《部活の後輩と付き合ってみた》あら〜

プルル〜

「拓海?どうした?」

と僕の親父が出た。

「あっ、親父。今時間ある?」

「時間あるが」

「なんか彼のお父さんが親父と話したいんだってさ」

「・・・まさかお前、にん」

「させてないわ⁉︎」

この親はいきなり騒な・・・

「くっ、孫はまだ先か・・」

「親父は僕がそこまで節がないように思うのか?

というかまず結婚が大分先だよ」

「俺のころなんて・・・」

「親父の武勇伝は聞き飽きたよ・・・

変わるよ」

「ああ、そういえば相手の名字は?」

「平塚だよ」

「平塚か・・・?まさかな

まぁいいや、変わってくれ」

と電話から離れて、スマホを七海のお父さんに渡した。

そしてその時、會話が聞こえるようにモードを切り替えた。

「お前が拓海くんの両親か?」

とドスの効いた聲で始めた。

・・・お父さん、それはまるで借金の連帯保証人に

電話をするヤ◯ザです。

「お前、平塚か?」

・・・あれ親父、知ってるの?

「ま、ま、ま、まさか・・・」

と七海のお父さんをみると顔が真っ青になっていた。

・・・どうやら2人は知り合いのようだ。

「く、く、國木田大先輩⁉︎お、押忍‼︎」

と電話越しに頭を下げていた。

「やっぱり、お前か〜平塚。元気してたか?」

「は、はい‼︎自分は元気です‼︎大先輩はお

大丈夫ですか?」

「俺は大丈夫だ。あれ、今お前どこにいるんだっけ?」

「自分は名古屋に住んでいます‼︎」

「そうか〜名古屋か‼︎そういえば最近旨い酒が

手にったから飲まないか?」

「はい‼︎是非よろしくお願いします‼︎」

というと七海のお父さんはスマホを持ち、リビングから

出て行った。

「・・・」

「・・・」

といまいち狀況が読み取れない僕と七海。

「あらあら相変わらず國木田先輩には頭が

上がらないのね〜」

と懐かしそうに語る七海のお母さん。

「お母さん、これはなんなの・・・?」

と七海が不思議そうに聞いた。

「パパね〜拓海くんのお父さんの部活の後輩なの〜」

「・・・」

「・・・」

と口が開いたまま閉まらない僕ら。

「あら、2人とも固まっちゃって〜〜

そんなに驚く事かしら〜〜?」

「「驚くよ‼︎」」

「あらあら息ぴったりね〜

さすが人同士~」

「いやいやお母さん!?私全然理解が追い付いて

いないんだけど説明してよ?」

・・・と若干興気味の七海。

「ああ、パパと拓海くんのパパとの関係?」

「それ以外にも聞きたいことあるけど

まずはそれを話して!」

「なると拓海くんも知らなかったのかしら?」

「すみません僕も初耳です。

あまり家に両親がいなかったものですから・・・」

「確かにあの人は々と凄い人だったわね~」

と懐かしそうに語る七海のお母さん。

「・・・お母さん、1人で懐かしそうに振り返らないで

きちんと説明して」

「はいはい、もうせっかちは彼氏に嫌われるわよ~?」

「うるさい・・・早く」

「はいはい、じゃあ話そうかしら」

と當時のことを語りだした。

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