《僕と彼たちのありきたりなようで、ありきたりではない日常。》湊明日香編 コンフェッション?

「あーちゃん?」

「ゆーちゃんって誰か好きな人いるの?」

「いきなり、何を言うんだい?」

「真面目に答えて」

「今はいないかな」

・・と言うよりもこれから好きな人はいなくても

いいと思う。もうあんな裏切りは嫌だ。もしあのような

事が起きたなら、もう誰も信じないだろう。

「そう・・なら良かった」

「良かったのか?」

「うん、だって私にもまだ勝機があるってことだよね」

「勝機?なんの?」

「ゆーちゃん」

と気がついたらあーちゃんの顔がとても間近にあり

「これは後ろにいる3人への戦線布告だよっ‼️」

と頬に何かがあった。

「え?え、え、え」

「照れてるゆーちゃん可い〜」

「ちょ、ちょっとあーちゃん⁉️」

「ちなみにこれが私のファーストキスだよ‼️」

って事はやっぱり・・・

「じゃあねゆーちゃん‼️今日は楽しかったよ‼️

また學校で〜〜」

と當のあーちゃんは走って帰った。

「ちょっとあーちゃん⁉️早すぎでしょ」

「全く油斷も隙もないですね坊ちゃんは」

「そうですねお兄様」

といつの間にか2人が後ろにいた。

「伊代⁉️茜⁉️何してるの⁉️」

「お二人方のデートを見ていました」

「伊代様に同じく。あと守山様は湊様を追いかけて

お帰りになられました」

「へ、へぇ〜そうなんだ〜」

・・無論、3人が変わりがわり尾行していたのを

知っているが、ここでは言わない。

「で、お兄様。先ほどのキスの件を詳しく説明

していただけませんか?」

「ですね。坊ちゃん、説明責任がありますよ」

・・・このあと、2人にみっちり聞かれて、何故か

途中から説教になった。

その頃のあーちゃん

「うわ〜〜‼️やっちゃったよ⁉️どうしよう〜〜

わぁ〜〜‼️」

と悶絶していた。

そして夜

「疲れた・・」

2人から解放されたのは夜遅くだった。夜ご飯は

針のむしろにいるじで食べているがなかった。

その後、自室でゆっくりしているわけだが

「にしてもあーちゃんにはびっくりしたな」

まさかのキスだ。多分あーちゃんは自惚れではなく

僕に好意があるのだと思う。

「明日からはどんな風に接していけばいいんだ〜〜‼️」

・・分からん‼️今までそう言うのを見てこなかった

訳では無いが、ほとんどは家目當てだった。

ただ今回のあーちゃんのは違うとじた。

証拠がある訳では無いが、直でそう思った。

「でも僕は誰かと付き合えるのか?」

・・あの苦い思い出が蘇る。あの時の事件の為か

僕はに興味が無くなった。そもそも人と親しくなる

という行にも恐怖を抱くようになった。茜や伊代の

おかげもあり、1番酷い時からは立ち直る事は

出來たが、まだっこの部分では治っていない。

この學校にきて、あーちゃんや守山さんと會い

茜や伊代はこんな僕に想を盡かすこともしないで

僕が立ち直るまで一緒にいてくれた。

その人達の為に何が出來るのだろうか・・そして

「僕はこの學校で変われるのだろうか」

・・その思いが頭の中でぐるぐると回っていた。

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