《俺の隣の席の人が毎日違うのですが?》木曜日〜アリス⑤〜弁當

木曜、今日はアリスが學校に來る日である。

そして、現在晝休み。アリスと機を引っ付けている。俺とアリスの機の上に乗る弁當箱の包みは同じ...つまり!

「結城さん!どうぞ!」

「お、おう」

俺の分の弁當をアリスが作ってきたのである。

それは、時は遡ること昨日の晩。

俺が風呂から上がり歯を磨いていると...

ブルブルブル

ポケットの中にあるスマホがメールを信し振した為取り出し確認すると

『明日、私が結城さんの弁當作ってきますから!持ってこなくても大丈夫です!』

と言うメールを貰った事から始まった訳である。

俺は目の前に居る期待した目をこちらに向けるアリスのヒシヒシとじながら包みを開ける。

おぉ、これは

「いい出來じゃないか」

「ありがとうございます!」

思わず呟いた言葉にアリスが喜びの反応を見せる。いや、だが、これはいいぞ。おや野菜など鮮やかと言うか、見てて楽しいと言うか味しいだな。

俺は箸を取りベーコンのアスパラ巻きを食べる。

うん、味しい。

気づくと、弁當の中はほぼからだった。綺麗に殘さずにきっちり食べ終え、容をアリスに返す。

味しかったよ」

「それは良かったです!....負けれられないですからね」

「え?なんか言った?」

「いえ!なんでもないですよ!」

んー、なんかボソッて何か言った気がしたんだが...気のせいだったか?

「そんなことより!來週も作ってきて良いですか?」

「俺としてはアリスがそれで良いならお言葉に甘えるけど」

「わかりました!それなら決まりですね!」

こうして、毎週木曜日はアリスの弁當が食べれることになった。

ほんと、こう穏やかな日が続くといいな。

そんな願いを乗せた木曜日が今日も過ぎていく。

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