《俺の隣の席の人が毎日違うのですが?》人は狂気に走ると恐ろしいみたい
「結城のやつ遅いな」
リリーは先に帰ると言っていたが校門の脇で結城が來るのを待っていた。最初は一人で帰ろうかと思ったのだがどうせなら待って一緒に帰ったほうが話し相手がいて良いかなと思ったからなのである。しかし、かれこれ10分待っても帰ってくる様子のない結城に流石に不安を覚えたリリーは教室に向かうのであった。
「おかしいわ」
リリーは一人呟く。教室に行ったリリーは中に誰も居ない事もしかしたら他の教室に居るのでは思い探すが姿が見當たらない。
何個目かの教室に差し掛かった時、あるがリリーの目に映った。それは変哲もない自分も持ってる通學用のバック。だがリリーはそのバックを見た瞬間言いようの無い不安に襲われ駆け足でそのバックの元まで寄ると中を確認し始めた。そして目的のを見つける。それは生徒手帳である。リリーは悪い予がする中生徒手帳を開ける。そこには佐藤 結城の名前が書かれていた。
心を落ち著かせ生徒手帳を閉じてバックに仕舞おうとした時ある紙が二枚目にった。それは今朝結城が読んでいた紙とそれと似たいよう紙だった。何気なくその二枚を取り容を読むリリー。読み終えたリリーの表は驚愕を表していた。
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リリーはスマホを取り出し伊藤家に電話を掛ける。
『もしもし、リリーどうかしたの?』
「結城が拐されたかもしれないの!」
『えぇ!?』
意識を失っていた俺は何処かに運ばれたらしい。なんか倉庫の中だし。地面に砂があるから普通に考えて外だし。何より、両手両足を紐で縛ってある。しかも手はの後ろで縛られてるし。
「目が覚めたようだね」
聲がした方に顔を向けると、そこには気を失う前に見た男子生徒がいた。
「お前は誰だ?俺に何の用がある」
「君の質問に答えよう。一つ  僕は...そうだね。木曜日に伊藤さんに告白して振られた男子と言ったところかな」
なるほど、こいつだったのか。
「二つ  僕はね、いつもクラスではぼっちでクラスの奴らから仕事なんかを押し付けられたりしていたんだ。そんな中伊藤さんだけは何も言わずに手伝ってくれたんだ!そこから伊藤さんの事が好きになったんだ!だけどね、伊藤さんは僕の事をみてくれない。だから考えたんだ。君がいるから伊藤さんが僕の事を見てくれないんだって。だって君はいつも伊藤さんと一緒に居るだろ?だから君が居なくなるか彼と関わらないでくれって手紙でもそう書いてたじゃないか」
なるほど考えるにヘレンに惹かれたようだな。多分ヘレンに言っても返答は変わらなかったと思うが...
「なんでお前の言う通りにしなきゃいけないんだよ」
「うるさい、な!」
そう言ってその男子生徒は俺の腹を思いっきり蹴ってきた。一発じゃなくて何回も蹴ってきやがった。めっちゃ痛ぇよ。
「さっき見たいな減らず口を聞けないように今からしてやる、よ!」
俺の側まで近づき倒れていた俺を座らせて毆ってくる。頬に思いっきり當たり俺は後ろに転がるよう。あー、これは流石にヤバイかな。うわー、口の中切れての味するし。
口の中のを吐くと男子生徒は気に食わなかったのか俺の方に一歩踏み出した時
ガラガラガラガラ
倉庫のり口が開く音がし、外のが中にってくる。そしてり口に立っていたのは...
「い、伊藤さん!な、なんでこんなところに!」
「そりゃあ、もちろんあなたに暴力振るわれているそこの結城くんを助けに來たのよ?」
そこには、ヘレン.リリー.カレン.アリス.咲耶そして何故かニーナも居た。
「あんたなんか、これでも喰らってなさい!」
「ひ、ひぃぃぃ!」
何かと一番怒っているリリーが手の平サイズの火の玉を作りそれを男子生徒に向かって飛ばす。
その火の玉は男子生徒に當たる手前で止まり発した。その男子生徒は恐怖のあまり気を失ってしまったようだ。
そんな景を見ているとヘレンやアリスなどがこちらに駆けてきた。アリスは治癒魔法を掛けてくれて、ヘレンは紐を解いてくれた。
「全く、あんなのが渡されたのなら私たちに相談でもしなさいよね。今回の件アリスやヘレンもかなり心配してたんだから」
「そうよ、余計な心配かけさせないでよね!」
し遅れてきた咲耶とリリーがそう聲をかけてくる。全くその通りである。それより
「よくこの場所がわかったな」
「それはニーナの能力のおかげね」
なんでもニーナには自分の気にってる相手の場所がわかる能力があるという。異世界様々だな。
「ところで、この男子生徒はどうするんだ?」
「それもニーナに任せて、意識のない相手から一部の記憶を奪う能力もあるから。々條件が難しい能力だけど今回はその條件が揃ってるから大丈夫そうね」
カレンが言っている間にニーナが男子生徒に噛み付いていた。多分、あれがその記憶を奪う能力だろう今回奪うのは俺の件と伊藤さんについての記憶だろう。
こうして俺は無事に家に帰ることが出來た。本當に5人と1匹には謝だな。
家に帰ると5人のうちの誰かが家に電話をかけたのか、妹から半泣きになりながら心配しただの言われてしまった。
こうして、厄介ごとを引き連れた火曜日が過ぎていく
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