《僕と彼たちのありきたりなようで、ありきたりではない日常。》デート騒

守山さんやあーちゃんが家に食べにくる事を茜に

電話したら

「本當ですか⁉️これは坊ちゃんのフラグイベント‼️

必ずや功させます‼️この坊ちゃん専屬メイドである

橘茜の名において‼️」

と異様に意気込んでいた。

・・・イベントってなんだよ?ただ親しいメンバーで

ご飯を食べるだけだろうが。後茜はフラグと言って

いたが、なんのフラグかは想像しやすい。

・・僕ははこりごりだと茜は知っているだろうに

余計なお世話だ。だが茜は僕の為を思ってわざと

言ったのだろうだから責めにくい。

「茜さんは何だって?」

「大丈夫だって。腕によりをかけて作るそうだ」

「楽しみだな〜〜‼️あと明日香は走ってくるって」

「ハハ、そんなに急がなくてもいいのに」

「ごめん、待った⁉️」

「「早っ⁉️」」

と文字通り走ってきた。

「明日香、本當に走ってこなくてよかったのに」

「いや、さ、さす、がに、遅れ、ちゃ行けない、と

思ってき、たよ」

と息も絶えだえの狀態だった。

「あーちゃん、よくこの場所分かったね?」

「三春が教えてくれたから。というか三春が何で

ゆーちゃんといるの?」

とあーちゃんが不思議そうに守山さんを見ると

「さっきまで一緒にデートしてた〜〜」

「噓でしょ〜〜‼️私はまだゆーちゃんとデート

した事ないのに‼️三春ズル〜〜イ‼️」

とあーちゃんが守山さんの首を摑んでグラグラした。

「あ、明日香、苦しい。ギブ、ギブ」

「ズルイ、ズルイ、ズルイ‼️」

「それはゴメンってば・・だからそろそろはな・・」

「あーちゃん離してあげなよ。今度僕でよければ

いう事きくからさ」

「本當?今、何でもって言ったよね?」

「いや、何でもとはいって・・」

「言ったよね?」

「・・はい、言いました。はい」

・・あ〜あ、こりゃ詰んだな。一僕は何を命令

されるのだろうか?と思いながらあーちゃんの方を

見ると

「なら明日、私とデートして‼️これは命令だよ」

と意外と普通?のお願いだった。

「そんなんでいいなら、いいよ」

「本當⁉️」

「いいよ、明日は何も用事ないし」

「やった〜〜‼️やったよ三春〜〜‼️

・・・あれ三春?」

「アハハ、死んだおじいちゃんが見えるな〜〜」

「三春〜〜⁉️起きて〜〜⁉️」

僕とあーちゃんが話している間、ずっと首を摑まれて

いたためか、意識が朦朧としていた。

・・この後、守山さんが復活してから必死にあーちゃん

が謝っていた。

その後、伊代とも合流して、僕らの家に向かった。

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