《部活の後輩と付き合ってみた》部活のお荷
なんとなく暗い気分で僕の部屋にきた僕ら。
「まず僕と夏目は同期の中でも一番早くから
部活にいる」
「それは聞いたことがあります。まさかった當初
から仲が悪かったのですか?」
「いやいや、最初はそれなりに上手くいってたさ。
先輩達に怒られながら男子1年生としつ頑張って
いたさ」
「じゃあ何で・・・」
「夏合宿でとある問題が起きたのさ。合宿では
先輩達の洗濯をしなきゃいけない。そん中で
僕らは同期で2つのグループを作った。片方が
寢て、片方が洗濯をする。次の日は代。初日は
僕のグループだった。とりあえずやったさ。そして
次の日、夏目のグループだった。あいつ何してた
と思う?寢てたんだぜ?自分の當番ほっといてさ。
その日は僕が仕方なくったさ。それから夏目は
毎日グループを無視して寢てたさ」
「・・・」
「それからかなぁ夏目と上手くいかなくなったのは
事ある度に対立してさ、先輩達に注意されてもお互い
引かなかった。そして春合宿さ」
「春合宿で何かあったんですか?」
「さて平塚さん、僕が君の前で手本を見せる時は
あっても、大は練習を見てるだけだよね?
何でだと思う?」
・・・これは僕にとっての最大の心の傷である。
実際、話すのもかなり勇気がいる。
「分からないです」
「僕はもう競技が出來ないのさ」
「そんな・・・」
「春合宿前に左膝の半月板を痛めてな。それ以降
バランスが取りにくくなり競技が全力で出來ないんだ。
だから君らの前で本格的に競技やらないでしょ?」
「確かに森先輩や織田先輩も國木田先輩にやってとは
言わないですよね」
「僕は春合宿前にそんなことになり、見學だが
合宿に行ったんさ。でも夏目は・・・あいつは僕には
こう言ったんだ・・國木田って部活のお荷って。
笑えるぜ、本人の前でそんな事言え・・・」
「・・・センパイ、もういいです」
「そしてあいつは次にってきた後輩達にも
お荷って・・」
「センパイ‼︎」
といきなり平塚さんに抱きつかれた。
「ひ、平塚さん?一何を?」
「センパイが苦しかったのは分かりましたから
もう話さなくていいです」
「僕はそ、そんな事ないよ?」
「噓ですよね?センパイ、泣いてますし」
「あっ・・」
自分の目のあたりをると微かに濡れていた。
・・・1年以上経ってもまだ整理がついてないのか。
「今は々忘れて泣いてください。なら貸します
・・・だから今は泣きましょう」
と平塚さんは笑顔でそう語りかけてくれる。
ーーだが僕は先輩だ。
ーー部活では3年會計としての國木田だ。
ーーその僕が泣くわけにはいかない。
ーー例え平塚さんの前であろうとも。
「先輩だからっていう理由なら卻下します。今目の前に
いるのは私の彼氏の國木田拓海ですから。先輩
では無いんですから」
「そうかな?」
「そうです‼︎たまには彼を頼ってください。
私はいつもセンパイに甘えているんですから」
「まさか平塚さんに言われるなんてね」
「そりゃセンパイを近くで見ていましたからね」
「そうか・・すまないがし貸してくれ」
「しとは言わずにいくらでも」
と僕は平塚さんに抱きついたまま泣いた。
・・・我ながらみっともないと思うが久しぶりに
大泣きした。
その間、平塚さんはずっといてくれた。
【書籍化】傲慢王女でしたが心を入れ替えたのでもう悪い事はしません、たぶん
「貴方との婚約は白紙に戻させて頂く」凍りつくような冷たい美貌のリューク・バルテリンク辺境伯は決斷を下した。顔だけは評判通りに美しいが高慢で殘酷な性格で、贅沢がなにより大好きという婚約者、ユスティネ王女……つまり私の振舞いに限界になったからだ。私はこれで王都に帰れると喜んだけれど、その後に悲慘な結末を迎えて死亡してしまう。気がつくと再び婚約破棄の場面に時間が巻き戻った私は、今度こそ身に覚えのない濡れ衣を晴らし前回の結末を回避するために婚約破棄を撤回させようと決意した。 ※ビーンズ文庫様より書籍版発売中です。応援ありがとうございました! ※誤字報告ありがとうございます!とても助かります。ひらがな多いのは作風ですのでご容赦下さい。※日間総合ランキング1位、月間総合ランキング2位、月間ジャンル別ランキング1位ありがとうございました!※タイトル変更しました。舊題「傲慢王女な私でしたが心を入れ替えたのでもう悪い事はしません、たぶん」
8 111売れ殘り同士、結婚します!
