《部活の後輩と付き合ってみた》の都〜開幕編〜

そして平塚さんに都を案する日が來た。

「先輩〜〜朝ですよ〜〜‼︎」

と最近は勝手知ったるが誰の家というじで毎朝

僕の家にり込んでくる愉快な隣人平塚さん。

僕自も分かっている為、最近は來そうな時間に鍵を

開けている。

「今日は一段とテンション高いね・・よし。

朝ごはん出來たから食べようか」

「わ〜い。いただきます」

「いただきます」

と最早毎朝の習慣となっている一緒に朝ごはん。

森などの後輩からは奇妙な景と言われているが

平塚さん自があまり料理が出來ないという事実が

判明したので、2人分作っている。

そして朝ごはんを食べた後は平塚さんが洗い

してくれている。

「毎朝、ご飯を食べさせてもらってますから洗い

ぐらいはさせてください」

ということらしい。

・・というか晝ごはん以外はほぼ一緒に食べて

いるような気がするが、気のせいだろう。

「先輩、今日はどこに行くんですか?」

「平塚さんは行きたい場所ある?」

・・・因みに行きたかった恐竜展は先日大學帰りに

1人で行ってきた。やはりスピノサウルスは素晴らしい。

「淺草や上野、お臺場とかですね」

「じゃあそこに行こうか」

「はい‼︎」

とどうしたら、その3箇所を上手く回れるかを考えて

いたところ森からライムにメッセージが來た。

ーー愉快な後輩に注意

ーーどういう意味だい?

ーーすみません。それ以上は言えないです。

とそれ以降は返信がなかった。

まぁこの後、この森のメッセージが的中するのだが

それは暫く後の事。そしてこの都が良くも悪くも

僕らの関係を大きく変え、部活でさらなる波

巻き起こすのだがそれはまだ大分先の話。

お互いの準備が終わったのは9時頃。

「じゃあ行こうか?」

「そうですね」

・・今日のルートは上野から淺草に行き、最後に

お臺場だった。平塚さんがどうしてもお臺場が最後が

いいと言ったので、そのようなルートにした。

「今日がとっても待ち遠しいかったですよ〜」

「僕も久しぶりに遊べるからね〜楽しみかな」

とふと森の言葉を思い出した。

「夏目に取られないでくださいよ」

・・・余計なお世話だ。あの後、5日の部活の集まりに

平塚さんを呼べと夏目から連絡きたが、平塚さんは

実家に帰っていると噓をついた。あいつの場合

下心が見え見えというか、知っているので元々

平塚さんを呼ぶつもりは無かった。

(悪いが平塚さんを渡すつもりは無いね・・・

てかなんで僕はこんなに強になっているんだ?)

・・・自のどこからか湧いてきたに戸

ながらも、なんとなく悪くは無かった。

「先輩?どうかされましたか?」

「いや、今日はどこに寄ろうかなとルート検索

していた」

一方その頃、2年生3人組

「2人とも今日のルートは午前中に上野、淺草で

最後にお臺場だよ」

「よし、今日の俺らの使命はなんだ、森‼︎」

「先輩の路を徹底的にサポートだっけ・・・?

てか俺必要か?」

「だって森が國木田先輩の行1番分かっている

じゃないか?」

「それでかい・・・先輩、本當にすみません」

とお節介を焼こうとしていた。

どうなる都

何をする2年生3人組?

そしてどうなる2人の関係?

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