《部活の後輩と付き合ってみた》の思いは何処に?

「平塚さん、待った?」

「そうですよ、こんなを待たせるなんて先輩は

流石ですよ」

「ごめんね。し準備に時間かかってさ」

「別に怒ってませんから、さぁ行きましょう」

と彼につられ帰路に著いた。

「今日は何にしようか?」

「そうですね・・鍋なんてどうですか?」

「いいね、でも2人で鍋かい?」

「言われてみればそうですね」

「じゃあ森達呼ぼうか。どうせ森は金欠だし、呼んだら

すぐ來るよ。あとは織田と與謝野さんかな」

「大人數で鍋ですか‼︎楽しみですね」

僕は2年生3人に連絡してみたら、全員參加という事に

なった。特に森は返信のスピードが異常に速かった。

僕の家は森が1番知っているため、後の2人の案

森に任せて、僕らは材料の調達をする事になった。

「何鍋にしますか?」

「平塚さんは何がいい?」

「キムチ鍋はいかがですか」

「森が辛いの一切ダメなんだ。いつもは水だきか

ちゃんこ鍋にしているかな」

「じゃあちゃんこ鍋にしましょう」

と僕らはちゃんこ鍋の材料をスーパーで買い揃え

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僕の家に向かった。

「大先輩〜〜‼︎2年生3人來ました‼︎」

と3人が來たので鍋を開始した。

「あれ何で平塚さんがいるの?」

と與謝野さんが不思議そうに聞いていた。

「理由は簡単です。私が國木田先輩の隣に住んでいる

からです」

「あ、そうか。そうじゃなきゃ看病できないか」

「それから毎朝、朝ごはんを一緒に食べてます。

先輩がどうしてもと言ってきたので仕方なく」

・・とあの時の喧嘩の流れを完璧に無視した事を

2年生に言っていた。

「そうなんですか大先輩?」

「大先輩やめようね?そうだよ、僕がお願いしたんだ。

だって朝からとご飯だよ?今日も頑張るぞって

やる気が出てくるよ」

・・まぁその分睡眠時間は減ったがな。

「そ、そうですか。てか先輩と平塚さんって

付き合ってないんですか?」

といきなり織田が弾を投してきた。

「な、な、な、何を言って、い、い、いるんですか?」

・・平塚さん、慌てすぎ。ここは年長者の僕が言うか。

「付き合ってないよ。第1この部活で部

だろ」

「それを言われると辛いです」

織田と與謝野さんが付き合っているのを知る人

幹部は僕だけ、後2年生だけのみである。理由としては

バレるとかなり厄介なのと、夏目が何を言うか

分からないという事からである。

「ましてや幹部が部していたら、それこそ

幹部クビになるね」

・・後々、この部止というのが大きな問題に

なっていくのだが、それはもうし後の話。

「・・・そうなんですね」

「って平塚さんどした?」

「いえ、ただ落ち込んでいるだけです」

「・・ちなみに大先輩は今好きな人はいるんですか?

この際、幹部とかは無視してください」

「う〜ん、今はいないかな」

「そうですか・・ホッ」

「平塚さん?今日大丈夫?なんかさっきから落ち込んだり

復活したり、大変だね」

「そりゃ々と、ありますから」

「大変だね、平塚さん」

「與謝野先輩分かってくれますか⁉︎」

「ああ、分かるよ‼︎だって同じ子だもんね‼︎」

「與謝野先輩‼︎」

「平塚さん‼︎」

と目の前で子2人が抱き合っていた。

と和やかに鍋が進んでいく中で今日、夏目に言われた事

を思い出した。

「俺は平塚を狙うぞ」

・・あの馬鹿は懲りないんだね。

僕自、平塚さんを好きだと思うが、それはlikeで

あって今はLoveではないだろう。

もし平塚さんが夏目と付き合っていたら、僕は最悪

クーデターを起こすかもしれない。

しかしそれは平塚さんを取られた悲しみなのか、

ただ夏目が憎いから、もしくはその両方なのかも

しれない。ただ部止という決まりがあって

それを幹部が破ったらマズイだろう。無論夏目だけ

じゃなくて僕も含まれる。だが織田の様に

付き合っている奴もいる。だが僕はそこまで用では

ないから厳しいだろう。

「・・・ぱい」

「・・・先輩‼︎」

「はい‼︎なんでしょうか」

・・しまった考え事に集中しすぎてしまった。

「どうしたんですか?先輩難しい顔してましたよ」

「いや、し夏目の事で考え事をしてた」

「・・先輩、大丈夫ですか?」

「夏目の事なんて無視ですよ」

・・流石に先輩つけようよ。と森が立ち上がり

「俺、今から先輩と飲み買いに行くけど何か

しいものあるか?」

「炭酸」

「お茶」

「私は大丈夫です」

「分かった。じゃあ行きましょう先輩」

「?うん、そうだね」

と何故か僕まで買い出しに付き合わされた。

近くのコンビニに行く道中

「で、先輩何かありましたか?」

「いや、特に無いが」

「ダウト、ですね」

「はっ?」

「先輩の、その顔とその聲のトーンでの何も無いは

俺信じませんから」

「いきなりどうした。また奢ってほしいのか?」

「いやいや、真面目な話ですよ。一応1年間先輩と

飯やアニメ鑑賞會をしましたからそれなりに先輩の

ことは分かっていると思います」

「はぁ・・実は夏目にとある事を言われてな」

「何を言われたんですか?」

と今日言われた事を森に話した。

「また、あの人は・・懲りないな」

「だろ、一応部止って知ってるはずたが」

「あの人はそう言うのを守りませんからね。先輩は

それでいいんですか?」

「何がだい?」

「主將に平塚さん取られて?」

「それに関しては平塚さんが決める事だし」

「本當にいいんですか〜?先輩はかなりのチキンで

ヘタレなのは部員全員が知ってますが・・」

「相変わらずの煽りだな」

「俺は先輩をいじったりや煽りを日々してますが

先輩が日々部活の為に頑張っているのを知ってますし

尊敬してますよ」

「やめてくれ、そんなかっこいい事じゃない」

「だから先輩が平塚さんと付き合うなら後輩一同

応援しますし、援護します」

「そうかい」

「無論クーデターを起こすなら手伝います」

「いやいやしないよ⁉︎何騒な事言ってるの⁉︎」

「いや、実は2年生が主將に対するヘイトが溜まり

過ぎて危ないのを、日々國木田先輩が逃したり

抜いてくれたりしてますから、今は大丈夫ですが」

「勘弁してくれ」

「なので先輩の信頼度はかなり高いです」

「そうか」

・・森の話を聞いている中でしは部活をやめないで

良かったと思った。しは僕がやってきた事を無駄では

なかったのかもしれない。

「森、ありがとうな」

「いえいえ先輩には日々お世話になってますから」

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