高校の卒業式の日、売り言葉に買い言葉でとある約束をした。 それは、三十歳になってもお互いフリーだったら、売れ殘り同士結婚すること。 あんなのただの口約束で、まさか本気だなんて思っていなかったのに。 十二年後。三十歳を迎えた私が再會した彼は。 「あの時の約束、実現してみねぇ?」 ──そう言って、私にキスをした。
8 171ルーズリアの王太子と、傾いた家を何とかしたいあたし
貧乏子爵家の長女として生まれたマリアはギャンブル好きの父、見栄をはる母、放蕩をする雙子の弟を抱え、二月後のデビュタントに頭を抱える14才。 祖父から堅実なお前にと譲られた遺品と鍵つきの祖父の部屋を與えられたものの、少しずつ減らさざるを得ない寶物に嘆きつつ何とかしたいと努力していたが、弟に部屋に侵入され、祖父の遺品を盜まれた時にブチキレた! 一応、途中の內容の為に、R15を入れさせていただきます。
8 181悪役令嬢は趣味に沒頭します
前世の記憶を持ったまま乙女ゲームの世界に転生した。 その転生先が何をしても死が待っている悪役令嬢。 いやいやいやいや、せっかく前世の記憶があるので 死亡フラグは回避させていただきたい。 そして、あわよくば前世の趣味だった音楽で有名になりたい。 この物語は、悪役令嬢のはずのリリア・エルディーナが フラグガン無視で自分の趣味に沒頭する物語です。 注:乙女ゲームのヒロインは途中から登場しますが物凄くイライラしますのでお気をつけください。 ですが、仕事や學校などなどいろんなストレスを抱えてる人にはすっきりできるくらいのざまぁwがございますので安心して下さいませ。(笑) ・ ただいま、アルファポリスにて最新話更新中
8 129僕と彼女たちのありきたりなようで、ありきたりではない日常。
高校2年生という中途半端な時期に転校してきた筧優希。彼は転校前に様々な事があり、戀愛に否定的だった。 しかしそんな彼の周りには知ってか知らずか、様々なな女子生徒が集まる。 ークールなスポーツ特待生 ーテンション高めの彼専屬のメイド ー10年間、彼を待っていた幼馴染 ー追っ掛けの義理の妹 果たして誰が彼のハートを射止めるのか? そして彼はもう一度戀愛をするのだろうか? そんな彼らが織りなす青春日常コメディ 「頼むから、今日ぐらいは靜かに過ごさせて・・・」 「黙れリア充」と主人公の親友 ✳︎不定期更新です。
8 115先輩はわがまま
岬次郎(さきじろう)は、一人暮らしの大學二年生。 それなりに満喫していた大學生活で、彼には悩みがあった。 それは、わがままで自分勝手な先輩、間宮御子(まみやみこ)に事あるごとにちょっかいを出される事。 しかし、そんな先輩の様子がおかしい? 果たして、先輩と次郎に何があったのか! わがままで自分大好きな年上の先輩とのドタバタ日常ラブコメディー! 毎日更新中!
8 137