《部活の後輩と付き合ってみた》激突

問題は直ぐに起きる。

次の日の朝早く夏目から連絡があった。

「今日部室に來い」

とあった。

そして僕は言われた通りに部室に向かった。

「で、夏目話ってなんだ?」

「お前は平塚とどんな関係なんだ?」

と単刀直に聞いてきた。

「ただの部活の先輩と後輩だが」

「昨日のあれは明らかにただの先輩後輩に見えないが」

「そりゃ、同期がしつこければ後輩に助け舟を出すのは

當たり前だろ」

・・・多分あれなら他の同期もそうしたはず。

そして柳田先輩もそうしただろう。

「しつこくとは心外だな。俺はただ後輩と飯を

行こうと思っていただけだ」

子の後輩だろ。たまには男子をさそえよ。

司馬君や森、織田もいるだろ」

「昨日はたまたま平塚と飯に行きたい気分だった」

「はっ、よく言うぜ。子の彼氏いない後輩としか

飯に行かないくせに」

「たまたまだろ。で、お前は平塚とどんな関係

なんだ?」

「2度も言わせるな。後輩と先輩だけだ」

「もしそうなら俺が平塚と付き合っても構わないな」

ガッ‼︎

僕は夏目の服の襟を摑んでいた。

「おいおいどうした?」

「お前はまた部活に問題を持ち込むのか‼︎

昨年僕らはそれで酷い目にあったよな⁉︎」

「俺は主將だぜ?主將の補佐のためにお前らが

いるんだからさ。だってお前柳田先輩に

言われたんだろ?補佐が似合ってるってな‼︎」

「テメェ‼︎」

と僕らが一即発になりかけたところに

「お前ら、何をしているんだ‼︎」

と丁度來た同期や後輩の男子に抑えられ

その場は何も起きなかった。

「お前ら、仲が悪いのは分かるが喧嘩はマズイ

だろ・・・しかも幹部だろ」

と僕と夏目は4年の先輩から説教されていた。

「というか夏目・・・お前は昨年の失敗をまた

やるつもりか?」

「俺はただ後輩と仲良くするためです」

「噓つくな」

「黙れ、お荷

「2人ともやめろ」

と先輩に止められた。

「幹部のトップ2人がこれかよ・・・人選

間違えたか・・・?」

と先輩が頭を抱えていた。そんな先輩を見て

大変申し訳なくなった。隣の夏目をチラッと見た

ところ、イライラしているようだった。

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