《部活の後輩と付き合ってみた》が不機嫌な理由

とある休日

いつものように僕の家に朝から平塚さんはいる。

ただ・・・何故か最近は機嫌が悪い。

・・・僕が平塚さん本人に聞いても

「それはセンパイが分かるまで教えません」

の一點張りで教えてくれない。

さて、どうしたものかね?

「あの・・・平塚さん、どうしてムスッとして

らっしゃるのですか?」

と低姿勢で聞いても

「それはご自分のに聞かれたらいかがですか?」

と返され

「平塚さん〜〜大好のプリン出來たよ」

「わぁ〜〜‼︎

・・・じゃなくて、フン‼︎」

と好でも釣れない。

でも、森や織田等、僕らの事を知っている前では

普通にしている。

「・・・謎だ」

待て待て僕は何をやった⁉︎

全然記憶にないぞ・・まさか酒に呑まれて僕は・・・

というかいつもギリギリまで呑まないよな?

なんだ?飯か?日頃の行か?

「・・・まったく分からん」

とその日の午前は過ぎていった。

そして午後

僕は晝ごはんを作りながらまだ考えていた。

・・・最近、平塚さんに構っていなかったか?

待て待てほぼ毎日授業以外は一緒にいるよな。

だが試しに

「平塚さん、最近僕が構ってないか・・・」

「違いますよ、センパイ」

の子の・・」

「先輩にはデリカシーがないのですか?」

と目が笑ってない笑顔で言われた。

・・怖‼︎今までで1番聲が低いよ⁉︎

「まさか先輩、本當に分からないのですか?」

「すまん、分からん」

「はぁ〜まったく先輩という人は・・・」

「鈍ですみません・・・」

だって本當に分からないんですもん・・・

「・・・え」

「はい?」

「名前です‼︎」

「え?」

「だから先輩が‼︎私の事を呼ぶときです‼︎」

「平塚さん・・・・あっ、名字だから?」

「やっとですか・・鈍すぎますよ。

私だから許しますが、私だから‼︎」

「2度言ったね」

「重要なので・・・でセンパイ?」

「本當に呼ばなきゃ駄目?恥ずかしいのだが・・」

「そんなの知りません‼︎私だってセンパイに

抱きつくの恥ずかしいんですから‼︎」

「そうなの⁉︎」

・・・何それ、僕初耳なんだけど

「なので、おあいこです。さぁさぁ‼︎」

・・・いつも恥ずかしながら抱きついてくるとは僕は

知らなかった。なら僕もそれに応えなければ先輩

だけではなく、彼氏として駄目だろう。

「七海・・・さん」

「結局、”さん”は付くんですね」

「すまん、これが今の僕の限界かな」

「まぁいいです」

「まさかずっと下の名前で呼ばないから機嫌が

悪かったの?」

「そんなにですか?」

・・・そりゃかなり骨に

「自覚ない?」

「・・・しは。だって私はセンパイの彼

なったんですから他の人から呼ばれない呼び方を

されたいじゃないですか」

「そうか・・じゃあ改めてよろしくね

・・・七海さん」

「はい‼︎こちらこそ〜〜‼︎」

と僕のに飛び込んできた。

「おっとと」

と僕は多よろけるものも、七海さんを抱きしめた。

「ち、ちょっとセンパイ⁉︎」

「あれ慌ててる?」

「そりゃいきなり抱きしめてきたんですから・・・」

「いきなり飛び込んできたのは君だよね?」

・・・まぁ僕も恥ずかしいのだがな。

「センパイのクセに生意気です‼︎」

「よ〜し、よ〜し」

と僕は七海さんの頭をでると

「も、もう〜〜‼︎」

と文句を言いながらも大人しくなった七海さんであった。

今日の報告

呼び方

平塚さん→七海さん

に変化した。

    人が読んでいる<部活の後輩と付き合ってみた>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください