないのんだろ?あとそこまで大きな聲出してないしな」
俺たちの席は6列あるうちの真ん中の列である3.4番目の列の一番後ろである。ここって以外とバレない席なんだよな。
「あ、そうだ!今日帰りゲーセン行かないか?」
「げーせん?なにそれ?」
ヘレンの様子からすると知らなかったみたいだな。ならちょうどいいかもしれない。
「そうそう、たまには気分転換として行こうぜ」
「・・・そうね、家に帰っても特にすることもないでしょうから」
こうして俺とヘレンは帰りにゲーセンによることになった。
學校から歩いて10分の位置にあるゲーセンに無事に到著した。ちなみにこのゲーセン家のある位置とは逆方向にあるから時々しかこない場所である。
「じゃあ、とりあえずるか」
「そうね」
中にると冷房がいいじに効いていた。
ヘレンはそこらじゅうにあるゲームを見てし困しているじがする。
「どのゲームがオススメなんだ?」
「そうだなー、まずアレからやるか」
そう言い並ぶのは和太鼓の達人と言うリズムゲームである。小さい子にも人気でいろいろな曲で遊べる人気のゲームである。
ゲームが始まり最初は戸っていたヘレンだったが...
「・・・・・・・・」
めっちゃ集中してるんだよね〜これが。
眼がいつになく真剣というか、これはあれか遊びでも全力になってしまう真面目ゆえのさがなのか?
結果としてヘレンは二曲目はフルコンボを叩き出していた。恐るべし真面目人。
それからは特にゲームをする訳でもなく店をぶらぶら二人で歩いた。
今はクレーンゲームの前まで來ているのだがヘレンがある一臺のクレーンゲームの前で足を止めた。なにがあるのかと気になった俺は見てみるとそこにあったのは縦の長さ50センチぐらいの(´・ω・`)のぬいぐるみだった。
「・・・あれ、しいな」
たぶん思わず出たのだろう。ヘレンは気づいた様子がないのでそう判斷する。そして俺はプレイ金額を見る。そこには
1play  200円
3play  500円
こ、これはなんというかお財布に厳しい金額ですな。だが、俺の決心はそう簡単に揺るがない。
財布から500円を取り出しれる。
一回目馬鹿正直に持ち上げようとするが案の定持ち上がらない。
二回目今度は工夫して奧の方を持ち上げ落とし口のことに近づける。
三回目は二回目の要領で近づける。
そして俺はまた500円をれる。
もう500円を5回目を投した分のplay數はない。だが、もう直ぐで手にる!俺は6枚目の500円をれる。一回目はしずれるも落ちない。二回目、にはみ出ている場所を押す形に移させたらアームは狙い通りににクッションを落としてくれた。
「よっしゃ!」
「あった!」
ヘレンと顔を見合わす。集中していたため気がつかなかった俺たちの顔の距離はかなり近かったみたいだ。それならば見合わすということは顔の距離はほぼ數センチしかないのであった。
「っ!!」
「ッッ!!」
俺とヘレンはお互い赤面しお互いに距離を取る。危なかった。流石にあんな近くでの子の顔を見るのは焦るからな。
激しく躍する心臓を抑え手にれた(´・ω・`)のクッションをヘレンに差し出す。
ヘレンは下を向いたままけ取る。
結局その日は帰ることにした。
帰りはなんとか會話ができるまで回復し分かれ道の別れ道になるまで途切れ途切れであるが會話ができていた。
ヘレンは家のある方にあるのを見送り、そろそろ行こうかと思い歩き始めようとしたら後ろからヘレンに呼び止められた。
「結城!その・・・ありがと」
「どういたしまして」
ヘレンと以前より仲良くなれたことを願いながら俺は帰路に著いた。
気怠い月曜日が今日も過ぎていく
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